いとこへ贈る結婚祝い 知っておきたい結婚式&結婚祝いのマナー

従兄弟・従姉妹との関係性は人によって様々。兄弟や友達のように仲の良い人もいれば、年に数回会う程度という人もいるかもしれません。友人とも家族とも違う「いとこの結婚」については、意外とわからないもの。
結婚式には出席すべき?ご祝儀袋に包む金額はいくら?おすすめの結婚祝いギフトを紹介する前に、まずは知っておきたいマナーや注意点について確認しておきましょう。
■いとこは結婚式に招待するものなの?出席すべき?
いとこを結婚式に招待するかどうか、特に明確なルールはありません。そのため、自分が呼びたいかどうか、親同士の関係性などで決めていることがほとんどです。
もし招待された場合、問題なく出席できるなら早めに返事を出しましょう。あまり付き合いがなくて出欠に悩む場合は、ご両親に相談してみるのがおすすめ。新郎新婦が呼ぶゲストのバランスや、親戚付き合いなど様々な事情があるかもしれないので、確認した上で判断するのがベターです。
■いとこの挙式を欠席する場合のマナー

いとこの結婚式に限らず、招待された式には極力出席するのがマナー。しかし事情によっては、どうしても欠席しなければならないこともありますよね。
招待状を受け取る前に欠席を伝えていた場合は、ご祝儀を包まなくても問題ないといわれています。その代わりに祝福の気持ちを込めたお祝いギフトを贈れば、きっと相手も喜んでくれますよ。では招待状を受け取った後に欠席を伝えなくてはならない場合、どのような点に注意すればよいでしょうか?
欠席の連絡はいつまでにすればいい?
欠席の連絡はできるだけ早めにしておくのがベスト。挙式まで1か月を切っての欠席連絡は新郎新婦にも迷惑がかかるため、よほどの事情がない限りNGいうことを覚えておいてくださいね。
欠席連絡でハガキを返信する場合は、謝罪の文言も付け加えておきましょう。またハガキだけでなく、電話やメールなどで相手に直接連絡をしておくのがおすすめ。お断りの連絡だからこそ、より丁寧な対応が必要になります。
欠席した場合ご祝儀はどうする?
式を欠席する際のご祝儀は、どのタイミングで欠席を伝えたかによって異なってきます。招待状で欠席を伝えた場合には、1万円程度のご祝儀やお祝いギフトを贈るのが一般的。
招待状で出席と伝えた後で欠席する場合は、式に出席する時と同程度のご祝儀を渡すのがマナーです。また自分の式に参列してくれたいとこの結婚式に欠席する場合にも、式に出席する時と同じ金額を包んでおくとよいでしょう。
欠席する場合はご祝儀と合わせてメッセージを送ろう!
結婚式に出席できなくても、事前にご祝儀やお祝いギフトを贈るのが基本のマナー。また式当日におしゃれな電報を送ると、サプライズ感もあって、より一層喜んでもらえることでしょう。
今までは疎遠だったいとことも、結婚し家族が増えれば、お互い助け合えることも増えるかもしれません。結婚式の出欠席に関わらず、大切なのは相手を思う気持ち。ちょっとした配慮で、あなたのお祝いの気持ちがもっと伝わりますよ!
■いとこの挙式に出席する場合のマナー

いとこの結婚式に出席する場合、ゲストではなくあくまでもホスト側の出席者だということをお忘れなく。あまり堅苦しく考える必要もありませんが、新郎新婦に恥をかかせることのないよう、落ち着いた行動を心がけましょう。
また服装についても注意が必要。新郎新婦の両親や、兄弟・姉妹よりも目立ってしまうような服装は避けておくのがベターです。
■ご祝儀の相場は?

一般的なご祝儀の相場は3万円から5万円といわれていますが、新郎新婦との関係性によって変わってきます。他にも自身の年齢や結婚しているかどうか、地域によっても様々。
例えば北海道の場合、結婚式は会費制が多く、別途ご祝儀を用意することはほとんどありません。そして沖縄では、どんなに親しい間柄でもご祝儀の平均相場は1万円。ここからは、基本的なご祝儀のマナーについて解説いたします。
ご祝儀の大原則
ご祝儀の金額は、3万円や5万円などの奇数で包むのが一般的。偶数は割り切れることから「別れ」を連想するため、結婚式には不向きとされています。ただし2万円はペア、8万円は末広がりを意味することから縁起が良いという考え方も。
他にも4万円(死)、9万円(苦)は避けた方がよい金額。またご祝儀に使用するお金は、できる限り新札を用意することも基本のマナーです。
【シーン別】ご祝儀の相場
結婚式は世帯ごとに招待されるケースがほとんど。あなたが未婚で父母と一緒に出席する場合は、ご祝儀も連名で包むのがよいでしょう。金額相場は5万円から10万円ですが、具体的には両親と相談おくのがおすすめです。
あなたが既婚の場合、夫婦そろって参列するならふたり分のご祝儀が必要。目安は5万円から7万円ほど。お子様連れで出席するのであれば、中学生以上は大人ひとり分とカウントしておくのが一般的です。
■いとこに贈る結婚祝いの相場やマナー

親しい間柄のいとこなら、ご祝儀とは別にプレゼントを渡したいという人も多いでしょう。また最近では結婚式をあげないカップルや、パーティーだけでカジュアルに済ませるというカップルも多く、ご祝儀よりもプレゼントがふさわしいケースもあるかもしれません。
ここからは結婚祝いのギフトについて解説。プレゼントを贈るタイミングや、贈り物にふさわしくないアイテムなど。いとこに限らず、様々なシーンで活用できるマナーをご紹介いたします。
気になる結婚祝いのプレゼント相場
いとこへの結婚祝いギフトの相場は1万円程度。相手との関係性によっては3万円と奮発したり、兄弟や他のいとこ同士でお金を出し合ってプレゼントを贈ってもいいかもしれません。
ご祝儀とは別にプレゼントを用意したい時。例えば夫婦で式に参列するなら、ご祝儀5万円+プレゼント1万円のように、ご祝儀+贈り物の金額が一般的な相場に収まっていればOKです。
結婚祝いを贈るタイミングは?
結婚祝いは招待状を受け取ってから式の1週間前まで、できるだけ早めに贈るのがよいでしょう。万が一遅れてしまう場合でも、結婚式から1か月以内に贈るようにしておきたいですね。ただし、式の当日や直後はできれば避けて。荷物になったり、新婚旅行で不在だったりと相手に負担をかけてしまうかもしれません。
結婚式を挙げないカップルには、結婚の報告から1か月以内に贈るのが一般的。せっかくのプレゼントですから、贈るタイミングにもしっかり配慮しましょう。