信州リンゴをたっぷり使った長野発の「タルトタタン」
スイーツを食べたいけれど、甘すぎないものがいい。そんなときに適しているのが、リンゴを使ったタルトタタン。今回は、砂糖もバターも控えめで低カロリー、リンゴの味を存分に生かした「ビストロ みぃーや」のタルトタタンを取り寄せてみた。
■タルトタタンの3つのおすすめポイント
おすすめポイント その1 | 信州産のリンゴを惜しみなく使用 |
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おすすめポイント その2 | ほろ苦さが絶妙な、甘さ控えめのスイーツ |
おすすめポイント その3 | ワインにも合う大人の味 |
姉妹店のビストロで出されるスイーツを全国に
■ヨーロッパの味を知るシェフが焼くスイーツ
シェフの佐藤氏は、南青山にあるレストラン『FIGARO』の料理長、長野県白馬にあるホテルでの勤務を経て、ヨーロッパで得た知識をもとに、長野県で姉妹店「ビストロみぃーや」を営みながらタルトタタンを焼いている。
■偶然生まれた確かなおいしさ
タルトタタンには、誕生秘話がある。それは100年ほど前のフランスの小さな田舎町でのこと。タタン姉妹が焼いていたリンゴをうっかり焦がしてしまい、そこにパイ生地を乗せてひっくり返したものをお客様に出してみたところ、絶妙な焦げ具合が好評だったという。このタルトタタンの始まりの味を表現しているのがビストロみぃーやのタルトタタンだ。
■信州産のリンゴを惜しみなく使用
使用しているのは、信州で採れたリンゴ。生からじっくり焼き上げ、流れ出る果汁のみでキャラメリゼをつくっている。砂糖もバターも少量なので、ヘルシーなスイーツに仕上がっている。
余分な装飾がない姿が凛とした雰囲気を漂わせて
冷凍便で送られてきた箱を開けると、密封された袋の中で鮮度を保たれたタルトタタンが現れる。表面は薄紙で保護されている。
■ツヤツヤに光るキャラメリゼ
第一印象は、表面の色が非常に濃いということ。じっくり時間をかけて焼き上げられているのが伝わってくる。上からのぞきこめば、自分の顔が映りそうなほどツヤのあるキャラメリゼ。しばらく眺めていたくなるほどの光沢だ。
■濃淡のコントラストがきれいな層
高さは1.5cmほど。あめ色に煮詰められたリンゴは、キャラメリゼとパイに挟まれ、きれいな層をなしている。
移り変わる食感と味を存分に楽しむ
冷蔵庫でじっくり解凍するのがベストだというタルトタタン。時間の経過とともに変わるその時その時の食感を楽しむのもよい。
■上品なアイスケーキ感覚で
少し凍ったままのタルトタタンは、ひんやりとしている。まるでリンゴの果肉を使った贅沢なアイスシャーベットのよう。
■絶妙なほろ苦さとリンゴの甘酸っぱさ
キャラメリゼの香ばしいほろ苦さとリンゴの甘酸っぱさが絡み合うと、まさに美味しさの相乗効果を感じることができる。このパイを目にした時には、表面の色の濃さからどのような味なのかと考えたが、決して苦味が強いわけではなく、むしろ程よい苦味が忘れられなくなりそう。下に敷かれたパイ生地は、解凍してもサクサク感を保ったままだ。
■お茶はもちろんワインにも合う大人の味
コーヒー、紅茶ともに合うタルトタタンは程よい甘さ。ライト~ミディアムボディで、渋味が少ない赤ワインにも合う。素材の甘さを生かした上品な大人のスイーツ。
パーティーへの手土産や女性へのプレゼントに
18㎝のタルトタタンを切り分けると、10人分ほどになるので、大人数のパーティーにも適している。また、少人数の場合でも、あまった分を1ヶ月冷凍保存が可能。ワインが好きな女性へのプレゼントとしても喜ばれるだろう。