日本の年末の習慣「お歳暮」はいつまでに贈れば良いの?

お歳暮で、お世話になっている人に感謝の気持ちを伝えることができます。最近ではお歳暮など、伝統的な行事をよく知らないという方も増え、お歳暮を贈ったことがない方も多いようです。でも基本的なマナーを押さえれば、お歳暮がとっておきの行事に早変わり。お歳暮の基礎を確認して、礼儀を重んじたお歳暮を贈りましょう。

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知っていますか「お歳暮はいつまで」に贈れば良いの?

お歳暮にお中元。日本では感謝の気持ちを伝える行事がたくさんあり、そのたびに「日本に生まれて良かった」と感じることができますね。

最近ではスマホでのメッセージのやり取りが簡単になり、「お歳暮の贈り方がわからない」「そもそもお歳暮を贈ったことがない」という声もちらほら聞かれます。

便利になることは良いことですが、日本の心も大切にしたいものです。お歳暮も、日本らしい伝統の1つ。初めはおっくうに感じるかもしれませんが、心をこめて贈ることで何とも言えない気持ちの良さを感じるようになります。

お歳暮を贈る時期から、押さえておきたい基礎知識まで解説しますので、今年はぜひお歳暮を贈ってみてはいかがですか。

押さえておきたい「お歳暮を贈る期間の目安」とは?

お歳暮を贈ってみようと思っても、どのようなものを贈ればよいのか、またいつ贈ればよいのか疑問もありますね。年を越してしまっても贈っても大丈夫なのだろうかと不安をお持ちの方もいらっしゃいます。

ここでは、お歳暮を贈る「時期」に着目して、どのタイミングでお歳暮を贈ればよいかを解説します。まず初めの第一歩として、お歳暮に最適な時期について見ていきましょう。

お歳暮を贈るのはいつから?

お歳暮は「年の暮れ」を意味しています。年の暮れ、つまり1年の終わり頃に贈れば良いと見当がつきますが、いつ頃が贈るのに適しているのでしょうか。

一般的に12月13日を過ぎてから贈るのが適切です。なぜ12月13日かというと、「事初めの日」つまり正月に向けて準備を始めるのがこの日だからです。

でも正月が近づき忙しいところにお歳暮を贈っても良いのだろうかと不安になる気持ちもありますね。そうした傾向は年々強まってきていて、お歳暮の時期も前へ前へと早まっています。

具体的には、11月の下旬に贈る方もいらっしゃいます。相手の都合も考えながら贈るタイミングを決めるとベストですが、12月13日を過ぎたあたりに届くようにするのが無難(ぶなん)です。

お歳暮を贈るのはいつまで?

年末の忙しい時期に贈るお歳暮ですが、いつまでに贈るのが良いのでしょうか。

お歳暮の字のごとく、年の暮れ終盤に届くように贈ってしまっては失礼になることも。年の暮れが忙しいのはどこも同じで、せっかくのお歳暮が迷惑になってしまいます。

だいたい12月20日までに届くように贈ることができれば無難です。

ただ、例外もあります。正月用の生鮮食品などは逆に年末が近いころに届くようにした方が良いようです。

このような例も含めると、12月13日から12月31日までがお歳暮の時期といえます。

やむを得ずお歳暮が年を越えてしまう時は?

色々事情があって、お歳暮を贈るつもりが気づいたらもう年を越していた。このようなケースはなさそうで結構起こりえます。

正月を迎えてから、「大切なあの人に贈っていない!」なんてことも。でも、ここまで来てしまったらお歳暮ではありません。では、どうしたらよいのでしょうか?

その時は表書きを「御年賀」とし、時期をみて届けるという方法があります。これでしたら、失礼にはなりません。

もしそれよりも遅くなり、だいたい1月中旬以降に贈る場合は「寒中御見舞」と表書きをして贈りましょう。

可能な限り、「お歳暮」として贈ることができれば良いのですが、いざという時のためにも表書きを「御年賀」や「寒中御見舞」として時期をみて贈る方法も覚えておくと役に立つときがあります。

地域で異なるお歳暮を贈る期間とは?

実はお歳暮を贈る時期は地域によって若干(じゃっかん)の違いがあります。関東と関西で違うという点を押さえておけば、特に問題はないです。

関東では12月初めのころから12月末まで、関西では12月13日から12月末までが一般的です。関東の方が時期的に、若干早いのですね。

ただ、最近ではこの地域差もあまりみられなくなっていて、全国的に12月の上旬にお歳暮が届くという贈り方が増えています。

知っておきたい「お歳暮の基本」とは?

お歳暮に限らず、マナーは大切です。でも守るべきルールというのは、例えばお中元とお歳暮で全く違うかというとそうではありません。

「贈る時期が全く違う」という違いはもちろんあります。のしの書き方や贈り物の金額、そして時期的にピッタリな贈り物などもあることは事実。

贈り物は大切な相手に贈るものであって、そこに添える気持ちはお中元でもお歳暮でも大差はありません。ただ、その気持ちを伝えるためには、最低限のマナーを守って贈ることが大切です。

ここでは、「お歳暮の基本」を見ていきましょう。

お歳暮の由来と意味

お歳暮は、江戸時代に始まり現代にまでその伝統が続いています。といっても、今のようにお世話になった人に贈り物をするというスタイルではなく、そこには江戸らしい理由があります。

まず、半年に1回あったお支払いのときに贈り物を渡すという習慣。なんのお支払いかというとそれまでたまっていた商品の代金などです。江戸時代ではすでに後払いというシステムどころか、それに贈り物をするということまで行っていたのですね。

もう一つは、長屋(ながや)の大家(おおや)さんに対するお礼。気持ちの表れとして贈り物を渡していました。

さらに古い歴史を見てみると、年の暮れに本家にお供え物を持ち寄る行事が「お歳暮」に発展したとされています。

お歳暮を贈る相手とは

感謝の気持ちを伝えるお歳暮。あなたがお歳暮を贈りたい方はどなたでしょうか。

お歳暮をこの人に贈らなければいけないといったルールは実はありません。ですが一般的に両親や仲人(なこうど)、会社の上司に贈る方が多いです。

会社の上司に贈る場合は注意が必要な場合も。会社によっては、お歳暮を禁止している会社もあります。

お歳暮の金額の目安

お歳暮の金額は、相手との関係によって変わってきます。両親に贈る場合と知人に贈る場合では金額に違いが出るものです。

具体的な金額としては、3,000円から5,000円といったところが相場です。あまり高価なものは気を遣わせてしまいますので避けたいですね。

お歳暮は毎年続けるのがマナー。それ以外には金額に差が出ないようにするというマナーもあります。そのため贈り物をあえて固定させる、つまり毎年同じようなものを贈る方もいます。

お歳暮を途中で辞めないための工夫ですね。

お歳暮の品物選びの注意点

お歳暮は、「自分が欲しいもの」ではなく「相手がもらって喜ぶもの」を意識して選ぶと良いです。

食品がお歳暮の定番にもなっていますが、賞味期限が短かったりそもそも相手がその食品が好きでないものは贈らないようにしたいですね。

例えば、お酒が飲めないのにビールを贈ってしまう、というケースもあります。相手の好みを理解することが大切です。

お歳暮に使う「のし紙と表書きの書き方」

最近ではデパートでお歳暮を選んでそのまま贈るというスタイルがすっかり定着しています。そのため店の人に「お歳暮で」と言えばのしを付けてもらえます。

持参する場合は、そうはいきませんね。その場合は外のしが合っています。一番外にのしをかける感じですね。

のしは、紅白の蝶(ちょう)結びの水引がついたのし紙を使います。水引の上には「御歳暮」と書いて、水引の下にフルネームで自分の名前を書きましょう。

喪中の時のお歳暮の贈り方とは

「贈り先の喪中に、お歳暮はどうなんだろう」という疑問もありますね。お歳暮はお祝いではないので、贈っても良いことになっています

ただ、気持ちの問題として四十九日(しじゅうくにち)を迎えるまでは控えたり、のしも紅白の水引は使わないでシンプルに「御歳暮」と書いて贈ったりするなど状況に応じて使い分ける必要があります。

お歳暮で感謝の気持ちを伝えよう!

お歳暮といっても、贈り物が主役ではありません。贈り物は添えるもので、一番大切なことは日ごろからの感謝の気持ちを込めて「贈る」ことです。

送り状を郵送するなど、ちょっとした気遣いで相手の喜ぶ顔が見えるお歳暮。マナーに気を遣いながら、あなたらしい「お歳暮」を贈ってみませんか?

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