仏教の聖地、高野山には有難い&美味しいお土産がたくさん!
空海が開いた天空の仏教都市、高野山。山内には壇上伽藍を中心に多くの寺院が建ち並び、今も日本仏教の一大聖地として、人々の信仰を集めています。金剛峯寺をはじめ、奥の院の墓石群など国の文化財指定や世界遺産登録の対象となっている見どころも多く、観光スポットとしても人気です。
今回はそんな高野山を訪れたならぜひともゲットしたいお土産をご紹介します。高野山らしい有難いもの、意外なものや美味い名産品などアレコレありますので、お出かけ前にぜひチェックしてみて♪
高野山で買うならコレ!おすすめのお土産10選
見どころの多い高野山ですが、お土産のイメージがわかない人が多いかも知れません。日本でも随一のパワースポットだけに、そのご利益にあやかれそうなものや、精進料理にちなんだグルメなど、高野山ならではの特徴のあるものが多いんです。ここからは、高野山を訪れたならぜひとも押さえておきたいおすすめのお土産を厳選してご紹介します。
■1.開山1200年を機に生まれたご当地キャラ「こうやくんグッズ」
高野山の魅力のアピールに日々奮闘するこうやくん
平成27年に開山1200年を迎えた高野山。その魅力をアピールするために生まれたご当地キャラが平成の高野聖こと「こうやくん」です。山内でもあちこちにその姿をデザインした看板や案内板を見かける他、関連グッズはお土産として人気です。高野山の広告塔として全国を飛び回っていますが、タイミングがよければ旅の途中で会えるかも⁈
おすすめは奥の院入口のショップ
こうやくんグッズは、ストラップや文具など日常でも使えるかわいい雑貨類の他、御朱印帳や御朱印帳のバンドなど、参詣に役立つグッズもあり、バラエティ豊富です。寺院の売店や山内のお土産店で購入できますが、おすすめは奥の院入り口の販売所。他のお土産店では取り扱っていないものも多いので、興味がある方はぜひ立ち寄ってみてください。
みんなの口コミ
本日の戦利品は、高野山のゆるキャラ「こうやくん」のグッズ…!(笑)
— チー坊『la pioggia』 (@794_BDH) 25. Mai 2018
いろいろありましたが、クリアファイル、巾着袋、ピンバッジの3点。
高野山のあちこちで目にしますが、なかなか可愛らしいです。 pic.twitter.com/S46OsYRafr
つい、たくさん買ってしまった、「こうやくん」グッズ。こういうの、好きです…(^^; pic.twitter.com/zKSMz2OdEe
— よはねす☆ (@Johannes_tmb) 5. Oktober 2014
高野山のゆるキャラ、こうやくんの御朱印帳です。可愛すぎて使うのをためらいます・・・ https://t.co/xRy8Lq4cy2 #御朱印 #こうやくん #高野山 pic.twitter.com/NCFl5m0qvC
— 大浦春堂 (@OhuraSyundo) 7. November 2015
■2.開山当時から続く伝統の味「花坂のやきもち」
老婆が参詣者にふるまった塩やきもちが起源
「花坂のやきもち」は高野山の開山当時から親しまれていると言われる歴史ある和菓子で、人気のお土産です。もともとは険しい山道を登ってきた参詣者を労うため、ある老婆がふるまった塩やきもちが始まりとか。時代とともに改良され、現在はやわらかい餅と素朴な甘さが特長の「白もち」「よもぎもち」の2種類になっています。
創業300年 元祖やきもちの「上きしや」
花坂は高野山へ向かう参詣道の途中にあり、名物のやきもちを製造販売しているお店が複数集まっています。甘いもの好きなら、現地で食べ比べるのも楽しいかも♪お土産なら創業300年の老舗「上きしや」がおすすめ。ほどよい甘さのつぶし餡と絶妙の焼き加減のお餅がどこか懐かしい味わいです。日持ちする冷凍やきもちもあるので便利です。
みんなの口コミ
高野山参詣者に愛されてやまない花坂名物のやきもちを頂いた!旨い! pic.twitter.com/M1YdDyafhK
— 元三大師ファン (@Gan3daishi) 24. September 2016
和歌山県は高野山のふもとにある創業300年の老舗やきもち屋「上きしや」のやきもち(*´ω`*)
— けんじろう (@kaz2401109) 30. April 2015
餡は甘さ控えめ、焼き加減は絶妙でウマウマ(о´∀`о) pic.twitter.com/arxDRQtuG4
■3.高野山が名前の由来「高野豆腐」
宿坊でも必ず登場する精進料理の代表メニュー
身近な食材である高野豆腐ですが、その名前の由来は実は高野山。その起源には諸説ありますが、高野山で製法が確立し、精進料理の1つとして全国に広まったとされています。江戸時代に高野山の土産物として人気が高まったことから「高野豆腐」の名前が定着しました。宿坊では必ず登場する定番メニューで、高野山らしいお土産と言えるでしょう。
本場の高野豆腐はやっぱり美味しい♡
高野豆腐は全国的にも一般的な食材ではありますが、高野山で味わうものは、肉厚ジューシーでちょっと贅沢♪大豆の豊富な栄養が詰まった高野豆腐は、健康や美容に気を使っている人へのお土産に最適です。名産品だけに山内の様々な店舗で販売しています。おすすめは金剛峯寺からも近い勝間屋。高野豆腐の他にも精進料理の食材を取り扱っています。
みんなの口コミ
※上記以外のお土産店や寺院の売店でも購入できます。
■4.高野山の寺院と同じものをお土産に「線香」
上品な香りはリラクゼーションにも◎
せっかく高野山へ行くなら、何か仏教やお寺と関連したものをお土産にしたいという人も多いでしょう。そんな時は線香はいかがですか?高野山の寺院でも使われているものと同じ線香を買うこともできます。上品で落ち着いた香りは、仏壇へお供えするのはもちろん、癒し効果も抜群。普段使いのヒーリングアイテムとしてもおすすめです。
山内で線香の製造販売を手掛ける老舗「香老舗 高野山大師堂」
高野山で線香と言えば「香老舗 高野山大師堂」が有名です。山内で唯一、線香の製造販売を手掛け、多くの寺院がその製品を使用しています。線香自体の種類も豊富で、贈答品として最適です。他にも香木や線香立て、香炉やアロマオイルなど、香りに関するアイテムが多いので、きっと素敵なお土産が見つけられるでしょう。
みんなの口コミ
御線香「高野霊香」を毎日使っています。上品な香りが部屋一杯に拡がって清々しく清らかな気持ちになります。清浄な奥之院を思い出させてくれる銘香です
— いつか絶対に見たい景色 (@itsukamitai) 11. September 2016
『高野山の香り 線香・塗香』https://t.co/5xe0RuNIL2 pic.twitter.com/twVelHYUjy
高野山大師堂に行って来ました
— 風澤 孚 (@fusawamakoto) 12. November 2017
店内はいるだけで癒される香りでいっぱい#高野山 #高野山大師堂 pic.twitter.com/I1BR8aUeXb
■5.願い事が叶うかも⁈高野山の縁起物お土産「みろく石」
奥の院の「弥勒石」に見立てた人気銘菓
「弥勒石」とは様々な言い伝えを持つ石で、高野山奥の院の参道にたたずむ小さな御堂の中に置かれています。この石を片手で持ち上げて上段に置くことができれば願い事が叶うと言われています。持ち上げた時に「重い」と感じた時は心が悪に染まっていて「軽い」と感じた時は清浄な状態とも言われています。
そんな不思議な石にちなんで造られたのが、みろく石本舗かさ國の銘菓「みろく石」。お土産としても人気です。
じっくり炊き上げた粒あんは上品な甘さ
「みろく石」は上品な甘さの粒あんが特長のお饅頭。年代や性別を問わず、幅広く好まれる味わいで、お土産に最適です。高野山内のかさ國の店舗では、他にも和菓子や季節銘菓を製造販売しています。店内でゆっくりお茶とお菓子を味わうこともできるので、散策に疲れたら、休憩がてら立ち寄ってみると良いでしょう。
みんなの口コミ
説明しよう
— 西やん (@nishinarigenjin) 20. September 2017
お気に入りの饅頭
高野山銘菓、みろく石
粘り気のある上品な甘さのあんこが最高‼️ pic.twitter.com/eNZQwbNAJU
■6.空海が伝えた秘薬「大師陀羅尼助/陀羅尼錠」
お腹の調子が悪い時はコレ!高野山に古来から伝わる胃腸薬
「大師陀羅尼助」は、高野山を開いた空海が伝えたと言われる胃腸薬。陀羅尼経というお経の法力にあやかって、その名がつけられたのではないかと考えられています。今も高野山内の製薬会社が、自然の生薬だけで作っています。食欲不振や胸やけ、吐き気に効く大師陀羅尼助と、食あたりや下痢に効く大師陀羅尼錠の2種類があります。
良薬は口に苦し…
大師陀羅尼助は、実はとても苦いお薬です。その苦さは、僧侶が陀羅尼経を唱える時に眠くならないよう、口に含んだというエピソードが残っているほど。とは言え良薬は口に苦しと言いますので、効き目はかなり期待できそう。胃腸の調子でお悩みの方へのお土産にいかがでしょう。高野山内の薬店や一部お土産店でも取り扱っています。
みんなの口コミ
空海が作ったと言われている胃腸薬「大師陀羅尼錠」の味はセイロガンよりも数倍苦い。煙が揺らめく線香を食べているような風味だった。 pic.twitter.com/D0VYigVRcP
— ゴーストボーイ夜の帳(とばり) (@nazoshinsi) 6. Mai 2017
■7.もちもち食感の生麩とやさしい甘さの餡がコラボ「笹巻あんぷ」
生麩の老舗が作る名物和菓子
「笹巻あんぷ」は高野山の生麩の老舗・麩善が作る和菓子です。よもぎを練り込んだ生麩で餡を包み、熊笹で巻いたもので、もちもちした食感と上品な甘さが特長です。熊笹は6月から8月にかけて収穫した若葉を使い、鮮やかな緑とさわやかな香りが楽しめるのも人気の理由の一つでしょう。お土産にも喜ばれるはず。
素材にこだわる生麩は人工保存料、調味料無添加
生麩は豆腐と並んで、精進料理に欠かせない食材です。麩善は高野山唯一の生麩屋として、180年余りに亘り、伝統の製法を守り続けてきました。人工保存料、調味料は使用しない厳選した素材のみを使用し、毎日できたての生麩を販売しています。新鮮なつるつる食感をぜひ味わってみてください。
笹巻あんぷの他、バラエティ豊富な生麩もお土産として人気です。
みんなの口コミ
高野山 麩善の笹巻あんぷ 美味しいよぉ。
— Yukinē (@DIESEL_diesel) 23. Mai 2017
お麩で有名なんやけど生麩も綺麗やの pic.twitter.com/hM5iLHgozh
笹巻あんぷ〜!!
— Å Я υ β α § (@H_ARUBAS) 21. März 2018
高野山に行けば、一度は食べておくべきですよ! pic.twitter.com/GGpIbdSGLw
高野山行ったらいつも買って帰る笹巻あんぷ
— 魚王子 (@sakana_ohji) 9. August 2016
あんこを生麩で包んだもので、ほのかな笹の香りに生麩独特のぷりんぷりんした歯触りと控えめな甘さとのハーモニーが最高に最高(語彙不足)なのでオススメです pic.twitter.com/DlIOzq1aGB
■8.精進料理とカレーがコラボ「心に優しい高野山精進カレー」
精進料理とカレーは意外に高相性⁈
高野山とカレー。ちょっと意外な組み合わせに感じますよね。こってり料理の代表格のカレーですが、実は高野山のお寺では、精進料理のレシピに乗っ取ったカレーが食事のメニューとして登場することもあるそうです。そんな精進カレー、どんなものか味わってみたくなりませんか?お寺の売店や山内の土産店で、レトルトカレーが販売されています。
体にも心にも優しい低カロリーのあっさりカレー
精進カレーは、肉や魚もちろん玉ねぎやニンニクすら使っていません。化学調味料も不使用。代わりにコンニャクや高野豆腐などを使い、昆布だしとスパイスをきかせています。低カロリーであっさりした仕上がりです。
箱裏に印刷されている「五観の偈(ごかんのげ)」は僧侶が食前に唱えるもの。しっかり読んでいただくと、心と体に効きそうですね。
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灌仏会だからというわけじゃないけど、お昼は前に高野山で買った精進カレー
— ( ・д・)ウマー (@8989uma) 8. April 2018
お肉の替わりに蒟蒻や高野豆腐が入ってます pic.twitter.com/Za9ZleFrjP
■9.宿坊でも提供される日本酒「高野山般若湯」
厳しい仏教の修行でもお酒はNGではなかった⁈
「般若湯」とはもともと僧侶が使う用語で日本酒のこと。お寺でお酒はNGでは?とのイメージがある方も多いかと思いますが、必ずしもそうではありません。飲みすぎて戒律を犯すのは論外ですが、日本仏教では、お酒を少々たしなむこと自体は許されてきました。宿坊でも注文すれば、お酒を提供してくれます。
時間があれば「初桜酒造」直売店にも立ち寄ってみて
「高野山般若湯」は、高野山麓にある初桜酒造が製造しています。地元産の原料と昔ながらの製法にこだわる蔵元です。般若湯は山内の酒店やお土産店でも買えますが、時間があれば、初桜酒造の直営店に立ち寄ってみてください。季他では入手しづらい地酒やフルーツ酒など、珍しいお土産が見つけられるはず。車を運転しないなら試飲もできます♪
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■10.高野山の定番お土産と言えばコレ!「胡麻豆腐」
自然な胡麻の香りと味わい 高野山の胡麻豆腐は他とはちょっと違う!
宿坊や山内の飲食店で提供される精進料理の代表メニューの1つ、胡麻豆腐。高野山のお土産の大定番です。お土産店でも必ず見かける他、製造販売を手掛ける専門店もあります。白胡麻と吉野本葛で丁寧に練り上げて作る高野山の胡麻豆腐は、自然な胡麻の香りとコク、滑らかな舌触りが特長。お土産にしたくなるのも納得の美味しさです。
受賞歴多数!角濱ごまとうふ総本舗
高野山のお土産店ならどこでも取り扱っている胡麻豆腐ですが、イチオシは角濱ごまとうふ総本舗です。原料の素材や水、製法にこだわったその胡麻豆腐は、11年連続でモンドセレクションの金賞を受賞しました。各種メディアでも頻繁に取り上げられる有名店です。
本店ではゆったり食事が楽しめるスペースも。限定の「生ごまとうふ」をアレンジした懐石やスイーツなどカフェメニューもあるので、ぜひその美味しさを現地で体感してみてください。
みんなの口コミ
高野山の緑は深い。
— Jin @ (@Jin03100310) 30. September 2017
目が引き付けられる魅力がありますわ。
ごま豆腐屋さんの豆腐懐石をご馳走になった。
豆腐なのにめっちゃ食べごたえある。 pic.twitter.com/e6uHSSrsHN
高野山と言えば高野豆腐・ごま豆腐らしいので、「角濱ごまとうふ」というモンドセレクション金賞受賞のお店に行ってみましたおうどんとお豆腐3種のセットいただきましたごま豆腐めっちゃウマー!ごま豆腐のデザートも❤️美味しくてヘルシー♫#どこでもいっしょ #高野山 pic.twitter.com/5axVX5bnQG
— トロミ (@toromi1063) 30. Januar 2017
休暇をとって高野山に来ました。ラジオ寺子屋高野山で紹介された、角濱ごまとうふ総本舗さんでランチお勧めの豆腐懐石を堪能しました九会曼荼羅のように鮮やかで色彩豊かな深い風味に感動しました pic.twitter.com/LVDSbPAl8d
— いつか絶対に見たい景色 (@itsukamitai) 10. November 2017
高野山を満喫した後は、聖地のパワーと素敵なお土産を持ち帰ろう♪
悠久の伝統と人々の信仰に支えられ、今もなお多くの人々を魅了してやまない聖地、高野山。日常とは切り離された静寂な空気の中を散策していると、そのパワーをひしひしと感じられることでしょう。高野山を満喫した後は、素敵なお土産探しもお忘れなく。旅の思い出と聖地のパワーをお友達や家族にもお裾分けしてくださいね♪