両親の結婚記念日は家族の始まりの日♪
自分のご両親や奥様や旦那様のご両親の結婚祝いはぜひ家族でお祝いしてみてはどうでしょう。なかなか会う機会がないのであれば、なおさらです。ご両親にとって家族は何よりも大切な宝物です。子供たちに結婚記念日をお祝いしてもらえるとなれば、喜びも一際強くなることでしょう。
結婚記念日とは?
両親の結婚記念日をお祝いするにあたって、その本来の意味や由来を改めて確認しておきましょう。結婚記念日の過ごし方のヒントが得られるかもしれませんよ。
■夫婦の愛を再確認する大切な日♪
結婚記念日は、文字通り、結婚した日を記念する日ですが、一般的には婚姻届けを提出した日や、挙式した日いずれかを記念日としているカップルが多いようです。最近では、カップルの形も多様化していますので、それぞれが独自に記念日を決めているというケースも増えているようです。
いずれにしても、記念日を祝うことで、夫婦の愛を再確認する大切な日と言えるでしょう。
■お互いの存在に「感謝」の気持ちを伝える日
結婚記念日は、夫婦がお互いに感謝の気持ちを伝える日でもあります。長く連れ添うと、お互いが空気のように当たり前になっていくものですが、そこに至るまでには、お互いのちょっとした気遣いの積み重ねが必要です。結婚記念日は、そんな当たり前の日々の積み重ねに改めて感謝する日でもあるのです。
■イギリスで誕生した結婚記念日
結婚記念日の由来ってご存知でしょうか?そもそもの発祥はイギリスと言われています。欧米では、もともと夫婦の絆を重んじる習慣が根強く、結婚記念日もそうした背景から生まれたと言われています。
もともと結婚記念日のお祝いは5回のみ
当初イギリスの結婚記念日は、5周年、15周年、25周年、50周年、60周年の5回のみを祝うのが慣例でしたが、アメリカなどに広く伝わるにつれ、現代のように毎年お祝いするのが一般的になりました。なお、よく耳にする「銀婚式」や「金婚式」という年数ごとの呼称もイギリス式です。
結婚記念日の呼び名と意味
結婚記念日は、15年目までは1年単位で呼称があり、以降は5年単位で呼び方が変わります。1年目の「紙婚式」から始まり、60年目の「ダイヤモンド婚式」と、年数の経過につれて、日常的で安価なものから、希少で高価なものに呼び名が変わっていきます。
呼び名には、1年目の「紙婚式」には、白紙の状態から2人で将来を築く、2年目の「藁婚式」は贅沢を控え、質素に暮らすなど…ふさわしい意味も込められています。それぞれの記念日の呼び名にちなんだプレゼントを贈ることも多いです。
■日本に伝わったのは明治時代
夫婦単位より家族単位の絆を重視する日本では、もともと結婚記念日をお祝いする習慣はありませんでした。日本に結婚記念日が伝わったのは、明治時代。明治天皇が明治27年に「大婚25年祝典」として、いわゆる銀婚式を祝ったのが始まりとされています。
以降、徐々に一般にも広まり、戦後はアメリカの影響もあって、現在のように毎年お祝いする習慣が根付いていきました。最近では20年までは夫婦単位や家族だけで祝い、銀婚式や金婚式などの節目に、お世話になった人も招いて盛大にお祝いするというケースも多いようです。
両親の結婚記念日あれこれ
いざ両親の結婚記念日をお祝いしようと思っても、案外迷うことが多いものです。そんなあれこれ、みんなどうしているの?と思いませんか?ここでは、そんな気になるポイントについて、考えてみました。
■お祝いの平均予算は1万円前後
お祝いをするにあたって、平均予算は気になりますよね。両親の結婚記念日と一言で言っても、お祝いされる側や渡す側の年代が幅広いため、予算も年代によって幅があります。銀婚式や金婚式など、特別なタイミングを除くと、概ね1万円前後というケースが多いようです。ひとつの目安とすると良いでしょう。
■高価なプレゼントは気を使わせてしまうことも
親孝行の意味をこめて、両親の結婚記念日はゴージャスなプレゼントをしたいというケースもあるでしょう。特に義理のご両親には失礼のないようにと、考えてしまうこともあるはずです。とはいえ、あまり高価な物は、かえって気を使わせてしまうこともあります。
親にとっては、いくつになっても子供は子供。負担をかけたくないという気持ちを持つ人が多いものです。プレゼントのチョイスは、そういったもらう側の親心にも配慮するのが良いでしょう。
■家族との時間が最高のプレゼントに♪
お祝いをしたいけど、なかなか良いアイデアや過ごし方が浮かばない…という人も多いかもしれませんが、結婚記念日だからと言って、無理に特別な演出をする必要はありません。
ご両親にとっては、家族と一緒に過ごす時間が何よりのプレゼントになります。普段、離れて暮らしている人ならなおさらでしょう。あまり構えず、ささやかでも一緒にお祝いをすることが一番です。
両親の結婚記念日を盛り上げるコツは?
ここからは、両親の結婚記念日を盛り上げるアイデアをご紹介。ご両親の好みを熟知していたり、何か具体的なリクエストがあれば、それに合わせるのが一番ですが、なかなか思いつかない…という方は、参考にしてみてください。
■2人に向けた感謝のメッセージを送る
家族みんなからメッセージを贈りましょう。両親の結婚記念日は、家族みんなの記念日とも言えます。普段、照れくさくてなかなか直接口に出せない感謝の気持ちを伝えるには、ピッタリの日なのです。心のこもったメッセージカードは、その後何度も読み返すことができる思い出深いプレゼントになるでしょう。
■結婚した年のワインをプレゼント♪
プレゼントとして、両親が結婚した年のワインを贈るのはいかがでしょう?ワインなら、年代によっては幅広い種類が選べます。みんなが集まる記念日のお祝いの場で、そのまま開けて飲んでも良いですし、ご両親に後日2人でゆっくり楽しんでもらっても良いでしょう。お酒をたしなむご両親なら、特に喜んでくれることでしょう。
■綺麗なお花で記念日を色鮮やかに!
両親の結婚記念日には、奇麗なお花を用意しましょう。花束やアレンジメントをプレゼントとして贈るのも良いですし、エントランスやダイニングなど家の中をお花で彩るのも良いでしょう。記念日を鮮やかに演出することができます。
■アルバムを囲んで思い出話♪
アルバムを囲んで、みんなで思い出話に花を咲かせるのも楽しいですよ。古いアルバムは、普段はなかなか見返すことが少なくなっているだけに、みんなが集まる記念日を盛り上げるアイテムとしては最適です。
両親の結婚式の写真や家族で撮った写真を見返すと、懐かしい思い出が蘇るとともに、家族の絆を再確認できるものです。アルバムを囲む時間そのものが、大切な思い出にかわっていくことでしょう。
■特別なレストランでお食事を
両親夫婦にとって思い出深いレストランや、記念日にぴったりなおしゃれなレストランで食事会をするのも素敵なアイデアです。結婚記念日という特別なイベントなので、ちょっとおしゃれをしてお出かけディナーなんてどうでしょう。サプライズとして、お店にお願いしてケーキを用意してもらうのもいいかもしれませんね。
喜んでもらえる両親の結婚記念日の秘訣とは?
せっかく結婚記念日をお祝いするなら、両親には喜んでもらいたいもの。ここでは、結婚記念日をお祝いする秘訣をご紹介します。お金や時間をあまりかけなくても、アイデアや工夫の仕方で、記念日を盛り上げることができますよ。
■両親が主役の1日♪ 「おもてなしの心」で、もてなそう♪
結婚記念日は両親を主役に「おもてなし」に徹しましょう。普段、親だからとついつい甘えてわがままを言ってしまったり、一方的にお世話になっているということも多いのでは?この日ばかりは、両親のリクエストに応えたり、両親の気持ちを優先するよう心がけましょう。
■日頃の「感謝」を直接伝えてみよう!
両親の結婚記念日には、ぜひ感謝の気持ちを直接伝えましょう。ご両親にとっては、それが何よりも嬉しいプレゼントになります。口に出すのが照れくさければ、メッセージカードにしたためて渡しても良いでしょう。
■実用性&サプライズ感のあるプレゼントが◎
結婚記念日のプレゼントを用意するなら、実用品がおすすめ。便利グッズや家電など、普段の生活がちょっと楽になるアイテムを贈ると喜ばれます。更には、サプライズ感のあるものをチョイスすると感激してもらえる可能性が高いです。両親が以前、何気なくもらした要望を覚えておいて、それにあったプレゼントするのも良いでしょう。
■温かみのある手作りプレゼントも人気♪
温かみのある手作りのプレゼントを贈るのもおすすめです。家族みんなからの結婚記念日のお祝いメッセージを添えたオリジナルアルバムやムービーを作ってみても良いでしょう。手料理や手作りのスイーツでおもてなしをするのも良いですね。例え完璧でなくても、喜んでもらいたいというあなたの気持ちは、きっとご両親に伝わりますよ。
結婚記念日には「ありがとう」を伝えよう♪
両親の結婚記念日は、家族の大切な記念日です。普段なかなか会えない人も、両親への「ありがとう」の気持ちを伝える絶好の機会。家族みんなで集まってお祝いできたら、それだけでご両親への最高のプレゼントになることでしょう。