頑張っている身近な人へ。喜ばれる「差し入れ」選びのポイント

株式会社RECEPTIONIST代表取締役CEOを務める橋本真里子さんに、おもてなし術を学ぶ本連載。これまで、上場企業5社以上で受付をご経験された橋本さん。1日平均500人、月間10,000人、延べ120万人もの接客経験を通して確立した独自のノウハウを活かし、2017年にディライテッド株式会社を設立し、翌年にクラウド受付システム”RECEPTIONIST(レセプショニスト)”をリリース。圧倒的なコミュニケーション力と接遇力を身につけていらっしゃる橋本さんに、今回は、こんな時だからこそ身近な人へ贈りたい、ほどよい差し入れのおすすめをお伺いしました。


テレワークが続き、引き続き自宅を楽しむ時間が続いていると思います。それにより、オフィスでのコミュニケーションも減少気味ですよね。

友人間との行き来も自粛…というムードでは控えざるを得ませんし、私も最近は手土産を選ぶ機会が減っています。

しかし、贈り物が減っているかというとそうではありません。誰に送っているのかというと、それは出勤してきてくれる社員の皆さんです。いつもは人数が多くて全員に渡すとなるとちょっと気合がいる…という人もいると思います。

しかし、今は出勤が「たまに」になっている人も少なくないと思います。そんな時だからこそ、テレワーク中に頑張って出勤してきてくれている人へ差し入れを届けるチャンス!

今回はこんな時だからこそチャンスな「手土産」というより…「差し入れ」についてご紹介したいと思います。

オフィスへの差し入れで重要なポイント

それは“取り分けやすいこと”です。

例えば、ケーキ。ケーキは大好きという方は多いと思いますが、ホールケーキをオフィスでもらっても嬉しい反面、取り分けにくくて食べるタイミングに困る…ってなりませんか?

オフィスへの差し入れは、「食べたい時に」「食べたい人から」「取り出しやすい」この3つが重要です。

これらを考えて私がお勧めしたいのは、洋菓子で言うとケーキよりもドーナツやシュークリームやプリンといった、比較的溶けにくく、持ち運びもしやすいものがおすすめ。価格もケーキに比べると安価なので、渡す方も受け取る方も気持ち的に楽なのもポイントです。

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しかし、私は差し入れには洋菓子より実は和菓子がおすすめだと思っています。理由は、和菓子の方が一つ当たりの単価が安い、冷蔵環境がマストではない、さらに持ち運びやすいのです。そして、意外と身近にないからです。コンビニを想像してみてください。

大抵のコンビニは洋菓子には力を入れているように感じますが、和菓子でデパートのクオリティを提供しているお店はなかなかないと思います。

もちろん増えてきてはいますが、比較してみると洋菓子の方が種類が豊富な印象です。

こういった背景もふまえ、差し入れて意外と喜んでいただけるのが和菓子だったりします。

私はよく団子系(みたらしや草餅)も差し入れますし、鯛焼きや大福なんかも取り入れたりしています。社内でも男女問わず好評です。

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買いに行ける距離感の品物を選ぶ

オフィスワークの頻度が減ると、「次回の出社は会社の近くのあそこでランチしよう」や「あのお店のテイクアウトを利用しよう」という楽しみを持っている方もいるのではないでしょうか。

毎日の出社だと「いつでも行ける」という考えからそこまで日々のランチや会社周辺のお店に目がいかないものです。

出社というタイミングが貴重だからこそ、オフィスの周りのシェアできる情報がより有効だったりします。

私が手土産や差し入れを選ぶときにいつも大切にしているポイントは、“もらった後に自分でも買いに行ける”ということです。

たまたま気になっていたお店の品物を差し入れてもらえたら、「あ、やっぱり美味しいんだ!」と知ることができ、自ら行ってみようという気持ちになると思います。

社員同士で誘い合わせて行ってくれたら、コミュニケーションの活性化にも繋がりますよね。

せっかくの差し入れだからこそ、こういったパフォーマンスが期待できたほうが送る方ももらう方も有益ですよね。


自粛が続き、思う様にコミュニケーションが取れないのはストレスだと思います。しかし、こんな時だからこそ「有効で取り入れやすい手土産(差し入れ)」もあると思います。

普段はできていなかったコミュニケーション方法や手土産を取り入れることで、自粛を逆手にとって日頃の想いを伝えたり、距離感を縮めてみてはいかがでしょうか。

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