そもそも手土産ってどんなもの?
改まった場でお渡しする贈り物が手土産です。例えば、仕事先に出向いた時や、目上の方のご自宅を訪問する時などに、そのお相手にお渡しするものです。時間を作って下さったことへの感謝の気持ちが伝わるよう、手土産は贈る相手に合った品を選ぶことがとても大切になります。
知っておきたい!手土産のマナー
手土産は、決められたマナーにのっとって、きちんとお渡しするのがポイント。ちょっとしたことですが、マナーを知っておくだけでお相手の印象も違ってくることでしょう。ここでは、手土産の選び方と渡し方に分けて、おさえておくべきポイントを解説します。
■手土産の選び方
せっかく手土産を贈るのだったら、お相手に心から喜んでもらえる品を贈りたいものですよね。そのためには、事前のリサーチが大切。贈る相手の好きな物・嫌いな物はあらかじめチェックしておくといいでしょう。
また、お相手に「きちんと選んでくれたのだなぁ」と思ってもらえるよう、ありふれているものよりも希少価値の高い品を送るのがベター。時間がないからといって、お相手の家や会社の近くで購入したものを贈るのは避けましょう。
さらに、会社に持っていく手土産については、食べやすさを考えて個包装されている品を選ぶのもポイントです。
■手土産の渡し方
手土産は玄関先で渡すのではなく、部屋の中で風呂敷や手提げ袋から出して渡すようにしましょう。手土産を渡す時の方向にもちょっとした注意が必要です。一旦自分の方に向けて品を確認した後、相手の方に正面を向けて渡すようにします。また、「お口に合うと良いのですが…」といったささやかな言葉を添えてお渡しするのがベストです。
和菓子好きに贈りたい!絶品手土産6選
■1.銀座6丁目の老舗の名物【空也もなか】
入手困難な「空也もなか」
銀座の手土産で絶大な人気を誇るのは、こちら、「空也」の「空也もなか」です。予約分だけで売り切れてしまうこともあるほどの人気で、店頭にはいつも「売り切れ」の貼り紙が貼られています。昔ながらの身体に安心な無添加・保存料なしの製造法にこだわっているので、当日中に売り切る分しか作っていないそうです。
一日に7000個くらいしか販売されないので、事前予約は必須です!地方配送などもしていませんし、支店も作っていないので、銀座でしか買えない「レア感」も、もらって嬉しい銀座の手土産として人気を誇る理由のひとつかもしれませんね。
夏目漱石も愛した名店
文豪・夏目漱石の小説内にも出ている「空也」。昔から文化人にも贔屓が多い名店の「もなか」は、銀座のビルの中で完全に手作りで生産されています。職人の技が光る、香ばしいけれど、食べるときに崩れない絶妙な「皮」と、北海道産の豆の風味が感じられ、上品な甘さの「餡」がちょうどよく馴染む2~3日目が食べごろなのだとか。
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■2.上品な抹茶のお土産【銀座かずや かずやの煉】
1坪の店で織り成す煉り菓子の専門店
高級八女抹茶をふんだんに使った最高の抹茶葛練りでもちろん保存料等は一切不使用。上品な抹茶の香りと、クセになりそうなつるんとした喉越しの看板商品「かずやの煉」は、「銀座の狭小店で極上の和菓子が買える」と、メディアによく取り上げられています。店主おひとりですべて製造・販売されているので、予約は必須。予約すら取り辛い状況のことも多いそうです。
上品な味と入手困難さが手土産にぴったり!
抹茶の上品な香りと、洋菓子のようなプルンとした食感が絶妙な「かずやの煉」は、笹の葉に丁寧に包まれており、銀座らしく上品な手土産として定評があります。予約は1か月前から可能ですが、日持ちはたった2日間。それでもお土産にすると喜ばれるということで、客足は後を絶ちません。
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■3.東京三大かりんとうの一角【たちばなのかりんとう】
高級クラブのお持たせにも使われている
たちばなは、高級クラブが軒を連ねる銀座8丁目にあり、新橋からも近いです。かりんとうは「駄菓子」のイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、甘さ控えめの上品なかりんとうはこちらのたちばなが為せる技。特に宣伝もせず、通販もせず、こちらの店舗だけで売っているということも、銀座の手土産としては重宝します。
かりんとう一つで勝負するという信念
ひっそりとした店構えですが、ショーウインドウに映る赤い缶が、手土産として選ばれることが多いです。こちらのお店は、かりんとうの形状によって、細い『さえだ』と太い『ころ』の2種類のみ販売しています。ご自宅用では、簡易包装の「袋入り」、手土産には、レトロな感じも可愛い「缶入り」を選んでください。
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■4.銀座の和菓子屋の王道【銀座あけぼの われげんこつ】
銀座のちょっと変わった手土産として
銀座あけぼのは聞いたことがあっても、こちらの「われげんこつ」を知っている人はあまりいないかもしれません。実は、銀座の高級クラブのママさんたちにもファンが多い、ビールのおつまみにも合うおかきなのです!庶民派のお菓子のようで、どこか高級感があるのも銀座のお菓子ならではですね。
こだわりの米と製法で作られたおかき
餅米の最高峰といわれる宮城県産みやこがねもち米を使用し、あえて割ることでじっくり醤油を染み込ませる独特な手法の味わい深いおかきは、著名人のファンも多く時折雑誌のグルメ特集などでも取り上げられています。
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このわれげん、香ばしくてうまい!!
大きさといい、米の味、しょうゆの味や染み具合がいいんだわ。。
■5.素朴な味わいが人気!清月堂本店の【おとし文】
時代に合わせたお菓子を手掛ける老舗
明治40年創業という長い歴史を持つお店「清月堂本店」。清月堂本店は「一代一菓」という言葉の通り、その時代に合ったお菓子を長年作り続け、多くの人に親しまれています。お店で扱っているのは、老舗ならではの上品な味わいのお菓子がたくさん。その中でも手土産におすすめなのが「おとし文」という和菓子です。
素朴な見た目と高級感のある味が魅力
清月堂本店を代表する銘菓でありながら、その素朴な見た目が何とも愛らしい「おとし文」。素材にとことんまでこだわっているのが特徴。使用しているのは、岩手県産の卵や北海道産の小豆、また、徳島産の和三盆などです。しっかりした味わいの高級菓子ですね。大切な人への手土産にピッタリです。
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きっと一般的には地味で、マイペースな佇まいに華やか菓子には負けそうですが、
— ayame yu@bule storm (@cenote32) 2017年6月12日
大好き鉄板『清月堂▪おとし文』
長年のファンです(*´ω`*
上品な甘さと、適度なフワホロ感。
らぶです✨ pic.twitter.com/4tO7pTfFHr
6.爽やかな見た目が魅力!萬年堂の羊羹【百果】
元和3年から受け継がれる伝統の味
萬年堂の歴史は、元和3年から始まりました。京都寺町三条にお店を構え、始まったお菓子作りは、当時から高い評価を得て、御所などにも納められていたのだとか。明治5年に東京八重洲北槇町にお店が移ってからは、「亀屋和泉萬年堂本店」という名でたくさんの人に親しまれてきました。
百果をはじめとする老舗の味をご賞味あれ
現在は銀座八丁目三原通りにてお菓子を販売している萬年堂。特に、今回ご紹介する「百果」には、「ドライフルーツ羊羹」の他にも、「ナッツ黒糖羊羹」と「焙じ茶甘納豆羊羹」と、種類が3つあり、萬年堂を代表する和菓子として多くの人に愛されています。見た目にも美しい羊羹を手土産にしてはいかがでしょうか。
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昨日の観劇後は、スカステでひとこ&ダーイシ先生が訪れた銀座の萬年堂さんへ。二人が食していた百果のドライフルーツは、甘さ控えめの上品なお味でした。たっぷり入った果実が美味しい!他のお品物も可愛いの~! pic.twitter.com/Gq6xXlJfyw
— ユリカ (@MachiYuri) 2018年8月30日
洋菓子好きにピッタリ!おしゃれな手土産6選
1.銀座三越に行ったらコレをチェック!【ラデュレのマカロン】
パリの老舗「ラデュレ」の日本初上陸店
ラデュレは1862年にフランス南西部出身で製粉業者であったルイ=エルネスト・ラデュレが、パリでブランジュリーをオープンさせた事が始まりですが、今ではカラフルで宝石のようなマカロンがたくさんディスプレイされている店内は、パリの風物詩でもあります。
そんなラデュレが銀座三越に初上陸したのは2008年。心地よく、優雅な時間を楽しめるサロン・ド・テとして、三越おすすめの人気店となっています。
マカロンを選んでパリジェンヌ気分に♡
まるでマリーアントワネットの世界に迷い込んだかのような、完全に女子のハートを鷲掴みにするビジュアルのラデュレ・銀座店では、パリジェンヌさながらに、色とりどりののマカロンを選びましょう!
マカロン発祥のお店として有名なラデュレは、銀座以外の都内の数店舗で購入は可能ですが、銀座の中心、和光の交差点を下に眺めながら優雅な時間を味わえるのはこちらの銀座店のみ!もちろん、東京以外では買うことができないので、地方へのお土産にも喜ばれそうです。
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■2.資生堂創業の地・銀座でゲット【マキアージュショコラ】
資生堂パーラー銀座本店には限定商品がいっぱい!
資生堂の創業の地、銀座8丁目に構える「東京銀座資生堂ビル」の1階で、銀座本店限定商品は売られています。東京土産、銀座土産にはぴったりですし、大人可愛いレトロな雰囲気のパッケージの商品は女性にも喜ばれそうです♡
その限定商品の中でも人気なのが、資生堂のトップブランド「マキアージュ」の誕生10周年を記念して作られたという「マキアージュショコラ」です。
リップのような色鮮やかさ!
花椿マークをかたどった、色鮮やかな10種類のボンボンショコラはまるでマキアージュのリップのよう。選ぶのも、もらうのも楽しい、話題性ばっちりの銀座土産になりそうですね♡
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■3.銀座限定!【銀座メゾン アンリ・シャルパンティエのはちみつパイ】
世界も注目する銀座メゾン
芦屋に本店を構える、かの有名なアンリ・シャルパンティエの銀座店、「銀座メゾン アンリシャルパンティエ」は、アメリカの有名サイトが決める、死ぬまでに1度は行ってみたい世界の絶品パン・洋菓子店ランキングTOP10の堂々1位に選ばれたという名店です!
銀座ミツバチプロジェクトに参加
NPO法人がやっている「銀座ミツバチプロジェクト」という活動の一環で、銀座のビルの屋上でミツバチを養蜂し、そこで採れたはちみつを使って製品づくりをする動きがあります。
こちらの「はちみつパイ」もそのひとつ。銀座産のはちみつを使った、銀座店限定のお土産なんて、もらった人はとても嬉しいですよね♡
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銀座のはちみつとバターの香りが旨い具合に合わさっています。サクサクとした食感と折り重なったパイ生地の上にちりばめられたグラニュー糖の優しい甘さがいい感じですね。紅茶を入れて午後のお茶うけにいただきました。美味しかったです。
■4.最高のミルフィユに会える【フレデリック カッセルのミルフィユ・ヴァニーユ】
パリのベストミルフィユ!
フレデリック・カッセル氏はパリ郊外にブティックを持つ有名ショコラティエ。彼のミルフイユ・ヴァニーユ”は、サクサクのパイ生地とこだわりのクリームを重ねた、伝統的なミルフィーユで、2010年のフランスパティスリー連合主催のコンテストで「ベスト・ミルフィーユ」にも選ばれたスペシャリテです。
銀座三越で手に入れよう♪
この最高のミルフィユは、日本では銀座三越にある銀座店でしか買えません。世界中のパティシエが愛してやまない高級食材のタヒチバニラをたっぷりと使用しており、上品な後味も特筆すべき点です。世界の名店が集まる銀座ならではのお土産になりそうですね♡
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■5.銀座のシンボルで手土産を!【和光のショコラ・フレ】
チョコレートは外国のものだけではない!
銀座の中心に構える、和光の時計台は銀座のシンボルとしてあまりにも有名です。和光は、高級ラインの商品を数多く取り揃え、著名人も愛用している老舗ですが、宝飾品だけではなく、食品も取り揃えています。
そんな和光のANNEX館1階にあるのがケーキ&チョコレートショップです。こだわり抜いた材料、製法で高級店和光しか出せない上品なチョコレートが売られています。
高級なチョコレートを渡すシーンで♡
バレンタイン・ホワイトデー、その他、ちょっとした気持ちを表したい時などに高級なチョコレートを贈ることがありますよね。名だたる世界の有名ショコラティエのチョコレートも良いですが日本が誇る「和光」のチョコレートを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ショコラ・フレ (Chocolate Frais) のフレとは、フランス語で「生の」、「フレッシュ」という意味。最高級のクーヴェルチュールと新鮮な素材を用い、アトリエで一粒ひと粒丁寧に手作りした生チョコレートです。銀座の有名な「和光」の手作りチョコレートをお土産にもらったら笑顔にならない人はいないはず!
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■6.可愛すぎて食べるのがもったいない!?ルスルスの【夜空缶】
松屋銀座店に行ったら迷わずチェックしよう!
可愛らしいビジュアルと、優しい味わいでじわじわと人気を広げている「菓子工房 ルスルス」。焼き菓子の中でもアイシングクッキーが特に人気で、星型や、鳥型などがオシャレな人たちのSNSで話題です。ラッピングも、お菓子もとにかく素朴で雰囲気があるのです♡
夜空缶でうっとりクッキーを愛でる♡
星形のクッキーが入った商品は「夜空缶」と言います。ネーミングも素敵ですが、リボンをほどいて缶の蓋を開けると、夜空をイメージしたブルー系の折り紙が3枚入っています。これは、クッキーの敷き紙として添えられており、敷き紙の上に星のクッキーを置いたら、テーブルが満点の流れ星の夜空に早変わりしますよ♡
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ラグジュアリーな銀座の手土産を贈ろう
銀座で買えるスペシャルな品をたくさんご紹介してきました。銀座には手土産にピッタリな品がたくさんあるということを知っていただけたのではないでしょうか。大切な方へ特別な品を手土産として贈りたい時には、銀座に数多くあるこれらの名店を訪れてみてはいかがでしょう。