結婚式で大切な両親に手紙を読もう!
お料理やドレス、引き出物と順調に進んできた結婚式の準備。でも、肝心の「両親への手紙」がうまく書けない……。そう悩んでいるあなたに、素敵な手紙を書くコツや文例を紹介します。家族みんなの一生の思い出になるようなあなただけの素晴らしい手紙を送りませんか?
結婚式で両親に手紙を読む3つの理由!
そもそも、どうして結婚式では両親への手紙を読むのでしょうか。王道のイベントだからこそ、そこにはとても大切な意味が込められているのです。
■今まで大事に育ててきてくれた両親に感謝の気持ちを伝えられる!
普段は恥ずかしくて言いにくい感謝の気持ち。結婚式で読む両親への手紙に感謝の気持ちを込めれば、素直な言葉で伝えられます。これまで一生懸命育ててきてくれた両親に、結婚式では堂々と“ありがとう”を言いたいですね。手紙だからこそ、ストレートに伝えられるはずですよ。
■ゲストに対して自分の両親の人格を紹介できる
結婚式には、友達やお世話になっている職場の人たちも多数出席します。周りの人たちに両親のことを紹介する機会って、なかなかありませんよね。結婚式で両親への手紙を読むことは、自分の両親について知ってもらう貴重な機会の1つでもあるのです。
■「今まで育ってきた家庭」への感謝の言葉は新生活へのけじめとなる!
夫婦にとって結婚式は、新たな家庭を築くスタート地点ともいえます。これまで育ってきた家庭から旅立つ大切な日に両親への手紙を読むことは、新生活スタートへの決意や自立の宣言にもなるのです。感謝の想いだけでなく、立派な夫婦になる心意気も伝わることでしょう。
意外と簡単!3つの構成を意識するだけで手紙が書けちゃう♪
両親への手紙って、どんなことを書けば良いの?便箋何枚分、何分くらいの長さ?……書き始めたは良いけれど、次々と疑問が浮かぶはず。あまり難しく考えず、次の3つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
■普段通りに両親へ呼びかける♪書き出し部分
書き出しは固くなりすぎず、いつも通りの呼び方で始めてみましょう。お父さん、お母さん。パパ、ママ。あなたの言葉であるという雰囲気が一気に高まり、両親にもストレートに伝わりやすくなります。
<例文1>
お父さん、お母さん。これまで大切に育ててくれてありがとう。この日を迎えられたのも、2人がいてくれたおかげです。
<例文2>
結婚式まで口にしなかったけど、今日はパパとママに伝えたいことがあります。うまく言葉にできているか不安ですが、素直な気持ちを手紙に書きました。
■具体的なエピソードを紹介!ここが手紙の良し悪しを決める展開部分
家族での思い出、謝りたいこと、これまで言えなかったこと。両親への手紙の中に、具体的なエピソードとそれに対する気持ちを書くと内容が深くなります。楽しい思い出だけでなく、ケンカや気まずいできごとに対する反省、謝罪を込めてもOKです。
<例文1>
私が1人暮らしを始めるとき、お父さんは随分心配してくれましたね。アパートまでお母さんが差し入れてくれた肉じゃが、今では私の得意料理です。
<例文2>
高校生の頃は、毎日のように口ごたえしてごめんなさい。門限を破ったときに本気で怒ってくれた2人の気持ち、今になって痛いほど理解できるようになりました。
■全体の雰囲気を考えてピシッとまとめる!結びの部分
書き出しからメインのエピソードまでの流れをまとめる結びの書き方。両親への想いはもちろん、夫婦としての決意や義両親への言葉、ゲストへの挨拶などを取り入れるのも◎。1人の大人として締めくくる言葉を添えてみてください。
<例文1>
今日の良き日を迎えられたのも、来てくださった皆様のおかげです。まだまだ未熟な2人ではありますが、これからも温かく見守っていただけるようお願いします。
<例文2>
本当にたくさんの方々に祝っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。これからは◯◯さんと一緒に、温かく楽しい家庭を築いていきます。ありがとうございました。