結婚式の座席表は手作りがお得♪
結婚式に向けて着々と準備を進めている新郎新婦さん、「座席表は式場や業者任せでOK♪」と思っていませんか?確かに業者に依頼すれば楽ちんですが、座席表を手作りするという方法もありますよ。理想の式を挙げようと思うほどに金額も上がっていく結婚式。座席表を自分で作ると、コスト節約はもちろん、様々なメリットがあるんです!
座席表とは?
そもそも結婚式の座席表とはどういうものでしょうか。結婚式では座席表のほかにも席札や招待状、メニュー表など様々なペーパーアイテムが必要です。それらの中でも座席表は、結婚式当日にゲストが最初に目にする、主役級のアイテムです♪
■ゲストの席を案内してくれるペーパーアイテム♪
結婚式の座席表は席次表とも呼ばれますが、基本的には“ゲストの座席を案内するための会場図”を指します。一般的には、見開きの紙面に会場内の各テーブルの配置を示し、ゲストの名前を該当の座席部分に表示します。各ゲストは、披露宴会場へ到着するとその座席表を見ながら自分の座席を確認し、座る仕組みになっています。
ゲストの紹介も兼ねている重要な役割
披露宴には、新郎新婦の親族や友人、職場の上司・同僚など様々な関係のゲストが参列します。座席表のテーブルごとやゲストごとに「新郎 高校時代友人」などの肩書きや関係を示しておくと、ゲストの紹介を兼ねることができます。特に知らないゲスト同士が同じテーブルの場合などは、会話のきっかけになったりするので便利ですよ。
座席表の裏面などにプロフィール紹介を載せる新郎新婦も♪
最近の座席表は“ただ座席を示すアイテム”ではなく、新郎新婦のプロフィール紹介を載せるなど工夫を凝らしたパンフレットにすることも。新郎新婦から参列への謝辞や、ふたりのなれ初め紹介など、いかにゲストを楽しませるかに重点を置く新郎新婦さんが多いようです。
座席の基本的な配置スタイルは2つ!
座席表を作るにはまず当日の座席を決めることから始まります。ゲストの出欠がわかったら、さっそく座席決めの作業に入りましょう。披露宴の座席配置には大きく2通りあるので、式場スタッフと相談しながら適切な配置スタイルを決めてくださいね。
■長い机を配置する「くし型」
新郎新婦が座る高砂席から向かって縦方向に長机を配置するのが「くし型」パターンです。ゲスト人数が多い場合におすすめです。円形テーブルよりもゲスト同士の会話がしにくいという意見もあるので、会場の大きさ・ゲスト人数を見ながら決めましょう。くし型パターンの場合、新郎新婦に近い順から上座となるので、主賓はほぼ中央正面席となります。
■丸テーブルをバランス良く配置の「ちらし型」
従来の披露宴で最も多いのは「ちらし型」と呼ばれる、丸テーブルを程よいバランスで配置するパターンです。テーブルごとの間隔が狭いと新婦がドレス姿で通るのが難しくなってしまうので、余裕をもった配置にする必要があります。ちらし型は、新郎新婦に1番近いテーブルの前方席が主賓席です。
座席表を手作りにするメリット♪
ただでもやることが多くて忙しい結婚式準備。「さらに作業が増えるなんて!」と思ってしまうかもしれませんが、最近の新郎新婦さんに手作り座席表が人気なのには、たくさんメリットがあるからなんです。
■コストをおさえられる!
まず最大とも言えるメリットは、専門業者へ依頼するよりもコストを安く抑えられることです。式場や業者作成の場合、一部につき300円~700円前後が相場。仮にゲストを100人招待すると、それだけで数万円の出費になります。しかし、表紙や中紙、ヒモ等をそれぞれ購入して印刷すれば、コストは材料費+インク代のみ!一部につき100円台で作ることも可能ですよ。
自分たち好みに仕上げられる
手作りするということは、デザインやサイズ、構成まで自分たちで好きなように仕上げることができるということです。例えば旅行がふたりの共通の趣味なら、パスポートや飛行機チケットをイメージしたデザインにしたり♡オリジナル感たっぷりの座席表はゲストにもふたりの人柄が伝わって好評価です。
手作り特有の「あたたかみ」をゲストに感じてもらえる
業者作成の座席表の場合は確かに完成度や品質は高く、自作するとどうしても”手作り感”が出ます。しかし、そこが手作りの良さでもあるのです。1枚1枚に時間をかけて作ったその手間や温かさがゲストに伝わり、「手作りの座席表、素敵だったね」「参考にしたいから作り方を教えて!」など結婚式後の話題になることも。
二人で協力して作成した思い出と達成感を得られる!
実際に手作りした夫婦たちの中には、「大変だったけれど、ふたりで共同作業ができて楽しかった」「ゲストから褒め言葉があると最高に嬉しかった」という感想が聞かれます。あれこれアイディアを出しながら、ゼロから形を作り上げる作業はこれから夫婦になるふたりにピッタリかもしれません。結婚式が終わっても良い思い出として記憶に残りますよ。
間違いを発見したらすぐに対応ができる!
式場や業者に発注依頼をした後や、完成品を見た時に「ゲストの名前が間違っていた!」なんてミスを発見することも少なくありません。もし全量印刷後だったら、再度訂正版を追加購入する羽目に…。手作りの場合は、自分のパソコンデータをいつでも訂正できるので、しっかり最終確認が済んでから印刷すればミスも回避できます。
手作り座席表の作り方をサクッと紹介♪
いざ座席表を手作りしようにも、どこから手を付けたら良いのかわからないと不安になりますよね。どんな順番で作業をすれば良いのか、まずは全体の流れをおさえておきましょう。デザインを考えながら、印刷用紙などの材料の準備も忘れずに。
■まずはゲストの人数を決定♪
座席を決めるには、まずゲストの人数を決定することが第一です。新郎側・新婦側それぞれのゲストの出席がわかったら、全体の人数を確認しましょう。テーブル数や配置の仕方は式場スタッフが相談にのってくれますよ。親族・友人などそれぞれの関係ごとに整理しておくと作業が楽になります。
ゲストの方の漢字を確認!
招待状の送付の際に確認しているとは思いますが、改めてゲストの氏名・漢字を確認しましょう。出欠の返信はがきにゲスト本人が書いている名前と照らし合わせると、間違いなく確認することができます。特に「斉藤」「斎藤」、「山崎」「山﨑」など、間違えやすい漢字は要注意です。
ゲストの「肩書き」の確認!
名前を確認できたら、次はゲストの「肩書き」をそれぞれ確認しましょう。肩書とは、ゲストとの関係性や職場での所属・役職などを指します。主賓はもちろん、各ゲストの肩書に間違いがあると大変失礼な印象になってしまいますので、新郎新婦でお互いにダブルチェックしながら最終確認すると良いですね。
会場レイアウトを元に配席を♪
式場スタッフにお願いすると、会場レイアウトや座席表サンプルをもらうことができます。まずは「親族グループ」「職場関係グループ」などそれぞれの関係ごとにグループ分けをします。各テーブルに何名配席可能かを式場に確認したら、いよいよ座席を決めていきます。ゲストが気楽に過ごせるよう、できるだけテーブルごとに同じグループ内でおさまるように配置するのが良いですよ。
座席表のデザインを決定♪
座席の割り振りが決定するのと同時に、デザイン決めも行っていきましょう。プロフィール紹介や料理メニューなども構成に含めるなら、各ページのデザインや全体のページ数調整などできることから進めていきます。座席表のテンプレを無料でダウンロードできるサイトもあるので、有効活用してみてくださいね。
意外と難しい!「肩書き」
前述したように、ゲストの名前や肩書きの間違いは失礼なこと。その後の人間関係にまで影響しかねないので、特に「肩書き」については細心の注意を払うようにしましょう。「このゲストの肩書きはどうしたら…?」と迷った時のためにポイントをご紹介します。
■主賓や上司の肩書は略さない!
間違いを最も回避したいのが主賓や会社の上司の肩書き。基本的には、「○○株式会社 △△部 部長」など、会社名・部署・役職を記します。「(株)」や「(有)」は「株式会社」「有限会社」とするなど、略さないようにしましょう。間違いがないように名刺などで正式名称を確認すると良いですね。
恩師の敬称は「様」「先生」どちらでも〇
学生時代の恩師などを招待する場合は、名前に「様」もしくは「先生」と敬称を付けます。肩書きは「新婦 大学恩師」などとするとゲストにもわかりやすいです。それ以外のゲストの敬称については、通常は「様」を付けるのが一般的ですが、地域や風習によっても異なる場合があるので式場スタッフに確認してみましょう。
友人は「いつの時代の友人」かを明記すると◎
友人関係のゲストは、幼馴染や小学校時代・中学校時代・高校、大学などそれぞれの時代によってグループ分けをしましょう。同じグループごとにテーブルを分ければ、久し振りの再会にゲスト同士も話が弾みます。肩書きは、「新郎 大学友人」などいつの時代かを記すと、ゲスト同士の交流にも役立ちます。
オリジナルの座席表でゲストをおもてなし♪
結婚式本番が近付くにつれて、「式準備がこんなに大変だなんて…!」と慌てる新郎新婦さんは多いもの。でも、どの新郎新婦さんも”ゲストをおもてなししたい”と願いながらひとつひとつ準備をしているのではないでしょうか。手作りの座席表も、感謝の気持ちや自分たちらしさを表現するための、おもてなしツールのひとつ。是非自分たちだけのオリジナル座席表を作って、みんなにとって思い出に残る結婚式にしましょう!