ミヤコワスレの花言葉
ミヤコワスレの基本情報
英名 | miyamayomena |
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学名 | Miyamayomena savatieri |
別名 | アズマギク |
科 | キク科 |
属 | ミヤマヨナメ属 |
季節 | 4~5月 |
花色 | 紫、桃、白 |
ミヤコワスレの特徴は?
ミヤコワスレの名は、承久の乱に敗れた順徳院が佐渡に流された際、庭で綺麗に咲いていた花を目にし、「今日からこの花を見て都を忘れよう」と誓ったことが由来しています。漢字は、「都忘れ」があてられています。
4月から6月にかけて比較的長い間開花し、植えっぱなしでも毎年元気に花が咲きます。ロゼット状の株の中から、華奢な茎がすらりと伸び、3cmほどの可憐な一重咲きの花を咲かせるのが特徴。風情豊かで上品なミヤコワスレは、日本人の感性によく合い、たくさんの人々に愛され観賞されてきました。おもに茶事などで飾る花として利用されてきたそうです。
ミヤコワスレは、「ミヤマヨメナ」という日本に自生する花の園芸品種として付けられた名前です。ミヤマヨメナは青紫色の花色ですが、ミヤコワスレは青色だけでなく、ピンクや白色の花も咲かせます。
ミヤコワスレはいつの誕生花?
5/13生まれの有名人
太田光
佐渡裕
ミヤコワスレの名前の由来って??
ミヤコワスレは「東菊(アズマギク)」という別名がある日本固有の花で、山野の林床に自生する「ミヤマヨメナ」の園芸品種として名付けられました。江戸時代には日本人好みの花として茶花に選抜され、「野春菊(ノシュンギク)」の名で親しまれていました。
学名の種小名「savatieri(サヴァティエリ)」は、日本植物を採取し、『日本植物目録』を発表したフランス植物学者の医師「ルドヴィク・サバティエ(Ludovic Savatier 1830~1891)」の名にちなんで付けられました。属名は「Miyamayomena」や「Gymnaster」。Gymnasterは、ミヤコワスレがノギク属に似ているが冠毛がないことから、ギリシャ語の「gymnos(裸の)」と「Aster(ノギク属)」が語源となって付けられました。
佐渡に流された順徳院が、ミヤコワスレを見て「都のことは忘れよう」と誓ったことから、「しばしの慰め」という花言葉が生まれたといわれています。
ミヤコワスレの魅力
花色のバリエーションが豊富なミヤコワスレは、ミヤマヨメナの園芸品種として誕生したことによって、より深く味わい楽しむことができるようになりました。
手をかけなくても育つミヤコワスレは多年草なので、適地に植えることができれば、毎年手軽に観賞することができます。花の中心の黄色と花弁の色の対比、花弁の色と葉の鮮やかな緑色の対比が美しく魅力的。素朴ではかなげに咲く草姿は趣深く、和テイストの空間によく合います。日本人好みのミヤコワスレは、毎年こころを穏やかにしてくれるでしょう。
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ミヤコワスレを贈ろう
ミヤコワスレは風情あるシンプルな草姿なので、万人に受け入れられる花でしょう。特に和風が好きな方や、年配の方への贈りものに最適です。
花言葉が「しばしの慰め」というように、凹んでいる人にそっとプレゼントするといいかもしれませんね。