キンセンカの花言葉
キンセンカの基本情報
英名 | common marigold, potmarigold |
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学名 | Calendula officinalis L. |
別名 | キンセンカ、トウキンセンカ |
科 | カレンデュラ(キンセンカ)属 |
属 | キク科 |
季節 | 3~5月 |
花色 | 黄、黄白、橙 |
キンセンカの特徴は?
明るく太陽のような花キンセンカは、切り花でも園芸用としても大変人気があります。
しかし明るいイメージとは違い、「失望」や「別れの悲しみ」といった悲しげな花言葉がつけられています。
それはギリシャ神話にある太陽神アポロンに恋をした水の精クリティが元となっていると言われています。クリティはアポロンと恋仲であったレウコトエ王女に嫉妬し、その仲をレウコトエの父である王様に告げ口してしまいます。
するとその仲に反対する父は怒り狂い、王女レウコトエを生き埋めにしてしまうのです!
恐ろしくなったクリティは自分の行いを恥じ、9日間地面に座り続けました。空を飛ぶアポロンを見ていたとも言われています。そして9日後にキンセンカに姿を変えてしまったそうです。
このような悲しいエピソードに基づいて悲しげな花言葉がついたと言われています。
キンセンカの名前の由来って??
キンセンカはカレンデュラとも呼ばれますが、「Calendula」とは「1か月」という意味のラテン語です。キンセンカはカレンダーの語源となった言葉です。
開花期が長く、夜になると花が閉じてまた朝になると開花することから「絶え間なく開花する」という意味があります。
和名のキンセンカは「金盞花」と書きますが、「盞」とは盃を指し、花の鮮やかなオレンジ色が金の盃に見える事からこのように呼ばれています。
キンセンカの英名は「ポットマリーゴールド」と言います。ホームセンターなどで安価に販売されているガーデニングの定番苗です。
このように様々な呼び名がありますが、どのどれもが長い間生活に中に入り込んで人々に親しまれています。
キンセンカの魅力
キンセンカは切り花やアレンジメントなど飾りとしての花としても人気ですが、昔からハーブとして利用されてきた歴史があります。
ペストが流行した中世ヨーロッパではその予防薬としても用いられた記録があります。大変古い時代から人々を助けてきた花になります。
胃の薬として乾燥花びらが売られていたり、皮膚や血管を補修する働きがあるとして皮膚薬としても売られていたり重宝されています。
ビタミンAが多く含まれることからこのような作用が期待出来るとされています。スキンケアとしてカレンデュラオイルが配合された化粧品が多く出回っているのもこのためです。
キンセンカには数種類の品種がありますが、元々キンセンカと名付けられたのは「カレンデュラ・アルベンシス」という品種でした。ヨーロッパでは至る所に自生しています。
寒さに強く冬でも枯れないため「冬知らず」と呼ばれるほどたくましく育つ花です。日本でも人気があります。
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キンセンカを贈ろう
キンセンカは神話にあるとおり太陽のような堂々とした華やかさがあります。育ているのも比較的簡単でたくさんの花を楽しめますので、明るい雰囲気のお庭にしたい時に選ぶと良さそうです。キンセンカを一緒に楽しむために身近な人にプレゼントしてみませんか?贈った人も贈られた人も明るい笑顔になれそうですね。