結婚記念日と入籍日は違うものなんです
実は結婚記念日と入籍日は違うものなんです。いつを結婚記念日にするか、どんな風にお祝いするかは夫婦によって変わります。
結婚記念日は、2人の新しいスタートを祝う特別な日。入籍日も社会的に2人が夫婦と認める大事な日です。でも大事な日が2つもあると、どちらも特別な日なのか、それとも別々に考えた方が良いのか悩んでしまいそうですね。
今回は結婚記念日と入籍日の両方を解説しながら、その違いはどこにあるのか、そして豆知識まで紹介していきます。これから結婚を控えているカップルはいつを結婚記念日にするか自由に決められますし、夫婦にとっては一年で一番大切な日を決めることができますよね。
結婚記念日と入籍日の違いは?
そもそも結婚記念日と入籍日はどう違うのでしょうか?それぞれの日にしなければいけないこともあるのか気になる人もいるかもしれませんよね。
結婚記念日も入籍日もある程度は自分たちで決められる部分があります。結婚記念日と入籍日を一緒にしてしまうというのも、もちろんOKです。
カップル、夫婦にとってかけがえのない日はいつにするかは自由に選ぶことができるんですよ。
■必ずしも結婚記念日=入籍日では無い!
結婚記念日と入籍日と同じ日にする、という決め方が一番多いようです。でもこれまで結婚記念日と入籍日について見てきたように、結婚記念日と入籍日は一緒にしなければならないというルールはどこにもありません。
ただ、入籍日が正式に家族になったという印象を持つ方が多いのは事実で、そういう傾向から入籍日と結婚記念日が同じ日という方も多いです。
その他だと、挙式日を結婚記念日にしたりするなど祝福してもらった日を結婚記念日にしたいという方も多くみられます。
■結婚記念日は自分たちで決められる
意外なことに、結婚記念日は自由に決めることができます。入籍日を結婚記念日にしてもよいし、挙式日を結婚記念日にするという決め方もあります。
ただ、結婚記念日を決めてしまうとあとは修正はききません。お互いが納得できる理想の日を、日頃から相談しあうということも良いですね。
■入籍日は社会的に夫婦と認められた日
入籍日は法律的にも、「夫婦になった」と認めてもらえる日で、この日を結婚記念日にするという方が、統計では一番多くみられます。
やはり、社会的にも認められたと考える方や、入籍日こそが夫婦のスタートと考える方もいて、結婚記念日を決めるうえでは特別な意味を持たせやすい日でもあります。
入籍日を結婚記念日とする場合は、入籍日をいつにするかということが重要になってきますね。
■挙式日=結婚記念日とする人も♪
入籍日の次に結婚記念日の候補に挙げられるのが挙式日。結婚式ではたくさんの方に祝福されることからこの日を結婚記念日にすることで、多くの人に2人の特別な日を覚えていてほしいという気持ちもありますね。
入籍日よりも挙式日の方が2人が結ばれた日という感じを持っている方が、挙式日を結婚記念日にする傾向にあります。
入籍日と挙式日、あなたにとってはどちらが家族のスタートでしょうか?もちろん答えはありせんし、どちらも大切と思う方もいらっしゃるので、ここは人それぞれといったところです。
■語呂合わせや二人だけの記念日=結婚記念日の人も♪
入籍日や挙式日を結婚記念日にする方が多いことを見てきましたが、ユニークな決め方をする家族も。
例えば猫が大好きなので2月22日にしたという夫婦も。2月22日で「にゃんにゃんにゃん」で、猫が大好きな夫婦に人気の結婚記念日です。
そのほかには11月22日で「いい夫婦」など、ごろ合わせで決めることもできるのが結婚記念日の面白みでもあります。
結婚記念日とは?
結婚記念日は自由に決められるものです。入籍日を結婚記念日にする方もいれば、挙式日を結婚記念日にするなど結婚記念日は必ずこの日でなければならないという決まりはありません。
では実際、結婚記念日は何のために行い、どんなことをするのか説明します。結婚記念日のルーツを知ることで、結婚記念日に対する考えが新鮮なものに感じるかもしれませんね。
■夫婦の愛を確かめ合う日♪
結婚記念日は1年に1回。毎年ありますが、この記念すべき日には夫婦の愛を確認したいですね。
結婚記念日をもとに考えるお祝い、「銀婚式」や「木婚式」などは結婚記念日から何年が経過しているかでその呼び名も変わってきます。50年目は金婚式で、70年目にはプラチナ婚式。うれしいお祝いですね。
そう考えると結婚記念日を決めるということは、何か特別な意味を持つ日に決めたいですね。
■お互いの存在に「感謝」の気持を伝える日
結婚記念日はお祝いをするという方も多いです。プレゼントを渡したり、どこか旅行に行ったりなど結婚記念日の楽しみ方も色々。
一番大切なことは、「一緒にいてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えることです。普段は照れくさくてなかなか言えないことかもしれませんが、この日なら何回でも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたくなりますね。
■イギリスが発祥の文化
結婚記念日はイギリス発祥。何気なく口にする銀婚式や金婚式という言葉も、実は「イギリス式」なのです。
15周年までは毎年お祝いがあり、その後は5年刻みでお祝いがあります。20周年は磁器婚式、25周年は銀婚式…といった感じです。
1年目は紙婚式、5年目は木婚式など日本らしい名前だと勘違いしてしまいがちですが、40周年からはルビーやサファイア、ダイヤモンドなど宝石の名を冠した結婚記念日が登場。
イギリス発祥らしさがでていますね。
■明治天皇の「銀婚式」で一躍有名に♪
明治天皇は明治27年に銀婚式を挙げられました。そのときは日本国内のみならず諸外国からも祝書や祝詞を受け、お祝いがなされました。
この後に、銀婚式をはじめとする結婚記念日が一般に広く知られたとされています。
入籍日とは?
結婚記念日と比べて入籍は役所に行って申請するもので、ちょっとお堅いイメージがありますね。それでもその日から2人は夫婦として認められるわけで、こちらも特別な日になります。
入籍日にもこだわりを持った方もいれば、そうでない方もいます。入籍日を決める前に、まずは入籍についての基礎知識を見てみましょう。
■婚姻届けが役所に受理された日
入籍日とはどのように決まるのでしょうか。役所に婚姻届けを出して処理が終わった日が入籍日?いや、そんなことはありません。
基本的にその場で受理がされるので、届け出た日が入籍日となります。ということで、入籍日を考える際は、婚姻届けを役所に出す日が重要になってきます。
■自分たちで365日好きな日に入籍が可能♪
土日は、役所は閉まっているイメージがありますが、婚姻届けに関しては提出先が確保できれば、土日祝日でもOKです。もし、平日限定ならば「仕事の都合が…」「次の土曜日を入籍日にしたかったのに…」となりかねませんが、そのような話は聞いたことがありません。
年中いつでも入籍日にできますが、休日のときの提出先の確認や書類のチェックは忘れずに行いましょう。1年に1度の大切な日、こだわるならば確認作業を徹底(てってい)したいところです。
婚姻届けの豆知識を紹介!
結婚式と違った感覚になる婚姻届け。華やかな結婚式と比べると、婚姻届けは役所で事務的に行うものと考えてしまいがちです。
でも婚姻届けは2人のスタートでもあり、この日をどうとらえるかは婚姻届けがどのようなものなのかを理解しているかにかかってきます。
ここでは婚姻届けにまつわる豆知識を紹介します。これで婚姻届けも特別な想いをもって提出できますね。
■婚姻届けは365日、24時間受付可能♪
婚姻届けは役所に出しますが、書類に不備がなければそのまま受理され提出した日が入籍日となります。
入籍日を結婚記念日にしたいという方も多く、婚姻届けの提出は土日祝日でも可能です。ただ、役所によっては、時間外受領を行っていないところもあるので事前に確認しておきましょう。
■婚姻届けは互いの本籍地、所在地で提出を!
本籍は、新しい戸籍の所在地ですがこちらは何かあったときに来られる所在地にしましょう。この「所在地」は一時的な滞在地も含まれるため、国内の有名地で結婚式を挙げ、そのまま近くの役所に婚姻届けを提出することもできますが、注意点もあります。
戸籍謄本(こせきとうほん)が必要になったとき、遠方だと何かと不便になります。そのため、新居の住所を所在地にする方も多いですよ。
■証人は2人の婚姻の事実を知っている20歳以上の人にお願いを♪
婚姻届けには「証人」を記載する部分が。この証人ですが、20歳以上であれば誰でも良いことになっています。
つまり友人や兄弟でも、証人になることができます。それでも証人は両親に頼む、という方が多いです。
■届けを提出するのは代理人でも可能!
2人のスタートを社会的にも認めてもらえる入籍日。婚姻届けは書類の名前ですが、この書類に書かれていることがそのまま役所に記録されることになる大事な書類です。
婚姻届けはほとんどの方が自分たちで提出しますが、なかには事情があって婚姻届けを役所に提出できないという方も。
そんな場合は代理人に頼むという方法があります。ただ可能なのは提出だけで、修正が必要な場合は代理人には何もできることはありません。
大丈夫と思っていても修正があるかもしれません。できることなら自分たちで提出した方が良さそうですね。
結婚記念日と入籍日は二人にとって特別な日♪
結婚記念日と入籍日を一緒にしてしまう方もいれば、ごろ合わせで結婚記念日を決める方法も有りだったりと、結婚記念日に対する印象も大分(だいぶ)違ってきましたね。
入籍日も結婚記念日と同じくらい大切で、こちらは役所での手続きをすんなりと終わらせたいもの。結婚記念日と入籍日を決めることも大事ですが、その後も2人で毎日幸せに過ごすことが一番の記念日になりますね。