出産内祝いはお返しのこと?
出産内祝いって「お返し」のことだと思っている人、意外と多いんです。大人として「内祝い」の本来の意味をわかってから贈り物をしたほうが、なんだか素敵ですよね。出産内祝いについての意味、マナーや喜ばれるものを選ぶポイントもご紹介させていただきます♪
出産内祝いとは?
出産内祝いとは、どういうものなのでしょうか。なんとなくはわかっていても、はっきりした意味合いは知らない人も多いかと思います。出産内祝いについての本来の意味や現在のとらえかたをご紹介いたします♪一度「内祝い」について知っておけば、今後も役立つこと間違いなしですよ♡
■本来の意味は「幸せのお裾分け」
出産内祝いの本来の意味は「幸せのお裾分け」です。昔は、身内に赤ちゃんが生まれるといったような喜びごとがあると、出産の報告も兼ねて近しい人を招いてお祝いをしていました。
来ていただいた方には感謝の気持ちとして手土産を、そして遠方に住んでいてお祝いにご招待できない方には贈り物をして幸せのお裾分けをしていました。それが「内祝い」の本来の意味なのです。
■現代では「出産内祝い」=「いただいた出産祝いのお礼」の意味合いが強い
現在では「出産内祝い」というのは「いただいた出産祝いのお礼」の意味合いが強くなっています。お祝いをいただいてないのに内祝いを贈ってしまうと、なんだかお祝いの催促をしているように思われてしまうこともあるかもしれませんね。
最近では、まずお祝いをいただいてから内祝いを贈るという流れが一般的ですよ♪内祝いもお返しも、本来の意味としては違いますがどちらも感謝を伝えるということでは同じです。大切な人へ感謝や思いやりといった気持ちが伝わることが大切ですね。
■相手を想う「心遣い」が形に!
相手を想う「心遣い」を形に表したものが「出産内祝い」です。趣味や嗜好に合ったもの、貰って困らないものなど、相手が喜んでくれそうなものを考えて贈る「心遣い」。赤ちゃんの誕生を祝っていいただいたことに対する感謝の気持ちをこめて、赤ちゃんの写真やメッセージを添えたり名前入りのお菓子を贈るのもまた「心遣い」ですね♡
出産内祝いのあれこれを調査
出産内祝いで、皆が本当に知りたいあれこれについて調査♪内祝いの金額の相場や、わかっているようで間違えやすい「のし」、贈る時期についてもご紹介しますね。知っているという人も、ぜひ再確認しておきましょう♡マナーを守ってこそ、感謝の気持ちも伝わるものですよ。
■出産内祝いの金額はいただいたお祝いの半額程度が一般的
出産内祝いの金額はいただいたお祝いの半額程度を贈るのが一般的です。高額なお祝いをいただいた場合、半額のお返しをするのが大変な場合もあります。個別の対応も必要になる場合もありますが、無理のない範囲の金額でお返しをしましょう。
■「のし」は紅白の蝶結びを!
内祝いにつける「のし」は紅白の蝶結びを選びましょう!出産は何度あっても嬉しい喜びごとです。入学や出産など、繰り返しあっても良いお祝いにはほどいて結び直せる蝶結び。快気祝いや結婚など、何度もあっては困るお祝いには結び切りを使います。ここを間違えるとかなりマナー違反になりますので、気をつけてくださいね。
■表書きは「内祝」又は「出産内祝」
のしの表書きには「内祝」もしくは「出産内祝」と書きましょう♪表書きは贈り物を買うときにお店の人が書いてくれることも多いので、出産の「内祝」と伝えるといいですよ。カタログやインターネットで内祝いを選んで贈るときも、のしに表書きを書いてくれるサービスも多いのでぜひ活用してみてください♡
■メッセージを添えると喜ばれる♪
せっかく出産内祝いを贈るなら、やっぱり喜んでもらいたいですよね♡お祝いをいただいた感謝の気持ちをメッセージにして添えると喜ばれますよ♪メッセージカードにはお祝いへのお礼や新しい家族ができたことへの挨拶を書くことが多いですよ。赤ちゃんの写真や生年月日、性別、生まれたときの体重も書いておくといいですね。
【例文】
「このたびは心のこもったお気遣いを頂きまして、ありがとうございました。出生は○月○日で性別は○の子です。子供の名前は○○○という思いを込めて、○○と命名いたしました。母子ともに元気に過ごしております。ささやかではありますが、心ばかりの品をお贈りさせて頂きます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。」
■内祝いを贈る時期は出産祝いをいただいてから1か月以内に!
内祝いを贈る時期は、出産祝いをいただいてから1ヶ月以内がベストです!遅すぎると失礼になるので、必ずお祝いをいただいたら早めに贈るようにしましょう。出産後は育児で忙しくて、ゆっくり内祝いを選ぶ暇がないかもしれません。そうならないためにも、妊娠中にだいたいの内祝いの品について決めておくことをおススメします!店舗やカタログ、通販などどこで購入するのかも考えておきましょうね。
出産内祝いのポイントを紹介
出産内祝いを選ぶとき、これだけはおさえておいてほしいポイントをご紹介します。せっかく贈るなら気の利いたものを選びたいものですよね♪どんなものを選べばいいのかは、贈る相手によって変わってきます。ぜひポイントをおさえて素敵な内祝いを選んでくださいね。
■置き場に困らない「消耗品」は好感触♪
贈る相手の好みや嗜好がわからない場合、置き場に困らない「消耗品」がおススメです。洗剤や石鹸のセット・ジュースやゼリーの詰め合わせなどは、多くの方に喜んでもらえそうですね♪年配の方や仕事関係の方への内祝いとしても「消耗品」が選ばれることが多いようです♡
場所をとる贈り物は、相手が欲しいと指定してきたときはOKですが、それ以外はやめておいたほうがいいかもしれませんね。
■ママ友には「タオル」や「キッチングッズ」が◎
ママ友には「タオル」や「キッチングッズ」などの生活用品が喜ばれます♡おしゃれで自分ではなかなか買わないようなタオルや、センスの良いキッチングッズを選ぶのがポイントです♪タオルなら今治タオルといった有名ブランドのものなどが喜ばれそうですね。
出産祝いの金額が同じであれば、グループ内のママ友たちには同じものを贈るのが良いようです。
■両親、祖父母には「量より質」を重視!
両親や祖父母からの出産祝いは、現金の他にもベビーカーやチャイルドシートなど高額であることが多いものです。身内へ贈るときは「量」より「質」を重視して選ぶのがポイントですよ♪少し高めの贈りものをする場合は、欲しいものを直接確認してから贈る方法を取ると、お互いにとって嬉しいかもしれませんね♡
「量」があればいいというのではなく、心から喜ばれる「質」の高いものを選ぶことが大切なのですね。
■商品選びに悩んだら「カタログギフト」を活用
どうしても内祝いが決まらない!商品選びに悩んだときは「カタログギフト」を活用するのがおススメですよ♪百貨店やデパート、おしゃれなインテリアショップのカタログギフトなど種類もさまざまです。旅行やレストラン、雑貨や家電まで幅広く載っていて好きなものを選んでもらえるところがポイントです♡
カタログギフトであれば、いただいた金額の半額程度のものを選ぶのも簡単です。相手も自分にとっても良いことだらけですね♪悩んだときにはまず「カタログギフト」を検討してみましょう♡自分で欲しい商品を選べる楽しさも贈ることができるなんて素敵ですよね。
■名入れギフトを贈るなら形に残らない「食品」が無難
出産内祝いに名入れギフトを贈ろうと思っている人は、形に残らないものを選ぶのがポイントです♪赤ちゃんが生まれると嬉しくてついつい名前入りのものをオーダーして内祝いに贈りたくなりますよね。
しかし食器やインテリア、雑貨などに名前が入っているものを贈られると使いにくいし困ってしまうことがほとんど。特に仕事関係の人や近所の人など、赤ちゃんがどんなに可愛くてもやっぱり名前入りはやめたほうが無難でしょう。贈るなら形に残らない「食品」を選ぶと、特別感もあり喜んでもらます♡
カステラやバームクーヘン、アイシングクッキーなどの名前入りギフトは可愛くてきっと喜ばれますよ♪
相手に喜ばれる出産内祝いのお返しを!
出産内祝いは相手に喜ばれるようなお返しをしましょう♪赤ちゃんの誕生を一緒に祝ってくれた人に対する感謝の気持ちをもって選ぶと、きっと素敵な内祝いが見つかりますよ♡相手の好みや嗜好・趣味に合った贈り物で、本当に喜んでもらえる内祝いができるといいですね!