長崎空港の人気のお土産、何がある?
長崎には歴史にちなんだお菓子や食べ物・雑貨などがとにかく豊富。海外との交易が盛んだったことからヨーロッパとの関係も深く、欧米文化の香りのするお土産品が多くあることも他の県とは少し違う点です。さて、どのようなお土産が人気なのかチェックしてみましょう。
長崎空港を調査してみました♪
九州の数ある空港の中で、長崎空港にはちょっと変わった特徴があります。知るだけでいつもの見方は変わり、さらに興味深く楽しめることもあるかもしれません。さっそく長崎空港の特徴をチェック。
■長崎空港は世界初の「海上空港」
長崎空港最大の特徴と言えば、1975年に世界で初めて対岸から大村湾に浮かぶ箕島(みしま)に「海上空港」を作ったことでしょう。
海上空港は周囲から騒音を防ぎ、障害物がないため離発着しやすく安全であることから非常にメリットの多い空港。将来の他の空港開発にヒントを与える重要な空港でもあるのです。
子ども向け施設が充実した空港♪
空港内には5ヵ所の授乳室、子どもと一緒に入れる多目的トイレが12ヵ所、ウレタンマットが引かれ安全に遊べるキッズコーナーが2ヵ所、ゲームコーナーが1ヵ所設置してあり、子ども連れの家族に優しい施設が整っています。また各航空会社や案内所では無料のベビーカーの貸し出しもあり、至れり尽くせりのサービスが◎。
■長崎を代表するカステラの老舗店が空港に!
長崎と言えば、なんと言ってもポルトガルから伝わった「カステラ」が有名ですね。空港内には、昔から変わらないカステラ作りと味に評判の高い老舗の「福砂屋」が入っています。底にザラメの残る長崎カステラの、しっとりとした味は本場でぜひ買って帰りたいものです。
■お土産店の営業時間は基本、6:45~20:30
長崎名物が豊富に揃う空港内ショップでの営業時間は、基本的には6:45~20:30。専門店やコンビ二など店舗によって若干時間は前後します。目的のお土産があり、早朝もしくは夜に空港に入る場合は事前にチェックすることをおすすめします。
長崎の魅力って何だろう?
長崎は歴史と独自の文化に基づく建造物やグルメ、欧米文化を感じるアミューズメントや温泉などたくさんのお楽しみが。幸運にもここを訪れるチャンスに恵まれたら、ぜひ事前に長崎の見所と魅力をチェック!たっぷり長崎を楽しみ、味わいつくしましょう。
■「歴史好き」には堪らない場所
ポルトガル人が種子島に漂着したことからキリスト教の伝来、江戸時代から幕末の出島の開港や造船業の始まり、それに伴い幕末のヒーロー坂本龍馬の活躍など数々の歴史の爪痕が残る長崎。まさに歴史好きなら一度は訪れたい街が長崎なのです。
■夜景は「世界新三大夜景」のひとつ
「夜景サミット2012 in 長崎」で香港・モナコに続く「世界新三大夜景」と認定されている長崎の夜景。
大きな特徴としては港を囲むすり鉢状の地形に沿い、どの角度から見ても宝石を散りばめたような幻想的な雰囲気が望めること。夕日が沈み青を増す空に異国情緒溢れる街並みの明かりが圧巻です。
■豊富な「食材」に恵まれている
長崎にはヨーロッパから入った、日本にはなかった食材が多く根付いており、馬鈴薯やにんじんなどの野菜やいちじくやびわなどの果物、コーヒーやパンなども長崎から広まったと言われています。また海に囲まれた地形から魚種の多さでは水揚げ量日本一。練り物やすみなど長崎の特産品になった食材も多いのが特徴です。
長崎空港で人気のお土産10選を紹介
異国の文化が混ざり合い、独自の食文化が根付いた長崎には多くの特産品があります。その中でも長崎に来たなら、これは買って帰って欲しい、いちおしのお土産をご紹介していきましょう。
■1. 上質な「かまぼこ・練り製品」
長崎の食卓に欠かせないかまぼこ
長崎ではかまぼこのことを「かんぼこ」と呼び、ちゃんぽんに入れたりそのまま頂いたりと地元の食卓には欠かせない食材。そのため多くのメーカーによって作られるかまぼこや練り製品は、品質・技術が切磋琢磨され驚くほどおいしい上質なかまぼこが揃います。
味の奥行きが違う練り製品
年間300種類以上の魚介類が水揚げされる長崎では、かまぼこの原料も一味違います。通常スケソウダラのすり身を原料とするかまぼこですが、長崎のものはアジ、エソ、タチなど数種類の魚を使った味わい深いかまぼこが特徴。そのため煮物や炒め物にも極上の出汁が効いたお料理になるのです。
基本情報
販売店名:エアポートショップ(総合売店)水産加工品
場所:2Fフロア
電話:0957-52-5551
営業時間:6:45~20:30
※その他長崎農水産物アンテナショップ、まるなか本舗、かまぼこ 「長崎一番」でもお買い求めいただけます。
■2. カステラの進化版?「カスドース」
平戸名物の南蛮スイーツ
カスドースの「カス」はポルトガル語でカステラ、「ドース」は甘いという意味を指します。南蛮貿易が盛んだった平戸で、ポルトガル人によって持ち込まれたお菓子のひとつで、今では長崎の代表的な郷土スイーツとなっています。
歴史に想いを馳せいただく高級菓子
スライスしたカステラを乾燥させ卵液につけ、ザラメをまぶすという工程で、いわゆるカステラのフレンチトーストのようなカスドース。当時お砂糖は大変貴重で庶民が口にすることのできない高級品であったとされています。そんな長崎の歴史に思いを馳せながらいただく味わい深いお菓子なのです。
基本情報
販売店名:スカイショップ
場所:空港内1F
電話:0957-52-5551
営業時間:6:15~20:30
※その他2Fエアポートショップ(総合売店) でもお買い求めいただけます。
■3. 長崎と言えばコレ「福砂屋のカステラ」
しっとりシャリっとした食感が特徴
ポルトガルから伝わった南蛮菓子を、日本人好みのするしっとりとした口当たりになるよう独自の製法で作られるようになったカステラ。「長崎カステラ」はしっとりとした口当たりと、溶け残ったザラメが底に沈みシャリッとした食感がアクセント。
お土産用に可愛いパッケージが◎
数あるカステラメーカーの中でも人気の高い「福砂屋」のカステラ。中でもお土産に大人気のフクサヤキューブはパッケージが可愛く、食べやすい量がお土産にちょうど良いと評判です。
基本情報
販売店名:カステラ本家 福砂屋
場所:空港内1Fフロア
電話:0957-52-2938
営業時間:6:30~19:15
※その他の長崎カステラは2Fエアポートショップ(総合売店) でもお買い求めいただけます。
■4. 長崎空港限定キャラメル「じゃがメル」
キャラメルとポテトの新食感スイーツ
2012年の長崎特産品新作展で、最優秀賞を受賞した人気のスイーツ「じゃがメル」は長崎空港オリジナル菓子。雲仙産の特産品じゃがいもをチップス状にし、濃厚なキャラメルでコーティングし、甘さの中にあるじゃがいものザクザク感が「これは新しい!」と雑誌・メディアでも注目される人気のお菓子。
老舗和菓子屋さんの作る新しい味
老舗の和菓子屋さんと長崎空港のコラボ菓子でもある「じゃがメル」は、空港内でも売り切れ必至、見つけたらぜひゲットして。和菓子屋さんの作る新感覚の話題のスイーツは、お土産としてきっと喜ばれること間違いなしでしょう。
基本情報
販売店:エアポートショップ(総合売店)カステラ・銘菓コーナー
場所:空港内2F
電話:0957-52-5551
営業時間:6:45~20:30
※その他1F スカイショップでもお買い求めいただけます。
■5. 昔ながらの懐かしい味「よりより」
中国から伝わった伝統菓子
貿易が盛んだった長崎では、中国からの食文化にも大いに影響を受けました。今ではすっかり長崎のお菓子として定着した「よりより」もそのひとつ。もともとは中華の伝統菓子で、麻の花に似ていることから「麻花」「脆麻花」とも呼ばれていました。
噛むほどに味わい深いお菓子
油で揚げたよりよりは、硬く歯ごたえがあり噛めば噛むほどに味わい深い。全国菓子大博覧会では金賞を受賞するなど数々の賞を受賞し、長く愛されるお菓子は、一度は自分の舌で確かめてみたい一品でもあります。
基本情報
販売店名:スカイショップ
場所:空港内1F
電話:0957-52-5551
営業時間:6:15~20:30
※その他2Fエアポートショップ(総合売店)、ANA FESTA(長崎ロビー店) 、BLUE SKYでもお買い求めいただけます。
■6. レトロ可愛い「ビードロ」
ガラス発祥の地でビードロを
ポルトガル語でガラスのことを「ビードロ」と呼び、長崎ガラスのことを指します。鎖国時代にあった日本に長崎から持ち込まれたビードロは、吹くと軽快な音が鳴ることから地元では「ぽっぺん」とも呼ばれ大変貴重な品でもありました。
アンティークみたいにお部屋に飾っても素敵
ガラスなのに形状を変え音のなる不思議と、昭和レトロを感じさせるデザインも素敵なビードロ。ステンドガラスのような美しいガラスに見せられてインテリアアクセサリーとしてコレクトする方もいるほどです。女性へのプレゼントにいかがでしょうか。
基本情報
販売店名:エアポートショップ(総合売店)民芸品売り場
場所:空港内2F
電話:0957-52-5551
営業時間:6:45~20:30
■7. 夏のデザートに最高「びわゼリー」
肉厚で上品な甘さの高級フルーツ
交易で日本に持ち込まれた食材のひとつ「びわ」は、今では長崎の名産品。関西・関東の高級料亭やお店に出荷されるほど質の良いびわを産出しています。中でも茂木のびわは、その肉厚で上品な甘さが大変人気で、ゼリーなどの加工品として贈答品にも喜ばれています。
目上の方への上品なお土産に
初夏にかけて旬になるびわを1年中食べられるゼリーは、加工品の中でも人気No.1。爽やかでジューシーな味わいを丸ごと1個、つるんと喉越しの良いゼリーに閉じ込めた夏にぴったりのデザートです。目上の方やお見舞い、手土産にもぴったりの上品な一品。
基本情報
販売店名:ANA FESTA 長崎ロビー店
場所:空港内2F
電話:0957-54-7871
営業時間:6:45~20:30
※その他ANA FESTA 長崎ゲート店(長崎ゲート店営業時間は7:00~最終便出発まで)でもお買い求めいただけます。
■8. 昔から愛される味「長崎クルス」
ジンジャー風味のホワイトチョコがおいしい
キリシタンの発祥の地である長崎の銘菓「クルス」はポルトガル語で「十字架」を意味します。味はパリッとした軽い甘めのせんべいにほんのりジンジャーの香りのするホワイトチョコレートをサンド。昔から上品で日本人好きのする味わいが特徴です。
「しあわせクルス」はモンドセレクション金賞受賞
長崎クルスにはホワイトチョコをサンドした定番に加え、コーヒー味、モンドセレクション金賞受賞のイチゴ味の「しあわせクルス」などの味が揃います。可愛らしい復刻版のパッケージもレトロ可愛いお菓子です。
基本情報
販売店名:エアポートショップ(総合売店)カステラ・銘菓コーナー
場所:空港内2F
電話:0957-52-5551
営業時間:6:45~20:30
※その他1Fスカイショップ、2FANA FESTA(長崎ロビー店・長崎ゲート店) 、BLUE SKYでもお買い求めいただけます。
■9. 可愛い普段使いの食器なら「波佐見焼き」
丈夫で柔軟なデザインが魅力的
波佐見焼きは朝鮮半島から連れ帰った陶器職人から伝わった陶磁器で、日用品として丈夫な作りが魅力。他地方の職人気質の焼き物と異なり色彩や形に捕らわれることなく、分業制で効率よく作られる陶磁器は多彩なデザインと給食用の強化磁器食器でも有名。
北欧デザイナーとのコラボ作品も
丈夫で豊富なデザインの波佐見焼きは、昨今はさまざまな分野の作家や北欧デザイナーとのコラボなどで多くの若者やメディアにも注目されています。空港内では時期によって「波佐見焼きフェア」なども開催されており、好みのひとつに出会うことができるかも。
基本情報
販売店名:エアポートショップ(総合売店) 民芸・工芸品コーナー
場所:空港内2F
電話:0957-52-5551
営業時間:6:45~20:30
■10. 小腹を満たすおいしいおやつ「角煮まん」
卓袱料理をお手軽に味わう
長崎の卓袱(しっぽく)料理の中にある、東坡肉(とんぽうろう)と呼ばれる豚の角煮をフワフワの生地ではさんだ角煮まんは、長崎空港名物のひとつ。帰ってレンジで温めて食べられる気軽なお土産用にぴったりの一品です。
空港には専門店「岩崎本舗」が
角煮まんは、フワフワモチモチの外側の生地に、柔らかくホロッととろけるジューシーな角煮のタレが染みこんだ何とも言えない美味しさが特徴。空港内には専門店の「岩崎本舗」があり試食も可能です。長崎に来たなら必須のお土産と言えるほどの人気ぶりも頷けます。
基本情報
販売店名:岩崎本舗
場所:空港内2F
電話:0957-54-6116
営業時間:6:45~20:30
長崎空港でみんな喜ぶお土産をGET!
定番お菓子から小腹を満たす食べ物、雑貨などまだまだ紹介しきれないお土産が多い長崎空港ですが、贈る相手によってどれにしようか迷うのもお土産選びの醍醐味です。お土産にまつわるお話なども挟みながら素敵な旅の思い出を報告できたら良いですね。