金婚式は家族みんなでお祝い♪
50年間という半世紀にわたる長い夫婦生活をお祝いする「金婚式」。結婚生活は、楽しいこともあれば大変なこともやってくる、山あり谷ありの毎日。ふたりの子どもたちや孫たちが存在するのも、そんな日々を乗り越え、長年連れ添ったふたりがいたからこそ。ふたりが変わらず健在でいてくれることに感謝し、家族みんなでお祝いしましょう!
金婚式とは?
結婚記念日のお祝いとして有名な「金婚式」ですが、いつお祝いするものなのか、その由来など基本的な知識をおさらしいましょう。ご両親の結婚記念日を確認して、間違いのないよう金婚祝いを企画してくださいね。
■結婚記念から50年を迎えた時のお祝い♪
金婚式は、50回目の結婚記念日を祝う風習を指します。仮に25歳で結婚したとしたら、金婚式を迎えるのは75歳。夫婦ふたりともが健康で仲良く過ごしていることが必要不可欠です。誰もが当たり前に迎えることができるお祝いではないからこそ、家族や仲間も一緒に盛大なお祝いをしたいものですね。
【コラム】金婚式の次は…??結婚記念日一覧表で夫婦のあゆみをチェック
1周年:紙婚式
2周年:綿婚式(藁婚式)
3周年:革婚式
4周年:花婚式
5周年:木婚式
6周年:鉄婚式
7周年:銅婚式
8周年:ゴム婚式
9周年:陶器婚式
10周年:錫婚式(アルミ婚式)
11周年:鋼鉄婚式
12周年:絹婚式
13周年:レース婚式
14周年:象牙婚式
15周年:水晶婚式
20周年:磁器婚式(陶器婚式)
25周年:銀婚式
30周年:真珠婚式
35周年:珊瑚婚式
40周年:ルビー婚式
45周年:サファイア婚式
50周年:金婚式
55周年:エメラルド婚式
60周年:ダイヤモンド婚式
70周年:プラチナ婚式
金婚式を迎えるまでに多くの記念式を迎えてきた夫婦。次は55回目の「エメラルド婚式」です。これからも元気で過ごしてほしいものですね。
■金婚式が日本に伝わったのは明治時代!
日本では昔から結婚記念日を祝う習慣があったわけではなく、元々はイギリスで始まった文化といわれています。それが明治時代に日本に伝わり、明治天皇が自身の銀婚式のお祝いを行なったことをきっかけに、だんだん一般人にも広まっていったものです。
■夫婦だけでなく家族にとっても特別な日!
金婚式を迎える頃には夫婦は高齢になっていることから、ふたりの子供や孫、もしかしたらひ孫もいるかもしれません。金婚式は、子供たちにとっても「苦楽を共にしたふたりがいてくれたから、自分たちが今こうして存在している」と実感する良い機会です。ふたりが健在でいてくれることに感謝し、家族みんなにとって特別な1日になるお祝いをしましょう!
■「金色の輝きを得た豊かさ」の意味がこめられている
長く結婚生活を共にしていると、良いことばかりではなく困難もたくさんあったでしょう。それらを乗り越えてきたふたりは、何物にも代え難い強い絆で結ばれているはず。金婚式には、そんな夫婦に対して「金色の輝きを得た豊かさ」という意味も込められています。
金婚式のお祝いポイント7つを紹介♪
最近では、金婚式を迎える夫婦を、その家族や親しい間柄でお祝いするのが一般的です。どんなお祝いが喜ばれるのか、またその予算など気になるポイントをご紹介します。
■お祝いの平均予算は2~3万円!
銀婚式など結婚記念日をお祝いする機会は他にもありますが、その中でも金婚式は特別大きな節目です。少し奮発してお祝いを贈ったり、お祝いする家族でそれぞれお金を出し合ったり様々ですが、平均的には2~3万円が多いようです。金一封を包むという場合もあるようですが、最近は記念品を贈ったり、旅行や食事をプレゼントするなどが主流です。
■子どもたちが中心となって式の準備を!
主役のふたりは高齢な場合が多いので、できるだけ負担をかけないよう、子供たちが中心となってお祝いの準備をしましょう。兄弟がいるならそれぞれ連絡調整しながら、みんなで集まれる日をつくれると良いですね。孫たちにも何か企画してもらえるよう提案するのもおすすめです。親しい知人を招きたいなど、本人たちの希望も聞くことを忘れずに。
■金婚式の祝辞では感謝の言葉を!
いざお祝いが始まったら、祝辞としてふたりに向けて感謝の言葉を伝えましょう。なかなか普段は伝えられない気持ちも、イベントだからこそ素直に言えそうです。主役のふたりも、感慨深く聞き入ってくれるはず。印象に残っている思い出や今だから言える告白など、普段は話さないことも伝えるといっそう盛り上がるかもしれません。
■贈り物は夫婦で使える物が喜ばれる秘訣
記念に何を贈れば良いか迷ってしまう時は、実用性のあるプレゼントがおすすめです。ただし、家電など使い方を覚えるのが大変そうなものは避けましょう。タブレットなどを「便利だから」と贈っても、使い方がわからないと無用の産物になってしまいます。例えば夫婦お揃いの箸やマグカップ、茶碗など毎日使うものがベストです。
■贈り物にメッセージカードを添えると◎
記念品だけ贈るよりも、お祝いの言葉をこめたメッセージカードや手紙も一緒に渡してみましょう。家族それぞれから心のこもった手紙がもらえたら、もしかしたらそれが1番の思い出になるかもしれません。小さなお孫さんには似顔絵やイラストを描いてもらうなど、手作り感あふれるメッセージギフトはより嬉しいプレゼントになるはずです。
また、会社や仕事などのつながりのある型であれば、関係者からのメッセージを寄せ書きした色紙やメッセージボードを贈られてみてはどうでしょう。より記念品らしさが増し、仕事の功績を讃えた気持ちにもなれそうですよね。
■金婚式では夫から妻へ贈り物の風習が♪
金婚式ではその名前にちなんで金製品を夫婦で贈り合う習慣がありますが、最近では夫から妻へ贈り物をするケースが多いようです。特に高齢になってくると、改めて妻へプレゼントをする機会というのはなかなかないものです。照れくさくて今更プレゼントなんてできないという場合も。その場合は、家族が協力してプレゼント選びなど手助けしてあげて、みんなで夫・お父さん(おじいちゃん)から妻・お母さん(おばあちゃん)へのサプライズをしましょう!
■主役の二人は正装で招待客のおもてなしを♪
自宅やレストランなどに親しい方などを招待する場合、主役のふたりは正装してゲストをお迎えしましょう。もちろん体調や身体の負担を考慮しながらですが、お招きしたゲストと団らんしたり、おもてなしの心で接しましょう。周りの家族は、ゲストに気配りなどのサポートをしてあげてくださいね。もちろん招待客のみなさんの服装にも気を配るようにしましょう。
金婚式にふさわしい贈り物を用意しよう
結婚記念日のうち、もっとも重要といっても過言ではない金婚式。お祝いのプレゼントも豪華なものを用意したいものです。ケーキ、花束、お祝い旅行、金杯などさまざまなものがありますが、贈る相手の好みも考えることも大切なポイント。下のリンクでは、金婚式向けのおすすめギフトをいくつか紹介しています。プレゼント選びの悩みを解決する素敵な商品が見つかるかもしれませんよ。
金婚式のお祝いで気をつけたいこと!
主役をお祝いしたい気持ちはとても大切ですが、くれぐれも高齢のふたりに無理をさせてはいけません。あらかじめ心に留めておきたいことや注意点をまとめました。
■金婚式の日取りは主役の二人の体調が第一!
まずお祝いする日取りについて、家族で集まる場合はみんなの都合を付けるのはなかなか大変です。ちょうどよい日にちが決まったとしても、当日の主役ふたりの体調が最優先だと認識しておきましょう。場合によっては、式の予定を変更して後日に延期することも考えてくださいね。
■旅行ギフトを贈る場合は予約などの手続きもやってから渡そう!
最近では夫婦水入らずで旅行へ行ってもらえるよう、記念旅行をプレゼントするケースもあります。旅行券を贈って好きな場所へ行ってもらうことも可能ですが、高齢なふたりにとってはその予約や手配が面倒だったり困難なことも。旅館や交通機関に至るまで、旅行プランを立て、万全の手配を済ませたうえでプレゼントするのがおすすめです。旅行のしおりなど手作りして渡すのも良いアイディアですね!
海外旅行が好きなご夫婦であれば子供、孫も一緒の家族で海外旅行もいいですよね。一緒に思い出を残せるだけでなく、何かあったときに近くでサポートできるから安心です。
■家族や仲間との時間がどんな贈り物よりも勝るということを忘れないで!
金婚式の計画中に記念品や食事会など、どんな内容なら喜んでもらえるかを一生懸命考えがちですが、きっと主役のふたりには“家族や仲間で過ごす時間”が何よりも嬉しい贈り物ではないでしょうか。子供たちがそれぞれ家庭をもち、孫も成長し、なかなか集まれる機会が少なくなってはいませんか?一緒に年を重ねてきた友人や、仕事に励みあってきた同業者同士で楽しいひとときを過ごしたいと思うかもしれません。ぜひ、大人数で賑やかな思い出に残る1日にしたいですね。
金婚式は感謝のメッセージを伝えるチャンス♪
結婚して生涯共に暮らすということは、けして簡単なことではありません。様々な壁を乗り越えながら、徐々に夫婦として絆を強めていくものです。その困難を乗り越えたふたりがいてくれたから、自分たちがいること。きっと金婚式を迎えたふたりを見ていると、そんな感謝の気持ちがじんわり溢れてくることでしょう。金婚式は、その気持ちを素直にふたりに伝える絶好のチャンスです。感謝を言葉にして、ふたりにとっても、家族にとっても思い出に残るお祝いにしてくださいね。