なぜ人気を集めているのか!?
「一六本舗の三笠」は、「一六タルト」で有名な一六本舗のどら焼き。通販でも人気でわずか5分で売り切れになるという。そのヒミツを探るためにお取り寄せをしてみた。
一六本舗のどら焼きは「三笠」という名称である。どら焼きのシルエットを万葉集にうたわれたなだらかな三笠山になぞらえている。関西地方ではどら焼きのことを三笠と呼ぶことが多い。
箱を開けると茶色の「三笠」がぎっしり。さて、どこが逸品なのだろうか?
材料・製法ともに秀逸!
一六本舗では三笠の原料・製造にこだわっている。上質の生地と甘さをおさえた特製おぐら餡を使用し、とりわけ生地をふっくら焼き上げることに気を配っている。
なるほど包装の上から触っても、ソフトな弾力がつたわってくる。サイズは8cmほどとそう大きくないが、しっかりした重みがある。これは味が楽しみだ。
まさにどら焼きの代表格!
「三笠」を食べてみた。皮がしっとりしていることに関心する。ぱさぱさした皮のどら焼きがあるが、やはり適度に潤いがあるのが好みという人も多いだろう。中の餡はほどよい甘さ、そして小豆の粒が残っているのがさらに美味しさを加速する。
大きさと生地・餡の食感、味のバランスが絶妙! さらに食後の後味もすっきり。口の中に過剰な甘さが残らない。
販売すると5分で売り切れというのもうなずける。まさに「ザ・どら焼き」とも呼べる、日本のどら焼きを代表する逸品である。