手土産にはピッタリなおせんべい♪
手土産に持参する食べ物にはしばしば迷いがち。「日持ちがしないといけないし」「好みが分かれるものも困るなぁ」……そんな悩みを、おせんべいなら解決してくれる。
おせんべいは、年齢を問わず食べられるし賞味期限も長い。さらに最近は、スタイリッシュなものが登場してどんどん進化しているのだ。では手土産におすすめのおせんべいベスト5をお伝えしよう。
1.二十四節花
まずおすすめ №1は、銀座あけぼの「二十四節花」。季節にちなんだ花のイラスト入りおかきの詰め合わせである。個包装に描かれた花は、昔の季節分け、二十四節気にちなんで24種類ある。すみれや梅、菜の花や桜、そして朝顔、水仙など。
そして味の方は八種類。たとえば「柚子ざらめ」は、四国産ゆずの果汁と皮を使用したざらめを用いた甘いおかき。「紫芋」は天然の紫芋の鮮やかな色を活かしたもの。
食べて美味しいだけでなく、まるでおかきの花薗のようなその外観は、目でもたっぷり愛でられる商品になっている。
■パッケージの中から季節の花が登場!
丸い箱のフタを開けると、季節の花々を描いたおかきがどっさり現れる。「キレイ♪」と嬉しい歓声が上がるはず。しかも味付けが多彩で、それぞれしっかり美味しいから、手土産にしたいおせんべいベスト1である。
■選定理由
・パッケージ、個包装、ともに季節感たっぷりで美しい
・味のバラエティが多彩
・人数が多いときも安心
■店舗情報
店名:あけぼの 銀座本店
住所:東京都中央区銀座5-7-19
電話:03-3571-3640
営業時間:10:00-19:00 (月〜土曜日)
10:00-20:00 (日・祝日)
休業日:1/1〜1/3
2.あ・ら・かしこ
赤坂柿山「あ・ら・かしこ」は、ミニサイズのあられの詰め合わせ。6種類のあられが入っており、個包装の色も変えてある。味の違いは、醤油・青海苔・豆もち・海苔巻・海老・胡麻と、バラエティたっぷり。
どれを食べようかな、と迷う楽しみがあり、大人数で食べるときやオフィスのお茶の時間に配るときなどにピッタリだ。手土産にはとても役立つあられのギフトセットである。
「あ・ら・かしこ」には味付けの違う六種類のあられが入っている。醤油味はベーシック、しかしキリッとした辛口で美味しい。青海苔はほのぼのした風味、さらに豆柿は滋味があり、白くてふっくらした海老は優しい味だ。
それぞれのあられが丁寧に作られていることがわかる「あ・ら・かしこ」は、食通にも喜ばれる手土産№2のおすすめギフトである。
■選定理由
・品格のある外観
・味付けが多彩である。
・さまざまな用途に使える
■店舗情報
店名:赤坂柿山 赤坂総本店
住所:東京都港区赤坂3-6-10
電話: 03-3585-9927
営業時間:平日 9:00~20:00 土曜 9:30~18:00
休業日:日曜祝祭日
3.九条ねぎ 京えびせんべい
ベスト3は、「本家佳長 九条ねぎ 京えびせんべい」。このせんべいは、とても贅沢な材料を使ったえびせんべい。えびは東シナ海の鷹爪えびで身に甘みがある。そのえびの身をペースト状にして九条ねぎと合わせる。
九条ねぎはJA全農京都が推奨する京の伝統野菜。他のねぎにはないぬめりを持つ。このぬめりの中には香りと甘さがあるという。単なるえびせんべいではない、材料の旨みがギュッと凝縮された逸品なのだ。
■11日間かけて完成させる特別なおせんべい
「本家佳長」では、えびのペーストから始めてじっくり二度焼きするなど、せんべい作りの工程に11日間かけるという。えびせんの生地となる米づくりへのこだわりも深い。「佳長ファーム」を設け米を自家栽培している。おせんべいの食感はサクサクしているが、旨みは深い。品格とこだわりが随所に感じられる、手土産に向いたえびせんべいである。
■選定理由
・材料の贅沢さ
・製造過程のこだわり
・旨みが凝縮された味
■店舗情報
店名:本家佳長
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町902京都駅前地下街ポルタ内
電話番号:-
営業時間:平日 10:00~20:00 土日10:00~20:30
休業日:-
4.黒胡椒せん小箱
ベスト4は、煎遊の「黒胡椒せん小箱」。煎遊は日本で初めて胡椒せんべいを作ったメーカーである。今ではすっかり定着した胡椒せんだが、元祖の味はひと際スパイシー。
ペッパーはマレーシア産を中心とした最高グレードのものを使用している。おせんべいを噛んだときに、すぐ辛さがピリッとくる。でも味を損なう辛みではなく、しっかり焼けたせいべいの旨みをさらにアップさせている。
メーカーでは辛いものが苦手な人のために、「辛さひかえめ 黒胡椒せん」も販売している。手土産用に取り寄せるときにはそれもまた重宝する。
■追い火焼きで実現するキレ味
メーカーでは、せんべいを焼くときは焼き方にこだわっている。まず遠赤外線効果のある石窯でせんべいをじっくり白焼きする。冷めたら再び強火にして、しっかり表面に焼き色をつける。このように手のこんだ追火焼きによって、焼きたての香ばしさをせんべいに残しているのだ。キレのいいスパイシーさが後を引く美味しさ。気の利いた手土産として活用できるおせんべいである。
■選定理由
・胡椒せんべいの元祖ならではの旨み
・丁寧な製法
・気の利いたギフトの印象
■店舗情報
店名:おせんべいやさん本舗煎遊 深谷本店
住所:埼玉県深谷市本田ヶ谷100
電話:048-571-4722
営業時間:8:30~19:00
休業日:無休
5.江戸瓦 暦
ベスト5は瓦煎餅! 「江戸瓦 暦」を作る「松崎煎餅」は、江戸時代に創業した銀座の老舗和菓子店である。ここで人気を集めているのは瓦煎餅。とりわけ 「江戸瓦 暦」は、江戸の風物が描かれており素朴でラブリーである。
「江戸瓦 暦」という名前は、せんべいの形が江戸の瓦に似ていることから付けられた。そこに一枚一枚季節感たっぷりの絵が添えられているのがこの商品の特徴。絵柄は職人が丁寧に手描きしているという。しかも季節によって描くモチーフが変わるのも魅力の一つ。
瓦せんべいは年配の人には懐かしく、なじみのない人には新鮮に感じられるのではないだろうか。絵柄をめぐって話も弾みそうであり、手土産としておすすめの逸品である。
■鹿やお月見、季節の絵柄にほのぼの気分
瓦煎餅は、米を使うあられ・おかきと異なり、小麦粉、卵、砂糖を原料とするおせんべいである。平安時代にはすでに作られていたという説もある。渋さがまた新しい瓦煎餅を誰かを訪ねるお供にしてはどうだろうか。
■選定理由
・米菓のせんべいと違う食味
・季節ごとに変わる絵柄
・老舗ならではの丁寧な手づくり感
■店舗情報
店名:松崎煎餅 本店
住所:東京都中央区銀座5-6-9 銀座F・Sビル1F
電話:03-6264-6703
営業時間:11:00~20:00
休業日:年末年始
手土産におせんべいが好まれるワケ
手土産におせんべいをもらうと嬉しい。日本人だから米菓好きということもあるが、日持ちがして多くの人数で食べられることが嬉しいのだ。
そして、せんべいは洋菓子より実は味の変化が多彩で種類が豊富!手土産にはぜひ素敵で美味しいおせんべいを選んで、自分のセンスをアピールしたいものである。