毎日の料理を楽しくしてくれる 包丁をプレゼントしよう
料理好きな人へのプレゼントや、結婚祝いや引っ越祝い、進学や就職祝いなどのタイミングに包丁を贈りませんか?
「切れる」の忌み言葉をイメージさせるから、包丁を贈るのは縁起が悪いのでは?と思う方もいるようですが、実はそんなことはありません。もともと刃物は神聖な物とされていて、お祝いの場にこそふさわしい縁起物なのです。
毎日の家事に欠かせない必需品だからこそ、使いやすいものを選べば、喜んでもらえる可能性が高いです。今回は包丁の選び方と、プレゼントにおすすめのアイテムをご紹介します。
どんな包丁がプレゼント向き?選び方のポイント
ひと口に包丁と言っても、種類や素材、価格帯も様々。普段、馴染みがない人にとっては、どんなアイテムを選べばよいか、迷うことが多いかも。高級品ならなんでもプレゼントに向いているという訳でもありません。実用品だからこそ、使いやすいことが一番重要です。ここでは、選び方のポイントを解説します。
■普段使いしやすい包丁のタイプは?
家庭用のスタンダードな種類は三徳包丁と呼ばれるタイプの万能包丁。肉、魚、野菜と様々な用途で使えて、1本で大半の家庭料理に対応できるので、プレゼントにおすすめです。
素材は手入れのしやすさで選ぶなら錆びやすい鋼製よりステンレス製が良いでしょう。大きさは180㎜以内のものがベター。それより大きいと、家庭のキッチンでは持て余す可能性大です。特に小柄な人に贈るなら、サイズは小さ目の方が使いやすいでしょう。
■こだわり派にプレゼントする包丁を探すなら
料理が趣味という人やプロ並みの腕前の人へのプレゼントなら、和包丁を選ぶのが良いかもしれません。日本刀にルーツを持つ和包丁は、抜群の切れ味と切断面の美しさが魅力。刺身包丁や菜切り包丁など用途別に分かれていて使う都度手入れが必要になりますので、道具にこだわる人向きです。
初心者が選ぶにはちょっとハードルが高いので、迷った時は具体的に好みのブランドやほしいアイテムを聞いてしまうのもアリです。
プレゼントにおすすめの包丁10選
プレゼントにおすすめの包丁をセレクトしてご紹介します。ご家庭のキッチンで使いやすい形状やサイズのものを中心に、ビギナーでも使いやすいものからプロ仕様の本格的なアイテムまで幅広くそろえました。お祝いや記念日、母の日など、プレゼントのシーンに合わせて選んでみてください。
■1.モノづくりの町 燕三条の包丁ブランド「藤次郎」
「藤次郎」は、金属加工技術で世界的にも名高い新潟県燕市の包丁専門メーカー。鋼とステンレスの複合素材の包丁に強みを持つブランドで、業務用・家庭用共に多種多様なアイテムを製造しています。グッドデザイン賞受賞やISO認定の取得など、その技術力とデザイン性の高さは折り紙付き。プレゼント用としても様々なタイプの包丁が揃います。
使うほどに手になじむ「DPコバルト合金鋼割込 三徳」
DPコバルト合金鋼割込 三徳 170mm F-895
職人の本場付け仕上を施した三徳包丁。高純度の鉄鉱石をステンレス鋼に挟み込んだ特殊合金鋼で、優れた切れ味とメンテナンスのしやすさを実現。
独特のトルネード模様のハンドルは、水や油にも強く滑りにくい作りで、使うほどに手になじみます。毎日料理をする人にも喜んでもらえるプレゼントになること間違いなしです。
■2.抜群の切れ味とコスパで男性にも人気「関虎徹(せきこてつ)」
「関虎徹」は刃物の町として知られる岐阜県関市の「安田刃物」が手掛けるブランドです。プロの料理人も愛用する切れ味のよさに加え、比較的手頃な価格帯で高いクオリティのアイテムが揃うのも魅力。美しい刀身やデザインで、男性にも人気が高いことで知られています。料理好きな男子へ贈るプレゼントをお探しなら、おすすめのブランドです。
硬質合金で抜群の切れ味「V金10号 鍔付 三徳包丁」
V金10号 鍔付 三徳包丁 180mm YG300
コバルト、モリブデン・バナジウムを含む硬質合金 V金10号を使用した包丁。抜群の切れ味が長く続きます。
切っ先が尖った牛刀のような刀身で、通常の三徳包丁以上に幅広い用途に使えるため、プロにも愛用者が多いアイテムです。料理好きな人へのプレゼントとして特におすすめ。
■3.おしゃれなデザインはギフトにもおすすめ「Henckels/ヘンケルス」
「ヘンケルス」は、1731年創業のツヴィリング・J.A.・ヘンケルス社によるブランドです。ドイツのゾーリンゲンが本拠地で、包丁だけでなく、様々なキッチンウェアも取り扱っています。おしゃれで機能的なデザインは、思わずシリーズで揃えたくなるほど。結婚祝いなど、これから新生活を始める人へのプレゼントにおすすめです。
ビギナーにも嬉しいプレゼント 基本の包丁セット「ミラノαベーシックセット」
ミラノα ベーシックセット 19758-003
三徳包丁と洋包丁、ペティナイフのベーシックな3本をそろえた包丁セット。流線型のフォルムが美しいアイテムです。
ステンレス製で切れ味に優れ、衛生的でお手入れも楽々。 モナカ型のハンドルは、長時間使用しても疲れにくいデザインです。機能だけでなくスタイルにもこだわるおしゃれな人にプレゼントしたいですね。
■4.日本のインダストリアルデザインの先駆者「柳宗理」
キッチンを機能的に整えている人にプレゼントするなら「柳宗理」の包丁はいかがでしょう。日本が誇るインダストリアル・デザイナーの巨匠のデザインによるキッチンウェアブランドです。立体模型で使い勝手を検証しながら生み出されるアイテムは、無駄のない洗練されたフォルムが魅力。上質なライフスタイルを求める人におすすめです。
スタイリッシュで機能的なキッチンナイフ
キッチンナイフ 18cm
従来の包丁の形にとらわれず、使いやすさを追求したデザインのキッチンナイフ。熟練の職人が1本ずつ丁寧に本刃付けを行っています。
折れにくく錆に強いモリブデン・バナジウムを添加したステンレスを使用。ハンドルと一体型なので、衛生的でお手入れも簡単。日々忙しい中でキッチンに立つ人にプレゼントしたいアイテムです。
■5.スタイリッシュなオールステンレスが人気「GLOBAL/グローバル」
「グローバル」は新潟県燕市に本拠地を持つ吉田金属工業の包丁ブランドです。主力商品は刀身とハンドルが一体型になったオールステンレス。今では一般的なこのデザイン、実はグローバルが先駆けなのです。その斬新なデザインは、初めに海外でヒットし、日本でも人気となりました。抜群の知名度を持つブランドで、プレゼントにもおすすめです。
母の日や祝い事の贈り物におすすめ「三徳3点セット」
三徳3点セット (三徳包丁 ペティナイフ スピードシャープナー) GST-46
家庭料理の強い味方になってくれる包丁2種ととお手入れ用のシャープナーのギフトセット。
オールステンレスの包丁は、刀身と柄の一体構造で雑菌がつきにくく、衛生的でお手入れしやすいのが特徴です。流線型が美しいハンドルはフィット感も◎。
お祝い事や母の日など、様々なシーンでのプレゼントに使えるアイテムです。
■6.食材の味が変わる切れ味「賽光(じっこう)包丁」
「賽光包丁」は日本でも有数の刃物の名産地、大阪府堺市で100年以上の歴史を持つ包丁メーカーです。和包丁の伝統と技術を継承し、1本1本丁寧に仕上げる包丁は、抜群の切れ味。しかも、その切れ味が長く続くのが特徴です。使ってみると食材の味わいまで変わるほど。ぜひ料理好きにプレゼントしたい逸品です。
槌目とダマスカス模様に思わず見とれる「ミルフィーユ包丁」
"ミルフィーユ包丁
高級硬質合金V金10号を使用した切れ味抜群の三徳包丁。金属を重ねることで、ミルフィーユのような槌目(つちめ)と波のようなダマスカス模様に仕上げています。
ハンドルはマホガニーを使用。高級感あふれるプレゼント向きのアイテムです。両刃なので利き手はどちらでもOK。名入れもできるので、特別なシーンの贈り物にも向いています。
■7.軽くて使いやすいセラミック包丁「KYOCERA/京セラ」
電子機器や通信機器等の大手メーカー「京セラ」。その技術を生かして様々な商品を展開していますが、実はセラミック製のキッチングッズも得意分野。特に包丁は、金属製のものと変わらない切れ味で軽くてお手入れも楽なので、とても実用的です。料理は初心者という人にも扱いやすく、プレゼントにもおすすめです。
ブラックの刀身がかっこいい セラミックナイフ
セラミックナイフ ファインプレミア シェフズナイフ 18cm FKR180HIP-FP
硬度の高いファインセラミック製の包丁。刃の摩擦が少ないため、シャープで快適な切れ味です。
ハンドルにはラバー素材。丸みを帯びた形状で握りやすく、滑りにくいため、扱いやすく安全性にも優れています。
クールな印象のブラックの刀身は、男性にプレゼントしても喜ばれそうですね。
■8.刀鍛冶の匠の技を受け継ぐ「関孫六」
「関孫六」は刃物メーカーの貝印による包丁ブランド。ブランド名は、室町後期に活躍した美濃の刀鍛冶の名を受け継いでいます。刀鍛冶の信念と匠の技に貝印の金属加工技術を組み合わせることで、高いクオリティの包丁を生み出しています。価格帯も商品ラインナップも豊富なので、プレゼント選びの強い味方になってくれます。
機能美を追求した三徳包丁
小三徳 145mm AE-5301
美しい刀身の波紋が印象的な包丁。鋼材の特徴を最大限に生かし、抜群の切れ味とその持続性を実現。逆三角形のハンドルは握りやすく、鋲を使わないことでシンプルに仕上げています。
機能美と実用性にあふれた逸品。コチラはシリーズの中でも小さ目タイプ。小柄な人へのプレゼント向きです。"
■9.名工の技術を現代に伝える「堺一文字光秀」
600年以上とも言われる歴史を持つ堺刃物。日本刀や鉄砲の製造を下地として生まれた技術は、現代の包丁の製造にも脈々と受け継がれています。その堺にあって、名工の名を引き継ぐ「堺一文字光秀」は、プロにも愛用者の多い本格派ブランド。料理好きで道具にこだわりのある人にプレゼントしても、きっと喜ばれるはずです。
プロ仕様の性能に納得の和包丁
和包丁ハガネ 青鋼 総霞 和式 三徳包丁
高級素材の安来青二鋼を使用した本格派の包丁。プロ並みの仕様ながら、様々な用途に使える三徳タイプで、家庭で扱いやすいようアレンジされています。
耐久性に優れ、抜群の切れ味が長持ちします。料理好きの人や料理の腕前に自信がある人にプレゼントすれば、そのクオリティに満足してくれるはず。
■10.一生モノの包丁をプレゼントするなら「築地 有次」
和食のプロから絶大な支持を受ける京都の有次。刀鍛冶から始まり、現在では100種以上もの調理器具を扱っています。その流れをくむ築地有次の包丁は、400年以上の歴史と技術を受け継ぐ逸品揃い。購入後のメンテナンスも手抜かりがないので、まさに一生モノ。結婚祝いなどで、名入れアイテムをプレゼントするのも人気です。
ダマスカス模様が美しい「層鍛ウズ入り文化包丁」
層鍛ウズ入り文化包丁
最高級の青2鋼を使用した三徳包丁。和包丁の切れ味はそのままに、家庭でも使いやすい両刃に仕上げられています。ほどよい重みと抜群の切れ味は、使い慣れると手放せなくなるはず。
料理好きの間で人気上昇中の波紋が美しい「ダマスカス模様」の魅力。料理初心者からプロ級の方まで、おすすめできるプレゼントです。
使うほどに違いが分かる ハイクオリティな包丁をプレゼントしよう
日々の暮らしに欠かせない包丁は、1度良い物を使うと、その切れ味や使い心地の違いをはっきりと実感できるもの。包丁を変えるだけで、料理の仕上がりや味まで変わってくることも。実はあまり料理の経験がないという人ほど、その違いに驚くかもしれません。
料理好きの人、そうでもない人、初心者もプロ並みの腕前の人…贈る相手は、様々かもしれませんが、それぞれのニーズや腕前に合ったアイテムをプレゼントすれば、きっと喜ばれることでしょう。