結婚祝いのお返しとは?
”結婚祝いのお返し”は、言葉の通り、基本的には”結婚に際して、ご祝儀やお祝いを贈ってくれた方へのお返し”です。式に呼べなかった方や、式でご祝儀をたくさんいただいた場合にもお返しをすることが一般的で、”内祝い”と呼ばれます。
もらったお祝いの品は、現金を包んだご祝儀の場合もあれば、家電や雑貨などの品物の場合も含まれます。このような結婚祝いをもらったら、「わざわざお祝いをありがとう!」の気持ちを伝えるためにお返しを贈ります。
今回は、結婚祝いのお返しにまつわる基礎知識やマナー、お返し選びのポイントをご紹介します。
結婚祝いのお返しの相場は?
いざ内祝いを贈ろうと思っても、まず最初に直面するのが「予算」の問題。高すぎても安すぎても問題になってしまう贈り物ですが、結婚内祝いの場合は基本的にいただいたお祝い金額の半分(半返し)~3分の1相当と覚えておきましょう。
現金や商品券など以外の値段が分からない品は、ある程度値段をインターネットなどでリサーチしてお返し金額を設定します。
内祝に人気のギフトと選びのおすすめポイント5つ
結婚式が無事に終わって一段落し、内祝いの贈り先リストも完成したら、いよいよ内祝いの品物選び!贈り相手の世代や性別、好みなど様々な条件を考慮しながら選ぼうとすると、悩んでしまってなかなか決まらないことも多いギフト選びですが、特に人気の品をご紹介するので参考にしてくださいね。
■ポイント1:迷ったら「カタログギフト」は心強い味方♪
内祝いギフトのなかでも常に人気ランキングにて上位に君臨するのが「カタログギフト」!贈り相手が好きな品を選べる「カタログギフト」なは、どんなギフトシーンでも活躍してくれる万能ギフトと言っても過言ではありません。
最近では世代別のカタログや、グルメに特化したカタログなど多様な商品が揃っているので相手に合わせて選んでみては?
■ポイント2:実用的なもの
実は、喜ばれるギフトのキーワードは”実用性”。世代や性別を問わず”必ず使う物”を選ぶのが成功のポイントなのです。「自分ではなかなか買えないけれど、あると嬉しい!」と思うようなセンスの光る品をチョイスしましょう。
高校時代など、自分の同世代の友達へのお返しアイテムは基本的に同じような目線でアイテム選びすれば失敗することは少ないでしょう。例えば、今治製の良質なバスタオルセット、おしゃれで機能的なタンブラー、あると便利な調理器具などのキッチングッズ、プチ贅沢を楽しめるバスグッズなどがおすすめ。
■ポイント3:ちょっぴり贅沢気分が味わえるもの
普段は買うことができないような”贅沢気分を満喫できるギフト”も内祝いで人気です。
特に、親戚など年上の方はグルメにこだわりのある方も多いので、高級ブランドのお肉やスイーツ、ワインやジュースのギフトセットは喜ばれます。
若い世代に贈るなら、おしゃれなパスタセットやドレッシングなど、見た目にも楽しめるプチ贅沢ギフトを選んでみましょう。食べ物や飲み物など、”形に残らない物”は手軽に楽しめるのでどの世代にも人気です。
■ポイント4:家族みんなで楽しめるもの
贈り先が小さい子どもがいる家庭や、出産予定の方の場合、”家族みんなで楽しめる”ことを優先してギフトを選びましょう。小分けになったお菓子やジュースも喜ばれますし、人気キャラクターのタオルギフトや食器なども助かるアイテム。
ある程度子どもが成長して大きいのであれば、ボリューム感を重視してハムやソーセージの詰め合わせ、家族人数分のパスタセットなどを贈るとママも大喜びしてくれるはず。
■ポイント5:置き場所に困らないもの
どんな贈り物も気持ちは嬉しいけれど、品物によってはちょっと残念な思いをしてしまうケースも…。よく聞く本音で多いのが、「品物が大きくて、置き場所に困ってしまう」というもの。
例えば「キッチン家電ならあると便利よね!」と贈った電気ケトルが、実は相手も既に所有していたり、キッチンに置き場所がない状態であったり…。相手が欲しいと言っている場合を除いて、置き場所を取るような大きい物は避けておいた方が無難です。
結婚祝いのお返しのマナーを紹介
自分たちの結婚を祝うためにわざわざお祝いを用意してくれたのは、きっと心から「おめでとう!」を伝えたいと相手が思ってくれたから。そんな素敵な心遣いに感謝して、相手に失礼のないよう内祝いを贈りましょう。今後のお付き合いの為にも、あらかじめ内祝いマナーをおさえておくのが大切です。
■お返しは迅速に!お祝いをいただいてから1か月以内がマナー
結婚式前後はやらなければいけないことが山積みで、あっという間に月日が経ってしまいます。挙式後しばらくして、「そういえば内祝いを贈らなきゃ!」と焦ってしまうことのないように、”式後(もしくはお祝いをいただいてから)1か月以内まで”に内祝いの手配が完了するよう逆算して用意を進めましょう。お祝いをいただいたらリストに名前や内容を記しておくと便利です。
■のしや包装は必ず必要!
どんなに親しい相手だとしても、結婚内祝いを贈る際にはしっかり包装してもらい、熨斗(のし)をかけてお渡しするのがマナーです。夫婦として自立し、新たな家庭を築いていく姿勢を見せるという意味でも最低限の礼儀は守るのが良いですね。熨斗は、結び切りの紅白のしを使用し、表書きには「寿」や「内祝」と記した下に自分たちの名前を書きます。不安な場合は、品物を手配する際に店員さんに確認しましょう。
■「刃物」や「日本茶」の贈り物には要注意!
相手が喜ぶ品を選ぶ時間は楽しいものですが、結婚内祝いには不向きの贈り物もあるので注意が必要です。例えば包丁などの刃物類は「相手との縁を切る」という意味を暗示してしまうのでお祝い事には好まれません。また、日本茶などは弔事の際に贈られることが多いので、結婚の場では避けた方が無難です。
■お礼状やメッセージを添えると◎
どんな贈り物でも、相手への感謝の気持ちがなによりも大切なもの。特に結婚内祝いでは、これまでの感謝を伝えると同時に、今後夫婦としてのお付き合いを改めてお願いする意味合いもあります。その気持ちをより伝えやすくするためには、内祝いの品にお礼状やメッセージを添えるのがポイントです。相手からもらった結婚祝いの品に対するコメントなどを交えるとよりGOOD。
結婚祝いのお返しに素敵な品物を届けよう♪
ふたりの新たな人生のスタートとなる「結婚」はとても幸せなイベントですが、自分たちを支えお祝いしてくれる周りの方々へ改めて感謝を伝える良い機会でもあります。特に結婚内祝いは、感謝を形にして贈ることができる絶好のチャンス!
あれこれ悩んでしまいがちなギフト選びですが、贈り相手をリストにしたり、品選びにお出掛けしたり、夫婦の共同作業として楽しむのも良いですね♪相手に心から喜んでもらえるような素敵なギフトを選んで、「これからは夫婦共々よろしく」の気持ちを伝えましょう。