ホワイトデーのお返しがない!どうして?

バレンタインデーにプレゼントを渡した「意中の人」からのお返しを待つ間は非常にソワソワしますよね。待ちに待った「ホワイトデー」にお返しがなかったら・・・想像するだけでもブルーな気持ちになってしまいます。
もしもお返しが無かった場合は「自分の事をどう思っているのか」気になってしまいますし、お返しを頂いたとしても、プレゼントの内容によっては秘められた想いもあるのだそう。今回はそんなホワイトデーにまつわる気になるあれこれを調査してみました。
「ホワイトデーお返しなし」パターン別に検証
お返しがない場合にはいくつかのパターンがあります。また、それぞれにしっかりとした理由もあります。女性の側からすると「非常識」と思うようなことでも、男性の側からすれば「普通」という事もしばしば。男女で『認識の違い』があることを理解すると、気持ちも晴れやかになるかもしれませんね。
■義理チョコはお返しがあるのがほとんど
チロルチョコ1個、といったようなごくごく軽いバレンタインチョコならお返しを期待するべきではありませんが、職場で「女性陣全員から」と男性全員にチョコを配るなど、明らかに義理と分かる場合であっても、お返しをするのが一般的です。
男性の場合、女性のように「みんなで協力して」お返しを配ることは少ないようですね。
■脈なし?片思い・好きな人の「お返しなし」
片思い・好きな人の場合の「お返しなし」は「脈なし」だと思ってよいでしょう。バレンタインの時に告白をしてその場で返事がもらえなかったり、ホワイトデーにお返しがなかった場合は「好意的に思われていない」と考えるべきです。
また、女性からすると「見れば分かるでしょ?!」と思うかもしれませんが、「義理チョコなのか本命チョコなのか分からなかった」と感じる方もいるそうですよ。
■彼氏からお返しがなかったら?
両想いである彼氏からお返しがない、これはお互い想いが通じているからこそ、ないとガッカリしてしまう方も多いのではないでしょうか。結婚を考えている場合なら、お返しをしない代わりにプロポーズなどのビッグサプライズをするという方も!
気持ちの確認、と割り切って、お返しがなかったら「ホワイトデーの代わりに〇〇して(買って)」とおねだりしてみるのも良いのでは?
■なしが普通?旦那からのお返し
結婚して夫婦になると、バレンタインのお返しは「しない」派が多いようです。「今更お返しっていうのもねぇ・・」という声も聞かれますが、やはり女性はいくつになっても「女」として扱われたいものなのですから、お返しはなくとも気持ちだけでも表して欲しいですよね。
筆者の知り合いには「現金」や「外食(家族サービス)」などのお返しをする方もいます。お洒落して夫婦で外出するという強者も!(素敵ですね!)
「ホワイトデーお返し」の意味を確認!
いざお返しをもらったけれど、これって本命?義理?と頭を悩ませたことのある女性も多いのではないでしょうか。実はお返しに贈るお菓子の種類によって、相手に伝えたいメッセージのは意味があるとも言われており、男性の中には自分の気持ちをそのお菓子の意味に込めてホワイトデーのお返しをする方もいるようです。
女性に比べ、男性は意味を考えずに品物を選ぶ傾向があるようですが、男性がそこまで気にしてお返しをしているかは定かではありませんが、参考までにご紹介しますね。
■お菓子でわかる?お返しの意味
【クッキー】 = お友達(ドライでサクサクしていることから)
【キャンディー】 = あなたが好きです(甘さが長い間持続することから)
【マシュマロ】 = あなたの気持ち(チョコレート)を私の優しさ(マシュマロで)で包んでお返しします
【マカロン】 = あなたは特別です(値が張る高級なお菓子であることから)
【キャラメル】 = 一緒にいると安心する
■あえて「お返しなし」の理由は?
あえてお返しをしない、という男性の場合、普段の生活や行動パターンをチェックしてみましょう。
社会人なら、「決算期で忙しい(買いに行く暇がない)」「お返しにお金を使いたくない(ゴルフなどの趣味に使いたい)」といったことが考えられます。
それ以外にも「お返し自体に興味がない」「買いに行くのが面倒くさい(恥ずかしい)」「相手に期待を持たせたくない」など、別の理由が隠れているかもしれません。稀にですが「忘れていた」という人もいたり。
もしあなたが本命なら、「義理とは別にお返しを用意している」ことも考えられるので、ホワイトデーの日付にこだわらず、気長に待ってみては?
ホワイトデーの誕生説
そもそも、ホワイトデーって「日本にしか無い」ことをご存知ですか?始まりは非常に最近(昭和50年代)で、始まりの由来は諸説ありますので、ちょっとだけご紹介しますね。
1. 福岡の和菓子屋さんが始めた「マシュマロデー」説
1977年(昭和52年)、福岡市の和菓子店「石村萬盛堂」の3代目が、女性誌の「バレンタインデーにお返しがないのはなぜ?」という投稿を見て思いついたのだそう。
2. 全国飴菓子工業協同組合が設定した「キャンディーを贈る日」説
それまではお菓子メーカーごとにお返しの日を設けていたが、1980年(昭和55年)、全国飴菓子工業協同組合が「3/14はキャンディーを贈る日」と定めた。
3. 有名菓子メーカー2社による「白は縁起が良く、幸福を呼ぶから」説
全国飴菓子工業協同組合の関東地区部会が名付けた「ホワイトデー」をヒントに、白は幸福を呼ぶ色(婚礼衣装の「白」にあやかった?)、縁起が良い色(白は神様の色とされている)であることから1973年(昭和48年)に菓子メーカー2社が「バレンタインの1か月後に設定」した。
■3倍返し説も!日本では「お返し」派が主流
「エビで鯛を釣る」ということわざのように、一時期は「ホワイトデーは【バレンタインデーにもらったチョコの金額の3倍を返す】」という風潮があったこともあります。
バブルのころは、1,000円前後のチョコレートがブランドモノのアクセサリーでお返しされることもあったのだとか。現在ではそこまで大きな差はないように思いますが、「もらったものより高額なものを返す」という基本はあまり変化がないようです。