おしゃれで可愛いテトラ型ラッピング♪
テトラ型ラッピングは、昔の三角牛乳(この表現でわかる方はそれなりの御年かも♪)のような形状のラッピング方法です。
見た目が可愛く、ラッピングも簡単にできるとあって人気上昇中の包み方なのです。あなたの周りでも、テトラ型ラッピングを見かけたことはありませんか?
テトラ型ラッピングとは?
テトラ型ラッピングとはラッピングの方法の1つで、中身を固定せずに包装するものです。
テトラ型ラッピングはお菓子を渡すときなどに多用されていて、ハンドメイドもしやすいので女性や子供に人気がある包み方なのです!
今回はテトラ型ラッピングについてちょっとご紹介しますね♪
■三角形のピラミッド型のラッピングのこと
テトラとは「4個の正三角形から成る四面体」のこと。つまり、ピラミッドのような「三角すい形のラッピング」という意味です。袋を閉じる位置を上下で90度ズラすことで、どこから見ても三角になる包み方です。
この「どこから見ても三角形」というところがミソで、安定が良く、内容量も多いのがポイントなのです!
■可愛らしい見た目が人気の理由♪
三角形とはいっても完全に直線で構成されているわけではなく、若干丸いフォルムをしています。
また、一味ちがった「コロンとした見た目」が可愛いため、アレンジを加えてインスタグラムにアップする人も多いです。
今回のご紹介ではほとんどの画像をInstagramから引用していますが、これだけを見てもバリエーションが豊かなのがお分かりいただけますよね♪
■実は作り方も簡単♪
テトラ型ラッピングは、通常のように「平面で品物を包む」タイプではなく、「立体で包む」タイプのラッピングです。
小さいものであれば折り紙1枚で作れます♪
また、紙の大きさや長さを変えると、大きさや長さの異なったテトラ型を作ることも可能ですし、リバーシブルタイプの用紙であれば開けたときにも楽しめますよ!
折り紙で作る基本の「テトラ型ラッピング」
基本的な作り方は「1枚の紙」と「のりやセロハンテープ」を用意するだけで十分です。
紐を通したり装飾を施したりツートンカラーにしたりといったアレンジを加える場合は、やりたいことに合わせてマスキングテープやリボンなどを用意してくださいね♪
■折り紙を3分の1のところで折る!
テトラ型は、短い辺と長い辺の比率がだいたい1:2.5~3くらいだとほぼ正三角形に近い出来上がりになります。折り紙は正方形なので、この比率に合わせるために1/3くらいのところで折ります。
折った部分は強度が上がるので、あとで紐を通すなどする場合はこの部分に穴をあけましょう。
■短い辺同士を1センチ程重ねて糊付けし、筒状の状態にする
左右の短い辺を糊付けすると、長い辺が周囲となる筒状になります。
この時、折り返しを内側に入れ、天側に来るようにすると穴をあけても強度が保てます。また折り返す量を調整して外側に出し、なおかつ底側に来るようにすると「ポケット付き」や「バイカラー」のアレンジにすることができます。
糊付けするときにのりしろ部分を折らずに糊付けすると、出来上がりが折り目無しの綺麗な仕上がりになりますよ。
■片面だけ筒状の先端を潰し2回折って、糊でとめる
天側か底側のどちらかを2回折り、糊やセロハンテープなどで固定します。もし柄がある紙であれば、天地や絵柄の出る位置をここで調整しましょう。
止めるのは糊でもホチキスでもセロハンテープでもなんでも構いません。無地の紙であれば、マスキングテープで止めるだけでも十分可愛いですよ♪
■中にラッピングしたいものを入れる
片方を止めたので、ここまで来たら袋状になっているはずです。
ここで、ラッピングしたいものをテトラバッグの中に入れます。中に緩衝材などを入れて動かないようにしても良いですし、(粒チョコなど)中で動いても構わないものであればそのまま入れてしまいましょう。
■先程、2回折った部分を90度に回して、反対側の先端も潰して2回折る
ここで間違えるとテトラ型にならないので、ここは注意しながら作業をお願いしますね。
先ほど折った部分と90度ズラすようにして、残っている方を折ります。上下で角が互い違いになるように(辺の中心から垂直に上がっていったところに角が来るように)折れていればOKです。
読むだけでは分からないと思うので、動画をご用意しました♪
紹介しているものは折り紙を1/2に切った状態からスタートする、より簡易な作り方です。基本の作り方は一緒ですので、好みで使い分けても良いですね。
■折った部分を糊やマスキングテープでとめて完成♪
木製の洗濯ばさみやレースペーパーなどでデコレーションを施したら完成です♪
ハトメパンチを使ってタグを付けたり、リボンやレースを付けるなどしても可愛いですよ。ちょっとしたリボンは、フォークで作ると綺麗です。
フォークで作るミニリボンの作り方はコチラ↓
少しアレンジしたい!そんな時におすすめの素材は?
紙の長さの比率を短い辺1:長い辺4くらいにすると、上記の画像のような「細長いテトラ型」にすることもできます。
コピー用紙でも作れますし、クラフト紙やラッピングペーパーなどもオススメです。ミシンで縫ってしまうのであれば、オーガンジー素材やお菓子の空き袋なんかもお洒落ですね♪
■シンプルだからこそアレンジしやすい「茶封筒」
折り紙ではちょっと強度に欠ける・・・そんな時は茶封筒を利用しましょう。
無地で強度◎なのでアレンジはいくらでも浮かびますよね。スタンプを押して糊付けするのもいいし、マスキングテープやシールで可愛くデコるのも素敵。シンプルに「何もつけない!」のままでも十分です!
■中身が透けて見えておしゃれ度アップの「透明袋」
友チョコや「ちょっとしたおすそ分け」であれば、透明なビニール系の素材も可愛いですね。敢えて中身を見せるので、中身と素材の組み合わせでセンスの良さも発揮できます!
セロファンやパラフィン紙など、素材によって雰囲気はガラっと変わるので、複数の素材を重ね合わせて使うのもアリです♪
■一気に外国の雰囲気が出る「英字新聞」
日本語の新聞では・・・こんなにカッコよくはなりませんね(笑)。何が違うんでしょう?
英字新聞ではなくても、英字のレイアウトがされている包装紙であればかなりオシャレな出来上がりになります。たとえ中身が大福であったとしても!
こんな時に「テトラ型ラッピング」は大活躍♪
最近では、結婚式などで来賓が退場時に受け取るプチギフトにテトラ型ラッピングを使う人も多いそう。
プチギフトと席札を兼ねて、お皿の上にちょこんと座っていることもあるそうです♪こんな席札だったら思わず笑みがこぼれますし、新郎新婦も「プチギフト渡しそびれた!」ということがなくなって一石二鳥ですね。
ラッピングとギフトボックスを兼ねるテトラ型は、1つで何役もこなす働き者(?)なんですね。
■バレンタインデー
中身は市販のチョコレートだけど、パッケージで勝負!なんて場合にはテトラ型は有効かもしれません。だって、バレンタインのチョコレートは、たいがい丸や四角の「箱」なんですから。
会社の義理チョコや、女性同士の友チョコなど「ちょっとしたもの」を贈る場合にもオシャレな印象を作り出せるので、ぜひ今年はやってみましょう!
■お誕生日会
小さな子供がテトラ型を抱えていると、なんかほのぼのしますよね。
中身は何だろう?パッケージはどうやって開けるんだろう?そんな心の声が聞こえてきそうです。
ちょっと手伝ってあげればひとりでラッピングできるテトラ型は、子供同士で贈り物をするときにも非常に役立ちますよ。
■クリスマス
クリスマスツリーの飾りとしても、アドベントカレンダーの1日分としても使えるテトラ型はクリスマスにも大活躍!
作り方はちょっと違いますが、布で作るテトラ型も素敵です。色とりどりのテトラ型が吊るされたクリスマスツリーは迫力があることでしょう。
渡すときの紙袋も作ってしまおう♪
テトラ型ラッピングをそのまま渡すのはちょっと抵抗ある、あるいは何個も持って歩かなければならないなどの場合、紙袋もハンドメイドのものを用意してあげるとステキさが倍増しますので、簡単な紙袋の作り方を2つご紹介します。
折り紙紙袋はA4コピー用紙を正方形に切って作ると、縦7cm×横7.5cm程度の紙袋になりました。手提げ紙袋はA4コピー用紙で作ると縦17cm×横8cm程度の出来上がりでした。
マチの取り方や底の取り方で大きさは変わってきますので、ぜひ一度試してみてくださいね♪
テトラ型ラッピングでパーティーを盛り上げよう♪
テトラ型がラッピングとしていかに有能であるかをお伝えしてきました(笑)
ちょっとしたオヤツも、ハロウィンのスイーツも、バレンタインデーやホワイトデーの贈り物も、全てテトラ型ラッピングで良いのではないかとさえ思えてきませんか?
テトラ型ラッピングで、あなたのアイデアが光る贈り物になりますように。