出産内祝いのマナーを徹底解説!恥をかかないようにマスターしよう

出産のお祝いをいただいたら、内祝いとしてお返しをするのがマナーです。しかし、初めての出産の場合は、いつ頃どのような内祝いをしたら良いのか戸惑われることと思います。今回は、出産内祝いのマナーを詳しくご紹介します。特にママは自由に外出したり準備したりができない時期ですので、お二人でしっかりと理解してくださいね。

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出産内祝いのマナーって知ってる?

出産内祝いのマナーは、初めての出産の場合や、身近に出産された方がいないとあまりご存知ないのでは...と思います。家族が増えたことを祝福してくださる方々へ、パパとママになったお二人からマナーを抑えてきちんと内祝いをしたいものですね。

「出産内祝い」とは?

まず最初に、「出産内祝い」とはそもそもなんであるのかをご説明します。どんなスタンスで内祝いをするのかを先に理解しておくことが重要ですよ♪

親しい人たちで赤ちゃん誕生の「喜びを分かち合う」こと

赤ちゃんの誕生はとてもおめでたいことです。親戚や知人はお祝いとして現金や商品券、または品物を贈り、赤ちゃん側は内祝いの品を贈るなどして、親しい人たちで喜びを分かち合いましょう!

お祝いは赤ちゃんへの品物ではなく、無事に出産を終えたママ向けのものであることも♡。その場合も必ず内祝いをします。

本来は「喜びのお裾分け」という意味

「出産内祝い」は、元々は我が家に赤ちゃんが誕生したことのご報告を兼ねて、知人へ喜びのお裾分けという意味で赤ちゃんの家族より先に贈られていました。つまり、出産祝いを頂いたか頂いていないかに関係なく内祝いを贈っていたので“お返し”の意味ではありませんでした。

現代では「いただいた出産祝いのお返し」の意味合いが強い

しかし、現代では出産祝いを頂いたお返しとして「出産内祝い」を贈るのがほぼマナーとなっています。今は、身近な親戚であっても、お祝いを頂いていないのに内祝いを贈るケースはあまりないようです。万が一、お祝いの“催促”や、内祝いを贈る相手の勘違いと解釈されては大変ですので、基本的には最近の風習に習い、頂いてから贈る方がいいでしょう。

地域によって出産内祝いの風習は様々

冠婚葬祭ほどではありませんが、出産内祝いの風習も地域によって違いがあります。明らかに出産イベントに対して特色があるお祝いをする地域に親戚関係がいらっしゃる場合には、ご両親に相談されることをおすすめします。

それ以外は、一般的なマナーで内祝いをしていれば失礼にあたることはまずありませんが、一応地域差もあるということも念頭に置いておかれる方が良いでしょう。

出産内祝いのマナーのあれこれを紹介♪

次に、「出産内祝い」のマナーを色々とご説明します。ここに書かれていることを理解されていれば、内祝いの手配がグッとスムーズに行きますよ♪初めてのことでちょっと大変かもすれませんが、内祝いができるのはとても喜ばしいことです!楽しく準備しましょう。

出産内祝いの金額はいただいたお祝いの半額程度が◎

やはり悩むのは金額ですが、お祝いでいただいた金品の価格の半分程度が目安です。もし、相場を超えた高額なお祝いをいただいた場合には、半分もお返しをするとかなりの負担になってしまいます。それに、くださった方も半分ものお返しを望んでいるわけではありませんので、3分の1もしくはそれ以下でもいいでしょう。

品物でいただいた場合にはおよその価格を調べるしかありませんが、例えば10,000円くださった方には3,500円〜5,000円程度の品物が目安となります。これに消費税や送料がかかってくることもお忘れなく。お返しは高すぎても安すぎても失礼にあたりますので、いわゆる相場をご参考に決めてくださいね。

「のし」は紅白で蝶結びの水引をチョイス!

のしは紅白の蝶結びの水引を選びます。蝶結びは、ほどいて結び直すことができるので、何度繰り返しても良いお祝いごとに使われます。

表書きは「内祝」や「出産内祝」が一般的

表書きは「内祝」または「出産内祝」と書きます。あらかじめ印刷されている場合は構いませんが、手書きする場合は濃い墨の毛筆です。書きやすい筆ペンでも構いませんが、サインペンやボールペンはNGです。

水引の下に「こどもの名前」を

蝶結びの水引の下には赤ちゃんの名前を書きます。姓は書かずに名前だけ書くのが一般的ですが、最近は洒落た読み方の名前が多いので、名前を覚えてもらうためにもひらがなで仮名をふるのも良いでしょう。

内祝いを贈る時期は「お宮参り」を目安に

無事の出産を知ってすぐにお祝いをくださった方には、生後1ヶ月のお宮参りの頃に内祝いを贈るのが一番スマートです。しかし、季節やママと赤ちゃんの体調によっては、時期をずらしてもっと遅くにお宮参りをすることもあるでしょう。

ですので、だいたい1ヶ月から2ヶ月以内に完了するようにしたいものです。そのためには、ある程度事前に下調べしておかれることをおすすめします。出産後1〜2ヶ月はママはほとんど自由には外出できませんので、自宅で手配できるものが便利です。

発送で贈る場合は配送伝票に「内祝」「品名」を記入

生後1〜2ヶ月程度の時点で内祝いを直接渡しに行くことはなかなか難しいので、発送するケースが多いかと思います。その場合には、配送伝票に内祝であることと、その品が何であるかを記載します。

例えば、タオルの場合は「内祝/タオル」、カタログギフトの場合は「内祝/カタログギフト」のように記載すればOKです。「雑貨」や「内祝」だけだと、取り扱いの都合上、もっと詳しく書いてください..と言われるそうです。

内祝いにメッセージや子どもの写真を添えると喜ばれる

内祝いを贈る際、お礼の気持ちと子供の様子を簡単に記載すると喜ばれます。逆に、品物だけをどーんと贈るのは失礼にあたることも!写真は身内以外は処分に困るので、メッセージカードに小さく添える程度が好ましいです。

しかし、宅配便やゆうパック、百貨店からの発送の場合、信書扱いの手紙は郵便法で禁止されていますので注意が必要です。封をしない簡単なメッセージカードはOK..と緩和されている場合もありますので、詳しくは注文するショップにお問い合わせくださいね。

「商品券」を贈るよりは「カタログギフト」を!

何をお返ししたら良いかわからず、商品券にしてしまおう...と思われるかもしれません。しかし先に贈るお祝いには構いませんが、お返しまで金券というのはちょっと印象が良くありません。特に目上の方に商品券を差し上げるのは失礼にあたります。

そんな時は最近ブライダルでも大人気のカタログギフト!やはり欲しいものを選べるのは嬉しいのでとても喜ばれています。これなら目上の方にも◎!金額ごとに素敵なカタログがあるので、選びやすいですよ♪

地域ごとの出産内祝いのマナーや注意点

最後に、地域によって異なる内祝いの習慣を少しご紹介します。頭の片隅に入れておくと、そう言えば...と思い出せてちょっと便利ですよ♪日本は出産に限らずいろいろな地域差の風習があって面白いですね。

関西、近畿地方では出産内祝いとは別に「おため返し」を!

「おため返し」は「お多芽返し」と書きます。結婚祝いがメインですが、出産祝いでもすることがあります。

具体的には、出産祝いをもらったらすぐに1割を目安とした現金やお菓子、懐紙などをお返しします。これは内祝いとは別のものですので、内祝いは後日別途することになります。関西だけの習慣なのですが、現在では必ずしも行われているとは限りません。赤ちゃんが生まれた家庭が関西でなければ、お祝いをくださった相手が関西の方でもあまり気にされなくて良いでしょう。

こういった地域の風習に関することは、迷った場合はご両親にご相談されることをおすすめします。もしかしたら、パパやママとあまりおつきあいがない親戚の方がお祝いをくださる可能性もありますよ。

関東よりも関西の方がご祝儀が多い傾向に

結婚式もそうなのですが、関西の方が関東よりもご祝儀が多い傾向にあります。仲間や身内がみんな揃って関西という場合には、一人だけ安くなるのを避けたいのであれば、少し気にかけた方が良いかもしれません。

しかし、基本的には全国的なマナー通りにし、相場のご祝儀を贈っていれば、失礼にはならないでしょう。

海外への内祝いの金額は送料を含めて考えて

あまりないケースかもしれませんが、海外へ内祝いを発送する場合、送料がかなりかかります。送料も含めて金額を決めますが、そうすると何も送れなくなってしまうかもしれません。ケースバイケースですが、安い送料で送れるものを選ぶなど工夫をしましょう。

海外に限らず、地方や離島が多い場合にも同じです。無駄に高い送料がかからないように、これも商品を探す段階から考えておきましょう。

出産内祝いのマナーをマスターして、素敵なパパとママのスタートを♡

出産内祝いのマナーについてご紹介しました。最後にワンポイントアドバイス!お祝いを頂いた時に記入するリストを作りましょう。お返し済みはチェックできるようにすると漏れがありません。

忘れてはいけないのは、実家に届いたお祝い。とりあえず手元になくても内容を聞いて、リストに追加します!こうした一連の手配は、出産直後のママだけではとても大変ですので、ぜひお二人で一緒にマナーを理解し、家族が増えたことの喜びを感じながら一緒に手配してくださいね。

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