病気の人や怪我をした人にかけるお見舞いの言葉とは? お見舞いの手紙・メール・会話のマナー
お見舞いでは、何気ないふるまいや言葉でお相手の心を傷つけてしまうことがあります。お相手に配慮した言葉をかけるにはどんなことに注意すべきなのでしょうか。気をつけたいお見舞いのマナーを解説します。お見舞いの手紙やメールを作ったり、お見舞いの訪問をする前におさらいしてみてくださいね。
■まずはメールや電話で連絡 急に押しかけない
事故や災害にともなう入院など、親しい人の思わぬアクシデントの知らせを聞いたら、まずはメールや電話でお見舞いの連絡をしましょう。心配のあまり、病院や自宅へ駆けつけたくなるかもしれませんが、訪問はお相手やその家族の負担になることもあります。容体が悪い時はゆっくり休養してもらうことが第一。訪問したい場合は、本人やご家族に連絡をとって相談してみましょう。
■容体や病状をむやみに詮索しない
お見舞いでは、お相手のプライバシーに配慮することも大切です。お相手は、病気や怪我に対してさまざまな感情を抱えています。がんや新型コロナウイルスなど体に大きな影響を及ぼす病気ににかかってしまったら、現実を受け入れられない方もいるでしょう。そんな時、容体や病状を根掘り葉掘り聞かれるのは辛いはず。詳しい容体がわからない場合は無理に詮索せず、回復を祈る言葉をかけてあげましょう。
■「忌み言葉」に注意する
「忌み言葉」とは、病気やけがが長引いたり、また繰り返しを連想させる言葉のことです。たとえば「続く、重ねて、重ねがさね、繰り返す、度々、またまた」などが挙げられます。手紙やメールの文中につい使ってしまいそうな言葉ですね。上司など目上の方へ一筆送る際は、特に注意しましょう。
病気の人や怪我をした人にかけるお見舞いの言葉とは? お見舞いで避けておきたい言葉4選
「忌み言葉」以外にも、お見舞いでは注意したい言葉があります。良かれと思って伝えても、お見舞いされる側は気持ちを押し付けられているような気分になる。そんな一言を集めました。一見するとやさしい言葉に見えるため、つい使ってしまいがちな言葉ばかり。お見舞いの際は紹介する文例をぜひ心に留めておいてくださいね。
お見舞いで避けておきたい言葉 ■「がんばってください」
病気の人、怪我をした人は、他人に「がんばれ」と言われなくてもすでにがんばっています。さまざまな不自由さに耐え、回復するために懸命に努力しているのです。そんな時にかけられる「がんばれ」は、酷な表現になりかねません。反対に、「がんばりすぎないでね」「無理しないでね」など違う言い方にすれば気持ちが伝わりやすくなりますよ。
お見舞いで避けておきたい言葉 ■「早く元気になってください」
このお見舞いの言葉は、お相手にプレッシャーを与える可能性があります。回復の見通しが立っていなければ、「早く」と言われてもどうしようもない気分になるでしょう。本人が「早く元気になりたい」と心から思っていても、周囲はのんびり構えておくことが大切です。
お見舞いで避けておきたい言葉 ■「これぐらいの病気(怪我)なら大丈夫」
根拠もなく「大丈夫」という言葉をかけるのは避けましょう。「自分のことを他人事としか考えていない」と思われかねません。自分や他の人が回復した例を引き合いに出して「あなたも大丈夫」と言う論法も、説得力がなく信頼を失ってしまうかも。
お見舞いで避けておきたい言葉 ■「かわいそうだね」
人によってはみじめな気持ちになる言葉です。全てを受け入れ、前向きに治療にのぞんでいる方にとっては、蔑視されているように感じるかもしれません。
病気の人や怪我をした人にかけるお見舞いの言葉とは? 心が伝わるお見舞いの言葉8選
では、お見舞いではどんな言葉をかけるのが適切なのでしょうか。ここからは、お見舞いで使える例文をご紹介します。お相手をお見舞いで不快にさせないためには、お相手の心情をおしはかり、共感することが大切です。紹介する例文を参考に想像力をふくらませて、お相手がうれしいと感じる言葉は何かを考えてみましょう。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「辛かったね(ご苦労をされましたね)」
怪我や病気は人生の一大事。事故や災害などによるものであれば、心の傷も深いでしょう。このお見舞いの言葉は、そんなお相手の気持ちを少しでもわかりたいという姿勢を伝えられます。「大変でしたね」などでもOKです。看病するご家族にかける言葉としても使えます。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「焦らずゆっくり体を休めてください」
すでに述べた通り、「早く」という言葉はプレッシャーになるため、「焦らないで」「ゆっくりしてね」と声かけするといいでしょう。怪我や病気で職場や学校に行けないことに対する罪悪感もやわらぎそうですね。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「〇〇さんの復帰を待っています」
職場の同僚や上司、部活仲間などから言われるとうれしい言葉です。病気や怪我で職場や学校を休んでいると、「休んでいるうちに自分の存在が忘れられてしまうのでは」と不安になるものです。「あなたの居場所はいつもある」と伝えてあげれば、安心感を得られるでしょう。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「またいつか〇〇をしましょう」
お相手が回復したら、一緒にやってみたいことを伝えてみましょう。おいしいものを食べに行こう、などお相手がワクワクすることを提案できるといいですね。小さな夢や目標になり、生きる気力が湧いてくるはずです。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「力になれることがあれば何でも言ってください」
お相手のために具体的な支援をしたいという気持ちを伝えるのもいいですね。実際できることは限られているかもしれませんが、「頼りにしてね」と言われるだけで人は心強くなれるものです。「遠慮しないで」「いつでもすぐ連絡してね」なども喜ばれるでしょう。看病で大変なご家族にもぜひ声かけを。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「どんな時も私はあなたの味方です」
病気や怪我で苦しんでいる人は、孤独感を味わうこともあります。病気や怪我になったのは「自分のせいだ」と自責の念に駆られたり、後悔に襲われている人もいるでしょう。そんな時、この言葉は救いになるはずです。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「いつも応援しています(見守っています)」
励ましや寄り添う気持ちが伝わる言葉です。受け取ったお相手は、「自分のことをいつも思ってくれている」と感じられます。直接会えるチャンスがない方への手紙やメールに添えれば、お見舞いの気持ちを伝えやすいでしょう。
心が伝わるお見舞いの言葉 ■「〇〇さんの笑顔に会える日を楽しみにしています」
お見舞いのメールや手紙の締めのご挨拶に使える言葉です。回復を祈る気持ちや、これからも変わらぬお付き合いを続けていきたい気持ちが伝わってきますね。定番の「お大事になさってください」もいいですが、より親密さを表したい時はぜひ使ってみてください。
病気の人や怪我をした人を元気づけるお見舞いギフト お見舞いの言葉とともに贈りたいギフト5選
お見舞いの気持ちは、言葉だけでなくギフトで表すのもアリ。おすすめのお見舞いギフトを紹介します。贈り物を選ぶ際は、できるだけ先方の要望を確認しておくと安心。特に食品は控えなければならないものはないか、聞いておきましょう。
入院中の人へ贈る場合は、病院に持ち込めるものをチェック。たとえば生のお花は、感染症防止のため断られることがあります。お見舞いのギフトは、あえてサプライズを狙わないのがおすすめです。
お見舞いの言葉とともに贈りたいギフト ■お見舞いの言葉をドラマチックに伝える「オリジナル絵本」
家族や友達へのお見舞いにおすすめ お相手の名前を入れて制作
chapobook/チャポブック
オリジナル絵本 『Dear』
ページを開いたら、主人公の名前に驚くはずです。チャポブックのオリジナル絵本は、贈るお相手が主人公。お相手への日頃の思いを物語に仕立て、届けてくれます。
絵本のストーリーは複数のバリエから選ぶことが可能。中でもお見舞いには「Dear」がおすすめです。がんばる人へのエールをテーマにした作品。「与えられる全ての物には意味がある」など、お相手を勇気づける言葉が散りばめられています。
お見舞いの言葉とともに贈りたいギフト ■甘いもので心を癒そう「お菓子」
贈る人を選ばないお見舞い ユーモアたっぷり「たらふくもなか」
御菓子司 白樺
たらふくもなか 6個入り箱詰 2箱
お菓子はお見舞いギフトの定番です。お相手に気を遣わせず、気軽にプレゼントできることが人気の理由でしょう。甘いものは療養の息抜きにもなりそうですね。
おすすめは、ちょっぴりユーモアのあるお菓子。こちらの最中なら、人懐こい招き猫が笑いを誘ってくれます。こんな時だからこそ笑顔を大切にしてほしい。そんな気持ちが伝わるはず。
お見舞いの言葉とともに贈りたいギフト ■食欲がない時にうれしい「フルーツゼリー」
体を思いやるお見舞いギフト ゴクゴク飲めちゃう新感覚「和歌山なちゅるん」
観音山フルーツガーデン
飲むジェリー 和歌山なちゅるん
食欲がない療養中でも食べやすいものを選べば、気遣いが伝わりそう。フルーツやお茶などのドリンク、ゼリーなどであれば、胃腸への負担が少なくさっぱりいただけるでしょう。
おすすめは、フルーツゼリーの和歌山なちゅるん。ゼリーなのにのどごし抜群でジュース感覚で味わえます。パックから直接いただけるのも魅力。入院している方への差し入れにもぴったりでしょう。咀しゃくなどが苦手な年配の方や、小さな子供さんにもおすすめです。
お見舞いの言葉とともに贈りたいギフト ■療養中の読書のお供に「のんびり ブックマーク」
記念日の贈り物にもおすすめ 言の葉モチーフに思いをこめて
メッセージアクセサリー5108
のんびり ブックマーク
療養中の暇つぶしに本を読んでいる方は多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、こちらのブックマーク。さまざまな言葉のモチーフをあしらい、お相手へのメッセージも伝えることができます。
「のんびり」を選べば、「ゆっくり休んでね」という労いの気持ちを届けられそう。手にするたびに療養中の焦りや不安を和らげてくれそうですね。上品で高級感があり、誕生日プレゼントを兼ねたお見舞いなどにいかがでしょう。
お見舞いの言葉とともに贈りたいギフト ■入院生活にあると便利「スキンケアグッズ」
実用性を重視したお見舞いギフト 爽快な洗い心地「ロクシタン ミニシャンプー」
L'OCCITANE/ロクシタン
ファイブハーブス リペアリング トライアル
入院している方へのお見舞いなら、病院で役立つ日用品を選ぶのもいいでしょう。イチオシは、毎日使えるシャンプーやスキンケアグッズ。中でも、使いきれなくてもかさばらないトラベルキットがおすすめです。
ロクシタンのファイブハーブス リペアリングは、ロングセラーを記録している人気シャンプー。ハーブのさわやかな香りがクセになります。女性にはもちろん、男性にも気に入ってもらえるはず。ダメージヘアも見違える仕上がりになりますよ。