結婚の挨拶には素敵な手土産を♪
いよいよ結婚に向けてふたりで動き始めたら、まず最初のステップになるのが”お互いの両親への挨拶”!相手の親に会うのはこの時が初めてというケースも多く、どんな日になるのか緊張と不安でいっぱいになってしまいがちです。
ご両親に好印象を与えて結婚挨拶を成功させるためには、服装や身だしなみなどいくつかのポイントがありますが、その中でも今回は”ご両親へ手渡す手土産”にスポットを当ててみましょう。
手土産にこめられた想いとは?
結婚挨拶の目的は、その名の通り”相手のご両親にふたりの結婚を認めてもらうための挨拶をする”ことです。その目的を果たすうえで「手土産って本当に必要?」と疑問に思うかもしれませんが、まずはその手土産の意義をおさらいしてみましょう。
■訪問することへの感謝をこめた贈り物
思わず緊張してしまう結婚相手の実家訪問ですが、きっとそのご両親にとっても”娘や息子の結婚相手に会う”というイベントは一大事でドキドキするもの。それでもふたりを快く迎えたいとするご両親へ感謝の気持ちを示すためにも、手土産の持参は必須なのです。わざわざ時間を空けて、結婚挨拶の場を設けてもらったことへの感謝の気持ちを込めて贈りましょう。
■美味しいと自信を持って渡せる物がベスト♪
結婚挨拶の場でお渡しする手土産は、”自分が美味しいと知っているもの”を選ぶのがベストです。口コミ評価を参考にするのも良いですが、「これは美味しい!」と自信を持って相手へおすすめできるものを選んだ方が、ご両親にも喜んでもらえる確率が高くなります。「美味しいかどうかわからないのですが…」と恐縮しながら渡してしまうと、手土産の効果も半減。
■「相手への配慮」が手土産の根本!
今までに手土産を持参してどこかへ訪問した経験を思い出してみてください。きっと、相手の好みや状況を思い浮かべながら「これなら喜んでくれるだろう」と手土産を決めたはず。その配慮こそが手土産の根本なのです。結婚挨拶でも同様で、相手のご両親が好きな物や喜ぶものをあらかじめリサーチしつつ、ご両親に笑顔になってもらえるような手土産を贈りましょう。
手土産のマナーを紹介♪
いざ結婚相手のご両親と対面するとなると、「一言目は何て話したら良いだろう」「服装はこれで大丈夫?」などなど気にかかることばかりですよね。手土産にまで気が回らない!とパニックになってしまうかもしれませんが、あらかじめ手土産マナーを確認して用意するものを決めておけば安心です♪
■手土産の平均予算は3,000~5,000円前後!
まずは手土産の予算について、どの程度が妥当なのでしょうか。手土産はあくまでも”感謝の気持ちを示すもの”なので、あまりに質素なものや高額なものは避けましょう。実際の平均予算は3,000~5,000円前後とされています。ご両親に気に入ってもらえるよう、上質な品を用意しなくてはと気負い過ぎてしまうのも禁物です。
■美味しい「食べ物」が一般的♪
贈り物というと普段なら実用品や雑貨などを選ぶことも多いかと思いますが、結婚挨拶の手土産にはあまり適しません。ご両親の趣味や好みがまだまだわからない段階ですし、気軽に受け取ってもらえる品の方が無難です。家族みんなで楽しんでもらえるような、美味しい「食べ物」を贈るのが良いですね。
■自分の地元の名産品で話が弾むことも
お互いの実家が遠方の場合、自分の地元の名産品を手土産にするとご両親に喜んでもらえる可能性がぐんとアップ!その地域でしか買えないような限定品や、昔から愛されている名産品など「これ、知ってる!」と盛り上がってもらえるようなチョイスをするのがコツ♡手土産をきっかけに話が弾み、さっそくご両親と打ち解けられるかも♪
■相手の両親の好みを事前にリサーチ
手土産選びのポイントは、ご両親の好みをあらかじめリサーチしておくこと!もちろん本人たちに直接確認するのではなく、結婚相手である彼や彼女に聞いてみましょう。家族だからこそ知っている食べ物の好き嫌いなどの情報をできるだけ教えてもらい、できれば一緒に選ぶと確実です。甘い物が苦手だったり、「晩酌が何よりも好き!」というご両親にはお菓子にこだわらず、美味しいお酒の贈り物も喜ばれますよ。
手土産の渡し方は?
いよいよ迎えた結婚挨拶当日。「いざ相手の実家へ到着したはいいけれど、持参した手土産をいつ渡すのが正解?!」と焦ってしまわないよう、今のうちに頭の中でシミュレーションをしておきましょう。慌てず、深呼吸して、にこやかに、が鉄則です♪
■渡すタイミングは席に座る前か、席に座り少し落ち着いたらでOK
相手の実家に到着したら、出迎えてくれたご両親へまずは「初めまして」と笑顔で挨拶をしましょう。対面するや否や「これ、手土産です!」なんて勢い良く差し出してしまわないよう注意。家の中へ案内されて、席に座る前か、座ってお互いが少し落ち着いた段階で差し出すのがスマートな渡し方です。紙袋に入っている箱菓子などは、袋から出してお渡しするのがマナーですよ。
■「つまらない物ですが」はNG
日本の習慣として”自分や自分が選んだものに対して謙遜することが良い”とされていることから、贈り物の際にもつい「つまらない物ですが…」と言いながら渡してしまうケースがあります。でも実は、この言い方だと「つまらない物をわざわざこちらに渡すの?」という意味にも捉えられかねないNGワードなのです。代わりになる言葉として、「ささやかですが…」や「心ばかりですが…」と言い添えながら渡すと好印象♡
手土産の注意点とは?
ご両親にふたりの結婚を認めてもらい、今後の結婚準備をスムーズに進めるためにも結婚挨拶の成功は不可欠!そのためには、手土産というアイテムを上手く活用してご両親に好印象を与えたいところ。ただし、手土産選びでミスをしてしまうとまったくの逆効果になってしまうので要注意です。
■間に合わせ感が満載!ご両親の近所に売っている物はNG
結婚挨拶に向けてあれこれ準備をしていたら、「肝心の手土産を買い忘れていた!」なんて事態にだけはならないよう気を付けましょう。万が一買い忘れていたとしても、ご両親の住む地域や近所で売られている物を持参するのはNG。”とりあえず間に合わせるために用意しました”という雰囲気を感じ取ってしまい、ご両親も思わず苦笑いしてしまうかも…。
■割れ物や切り分ける物は要注意!
手土産選びの際に意外と見落とされがちなのが、”割れ物や切り分ける物は避けた方が良い”とされる点です。バウムクーヘンなどは贈り物として使われる機会も多いですが、”切り分ける=縁を切る”という解釈をされる可能性があり、結婚にまつわる行事にはあまり向いていません。また、贈り相手に切り分ける手間を与えてしまうという懸念もあります。ただ、最近は年配の方でも気にするひとは少なくなったようで、相手のご両親の好物であるならあまり気にしなくても良いでしょう。
■賞味期限が短い物
どれだけ美味しいと評判の品でも、生菓子や賞味期限が短い物はできるだけ避けた方が無難です。ご両親だけのふたり人暮らしであれば消費するのも大変ですし、「急いで食べなきゃ」と相手へ負担をかけてしまうような可能性はあらかじめ排除しておくのが1番。できれば2か月以上日持ちする物を選ぶのがベストです。
■手土産の個数は家族構成に合わせて!
ご両親と同居している家族人数も必ず確認しておき、全員が楽しめるような個数を用意しておくのもポイントです。人数よりも多いのは問題ありませんが、全員に行き渡らない個数だと微妙な空気が流れてしまうかも…。家族構成を確認しておけば、例えば「お祖母ちゃんが同居しているから和菓子にしよう」など手土産選びの参考になることもありますよ♪
■ご両親の苦手な物は事前にリサーチを!
手土産選びの最も重要なポイントは”ご両親の苦手な物やアレルギー情報を必ずリサーチしておく”ということ!万が一ご両親の苦手な物を贈ってしまったとしても、きっと表情には出さず「ありがとう」とにこやかに対応してくれるでしょう。ただ、いざみんなで食べようとした時や帰宅した後に「実は苦手で…」と発覚したら、お互いに気まずさが残ってしまいます。心から喜んでもらえるよう、事前リサーチは念入りにするのがベター。
こんな手土産が喜ばれる♪ 3つのポイントを紹介
手土産選びには注意点が様々あることはわかりましたが、反対に”これさえおさえておけば成功間違いなし!”というポイントもいくつかあるのでご安心を♡いくつか候補を絞りながら彼や彼女とあれこれ相談するのも楽しい時間になりますね。
■個別包装がされている食べやすい物
結婚挨拶の手土産に限らず、目上の方に贈り物をする時は”個別包装がされている食べやすい物”を選ぶのがおすすめです。その場でみんなで食べる流れになっても分けやすいですし、手を汚さず食べられるのも嬉しいメリット。迷った時には「自分ならもらって嬉しいかな?食べやすいかな?」と想像してみると良いですよ。
■相手の両親の好物
手土産の贈り物の成功は、”両親の好物”をリサーチできるか否かにかかっていると言っても過言ではありません。「お父さんが無類の日本酒好き」「お母さんが昔から〇〇メーカーのクッキーが好き」など、具体的であるほど手土産も選びやすくなります。受け取ったご両親は「どうしてこれが好きだって知ってるの?!」と思わずはしゃいでくれるかもしれません。
■自分の好きな物を買って「好み」を分かってもらうのも◎
結婚挨拶の最大の目的は”ご両親に結婚を認めてもらうこと”にあります。そのためには自己紹介をしっかりこなし、これから家族として長く付き合ってもらえるよう、自分という人間を少しでも知ってもらうことが大切です。手土産を渡す時も、「実はわたしが大好きなんです。美味しいので是非!」と自信をもって好物を贈れば、自分の好みを知ってもらうきっかけにもなるのでおすすめです。
美味しい手土産で結婚の挨拶をスムーズに♪
たかが手土産、されど手土産…という、侮れない存在である結婚挨拶の手土産。何を選んでも、喜んでもらえるか当日まで心配が尽きないものですよね。でも、”改めて挨拶させてくれる機会をありがとうございます”と感謝の気持ちを込めて贈れば、その気持ちは必ずご両親に伝わるはずです。
結婚までの道のりがスムーズになるよう、素敵な手土産を片手に、まずは結婚挨拶を大成功させましょう!