ヘリオトロープの花言葉
ヘリオトロープの基本情報
英名 | cherry-pie, heliotrope |
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学名 | Heliotropium arborescens |
別名 | ニオイムラサキ、ヘリオトロープ |
科 | ムラサキ科 |
属 | /ニオイムラサキ属 |
季節 | 通年 |
花色 | 紫、白 |
ヘリオトロープの特徴は?
ハーブとしてもよく知られているヘリオトロープは、バニラのような甘い香りを放ち、ヨーロッパでは香水やポプリの材料としても利用されてきました。日本に初めて伝えられた香水もヘリオトロープだったと言われています。しかし、揮発性が過ぎることから香水としては利用されなくなりました。現在一般的に流通しているのは、園芸品種として改良された、香りよりも花を楽しむもので、それらにはほとんど香りがありません。
比較的高温多湿に強い花なので、夏花壇によく使われるようになりました。初夏に紫色をした傘状の愛らしい小花を咲かせるその姿は、どこか奥ゆかしさを感じさせる美しさです。花色は紫のほか白もあります。
ヘリオトロープはいつの誕生花?
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中村正人
役所広司
ヘリオトロープの名前の由来って??
太陽の動きに合わせて花の向きを変えるヘリオトロープは、古来太陽とともに回ると信じられていました。そのことから属名はギリシア語で太陽の意味にあたるheliosと回転を意味するtropeに由来しています。原種は強い香りが特徴的だったことと紫の花色から、ニオイムラサキという別名で呼ばれることもあります。
ヘリオトロープの魅力
ヘリオトロープの香水は1908年に発表された夏目漱石の小説「三四郎」にも登場し、日本に初めて輸入・市販されたものとして有名です。バニラのような甘い香りで、その香りが強すぎることから日本ではあまり好まれなかったとも言われています。現在は園芸品種として改良され、一般的にはほとんど香りがしないものが流通しています。
ギリシア神話に登場する水の精クリティ、太陽神アポロン、そしてアポロンが恋したレウトコエの三角関係に由来して愛にまつわる花言葉が多くつけられているヘリオトロープ。その愛らしさで多くの人の心を魅了していることでしょう。。紫や白の小さな星型の花が集まって夏の花壇を彩る様は涼やかで暑さも和らぐようです。
乾燥させたヘリオトロープは、ポプリやドライフラワーにして楽しむこともできますし、花が一通り咲き終わった後に枝を半分くらいに切り戻せば、新芽が伸びてもう一度花を咲かせるので、長く様々な楽しみ方ができる魅力を持っています。
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ヘリオトロープを贈ろう
かつては豊かな香りを香水に変えて人々を楽しませてきたヘリオトロープ。現在は香りよりも愛らしい花姿を楽しむ品種が大半を占めています。乾燥させた花をポプリやドライフラワーにして親しい人への贈り物にするのもよいでしょう。愛にまつわる花言葉を多く持つので、大切な人へ贈るのもおすすめですよ。