敬老の日の由来や祝い方とは？2025年おすすめギフトなど知りたい情報総まとめ

敬老の日は、近しい間柄のご高齢の方々に対し感謝と敬意を伝える日。孫からおじいちゃん・おばあちゃんへ、子供から両親へ、夫婦から義理の両親へなど、お祝いする相手はさまざまです。おいしい食事に特別なお酒、日頃の感謝の気持ちを伝えるプレゼントなどを用意して、敬老の日を盛り上げてください！今回は、敬老の日の由来や詳しい説明、喜ばれるプレゼント、おすすめの過ごし方などをご紹介していきます。ぜひこちらを参考にして思い出に残る1日を過ごしてください。

そもそも敬老の日とは？今までなんとなく「おじいちゃん、おばあちゃんいつもありがとう」と伝える日と思って過ごしてきた人も、敬老の日について詳しくなっちゃいましょう！

敬老の日は、長年に渡って社会に尽くしてきてくれた老人を敬愛し、またその長寿をお祝いする日です。元々は兵庫県の小さな村で9月15日に行われていた敬老行事でしたが、兵庫県全体に広がり、その後全国へと浸透していきました。目上の人を敬い大切にするという、昔からの日本人の精神が表れている記念日ですね♪

敬老の日は、毎年9月の第三月曜日。2024年の敬老の日は、9月16日月曜日です。

2002年までは毎年9月15日が敬老の日として定められた国民の祝日でした。しかし祝日法改正によってハッピーマンデー制度が実施されるようになり、2003年以降は9月の第3月曜日を敬老の日とするようになりました。敬老の日以外にもその日付に意味を持たない休日は月曜日に制定され、土日がお休みの方は連休となる日が多くなったのです。

この年齢になったら敬老の日にお祝いされる対象となる！という明確な決まりはありません。若くしておじいちゃん、おばあちゃんになった方々にとっては、お年寄り扱いされたくないという考えを持つ人もいるようです。以下、一般的に何歳くらいから敬老の日をお祝いしているのか調べたので参考にしてみてくださいね。

・60歳（還暦）を迎えたら
・65歳以上　
・孫ができたら

還暦を迎える60歳、日本の老人福祉法に記されている高齢者の対象年齢である65才以上を目安としている方や孫ができたタイミングという方など、その地域やご家庭によってさまざまです。あまりこだわらずに、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんに日頃の感謝を伝えることが大切なのではないでしょうか。

敬老の日を英語に訳すと「Respect for the Aged Day」となります。Respectは「敬う、尊敬する」Agedは「老人」という意味です。直訳すると老人を敬う日となりますね。しかし、敬老の日は日本独自の行事で、諸外国には敬老の日というのは存在しません。アメリカやイタリアでは「祖父母の日」、中国では年長者を敬う「重陽節」などがありますが、特に国民の祝日として制定されているわけではありません。

敬老の日には何をして過ごせばいいのでしょう？ここからは、敬老の日のおすすめのお祝いの仕方、過ごし方をご紹介します。敬う気持ち、感謝の心を持って敬老の日をお祝いしましょう。

敬老の日は、家族みんながそろってお祝いするのが望ましいですよね。子や孫が集まって楽しいひと時を過ごせることがおじいちゃん、おばあちゃんにとって幸せな時間です。しかし遠方で集まるのが難しい場合もあるでしょう。そのような時は、敬老の日に電話をかけ、お互いに元気な声を聞いて安心しましょう。お祝いのプレゼントやメッセージを贈るというのもおすすめです。

敬老の日で家族が集まったら、奮発して普段は食べに行かないようなお店へ食事にでかけましょう。懐石料理、中華料理、イタリアンなど、様々なお店で敬老の日のディナーコースやスペシャルプランを用意してくれる場所があります。主役であるおじいちゃん、おばあちゃんが好きなものや食べたいものをリサーチして、ちょっといいお店を予約したいですね♪

豪華なレストランでのお食事ももちろん喜ばれますが、おじいちゃん、おばあちゃんがくつろげる自宅で得意の手料理を披露するのも素敵なお祝いとなります。ちらし寿司や鯛料理などの縁起の良い食材を使ったお祝いメニューを囲み、家族でワイワイ過ごしてみてはいかがでしょうか。どんな料理でも、心のこもった手作りご飯はきっと喜んでもらえるはずです。

家族で温泉旅行へ出かけ、楽しい思い出を作るのもおすすめです。ゆったりした時間を家族水入らずで過ごし、心も体もきっと癒されることでしょう。旅館でのおいしい食事を楽しんだり、健康の効能のある温泉でリフレッシュすれば、きっとこれからの生活の活力となるはずです。

家族で食事をしながら会話を楽しんだら、とっておきのプレゼントを贈って敬老の日のお祝いを盛り上げましょう♪敬老の日に贈るプレゼントの平均予算は3,000円から10,000円前後。中でも3,000円から5,000円前後という方が多いようです。

以下、60歳以上の男女が喜ぶ2020年最新のギフトアイテムをご紹介します。ぜひ、ご両親、おじいちゃん・おばあちゃん、義母・義父など、それぞれに合った商品をチェックしましょう。

敬老の日のお祝いにもお花のプレゼントは人気です。定番ですがそれほど好みにも左右されないので、義理のご両親へのギフトとしてもおすすめ。生活を彩る特別な花束やアレンジメントを贈ってお祝いしましょう。

敬老の日のお祝いをご自宅で行う場合はとっておきのスイーツを用意しましょう。おいしい手作りご飯を食べた後のお楽しみ♪お祝いを盛り上げるならやっぱりホールケーキがおすすめ。お相手の身体のことを気遣って、素材や製法にこだわっているお店からオーダーすると喜ばれますよ。

和菓子もまた、ご高齢の方に人気のスイーツ。デザートとしてだけでなくヨーグルトや料理に入れたり、お酒のおつまみとしても味わえるちょっと珍しく甘さ控えめなものが人気を集めています。こちらも良質な素材にこだわったものを選ぶようにしましょう。

お祝いの席で欠かすことができないお酒。敬老の日には味だけではなく、目でも楽しめるあっと驚くようなデザインものを選びましょう♪そうすればお酒が飲めない方や子供達も見て楽しむことができ、家族みんなが盛り上がるはずです。

敬老の日だけではなく、お誕生日や特別な記念日のプレゼントとしても喜ばれる名入れギフト。お名前やメッセージを刻めば、世界でたったひとつの特別なプレゼントになります。たくさんの名入れギフトがありますが、敬老の日には名入れ彫刻や名入れ時計、名入れ陶器などが人気です。

カタログギフトには愛がないという方もいらっしゃいますが、もしかすると一番相手に寄り添った贈り物ではないでしょうか。特に離れて暮らしている方にありがちなのは、以前欲しいと言っていたものをプレゼントしたけど今は違うものに魅力を感じているというパターン。カタログギフトはそんなタイムラグを解消してくれます。

敬老の日を楽しく過ごすため、注意する点やポイントなどをご紹介していきます。おじいちゃん、おばあちゃんの体を考えて、敬老の日のお祝いを成功させるコツをつかんでください！相手を想うという気持ちが1番大切ですよ♪

敬老の日はお年寄りを敬う日ですが、今は若くしておじいちゃん、おばあちゃんになる方も大勢いらっしゃいます。そのため、お年寄り扱いし過ぎることで気分を害してしまう場合もあるかもしれません。それよりもいつも優しくしてくれること、いろいろ教えてくれること、気にかけてくれていることなどへの感謝を示し、家族で楽しく過ごすというのが喜ばれるポイントになるでしょう。

敬老の日に何かプレゼントを贈る際には、何を渡したら喜ばれるのか事前にリサーチしましょう。すでに持っているものや使いこなせないようなものを贈ってしまわないよう、下調べすることが大切です。必要としているもの、あって助けとなるもの、またその方の趣味などに合ったものを選びたいですね♪

おじいちゃん、おばあちゃんにとってかわいい孫からの手作りプレゼントほど嬉しいものはありません！保育園・幼稚園くらいのお孫さんなら似顔絵や園児でもできる工作、小学生や中学生くらいのお孫さんなら、イラスト入りの手作りメッセージカードや、手作りケーキ、手作りご飯をプレゼントするなど心のこもったギフトはいかがでしょうか。大切な孫が自分のために一生懸命作ってくれたものは何よりも嬉しく、いつまでも心に残る贈り物となるでしょう。

敬老の日に食べ物を贈るのもおすすめのプレゼントです。その際、高齢の方には体に優しい食べ物を選んで贈るようにしましょう。健康を意識したプレゼントで人気の食べ物は、梅干しや高級米、フルーツやお酢ドリンクなどです。ナッツ類もアンチエイジング効果があると言われています。

また、甘いお菓子を贈る際には、老化防止効果があるといわれるポリフェノールが含まれているあんこ菓子、ミネラルたっぷりの黒糖菓子などを選ぶとよいでしょう。

相手を想って選んだプレゼント、心をこめて作ったグッズ、健康を考えて贈るアイテムなど、敬老の日におすすめの贈り物はたくさんあります。しかしその中でも1番喜ばれるのは、大切な家族とともに過ごす時間です。普段は離れてい生活している家族が実家に集まることができる大事な機会です。ぜひ敬老の日にはおじいちゃん、おばあちゃんへ元気な姿を見せてあげてください。

どうしても会えない場合は、ギフトのほかにメッセージカードやハガキを添えて。当日は電話で連絡し、直接感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

現在の敬老の日についてや、敬老の日の過ごし方についてご説明してきましたが、そもそもの敬老の日の由来はご存知ですか？ここまで知っていたら敬老の日博士！知らない方は、さらに敬老の日について詳しくなっちゃいましょう。

聖徳太子が建立した七大寺の一つである四天王寺。そこに建てられた悲田院（ひでんいん）に敬老の日が由来しているという説があります。聖徳太子は仏教の慈悲の思想に基づいて、当時の中国王朝である隋にならい、悲田院という貧しい人や孤児を救うために施設を建設。その日が593年9月15日だったため、9月15日を敬老の日と定めたという説があります。

現在の岐阜県養老町である美濃国に住んでいた父と息子。お金が底をつき、お酒が買えなくなってしまった時に、近くの滝で「この滝の水がお酒だったらいいのになぁ」とつぶやきます。うっかり苔で滑って倒れ気を失ってしまいますが、目を覚ますとなんと本当に滝の水がお酒の味に。その水を汲んでは父親に与えると、足腰の弱かった父がなんとしっかりと歩けるようになったとも言われています。

この話を聞いた当時の帝である元生天皇がこの地を訪れ、「父を思いやる孝行息子に神様が感心し、おいしいお酒を湧き出させたのだ」と感動しました。そして、その湧き水を養老の滝と名付け、年号も「養老」と変えさせたのです。元正天皇が実際に養老の滝を訪れたのが9月15日でした。そのことが9月15日にお年寄りを敬い孝行する敬老の日に繋がったということです。

おいしいお食事に家族との団らん…。敬老の日は大切なおじいちゃんやおばあちゃんを囲んで楽しく過ごす日です。そして、小さい時から見守ってくれて、1番の味方でいてくれた2人に感謝の気持ちを伝えることがメインイベントです。ありがとうと、これからも健康で長生きしてほしいという想いを伝え、家族みんなにとって思い出に残る1日となったら幸せですね♪