クロユリの花言葉
クロユリの基本情報
英名 | kamchatka lily |
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学名 | Firitillaria camtschatcensis |
別名 | クロユリ |
科 | ユリ科 |
属 | バイモ属 |
季節 | 5~8月 |
花色 | 黒紫 |
クロユリの特徴は?
クロユリは高山地帯の草地に咲く花で、高さ20cmくらいのスラリとした美しい植物です。真っすぐに伸びた先にラッパのような花をつける姿はユリのようですが、厳密にはユリ科ではなく近縁種のバイモ属の植物です。花も良く見るとユリとは少し違っています。クロと呼ばれていますが実際は濃い紫色で、紫褐色の網目が入っています。
このような色合いの花は珍しい印象ですが、寒いところが好きな植物なので、北海道には良く見られます。北海道の原住民であるアイヌの人々の間ではこんな言い伝えがあります。クロユリを好きな人の側に置き、誰が置いたか分からない状態でその人がクロユリを手に取ると、ふたりは結ばれるというものです。
クロユリはいつの誕生花?
8/28生まれの有名人
宮川花子
ヨハン・ゲーテ
クロユリの名前の由来って??
夏に咲く黒色の花びらを持ったつりがね型の花だったため、その様子がユリそっくりだったことからクロユリとつけられました。そのまま漢字で黒百合と書かれます。ユリ科ではありますがユリ属ではなく、バイモ属やフリチラリア属の植物です。
クロユリの魅力
クロユリの姿はすらりと伸びたその茎の先に濃い紫色の花が下を向く、実に静かな佇まいです。賑やかな印象ではなく大人っぽい色気を漂わせています。
クロユリの花言葉には「恋の呪い」という恐ろしいものがあります。これは富山県の戦国武将、佐々成政に由来しています。成政には何人もの側女がいましたが、中でも美しい小百合という女性を特に可愛がっていました。しかし小百合のお腹にいる子供は密通をして出来た子で成政の子ではないと噂されます。小百合を愛するが故に許せない成政は小百合を怒りに任せて切り捨ててしまいます。死に際に小百合は「3年後、立山にクロユリが咲いた時佐々家は滅びるでしょう」と呪いの言葉を残して死んでしまいます。すると3年後本当に佐々家は失脚し成政は切腹することとなったのです。このように小百合がクロユリに姿を変えて復習を果たすエピソードが由来となっていると言われています。
同じユリ科の植物やバイモ属の花たちは明るく爽やかな花言葉を付けられています。冷涼な気候を好み、黒い花の色というだけで強い印象を持たれこのような恐ろしい花言葉を付けられてしまったのは少し可哀そうではありますね。
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クロユリを贈ろう
クロユリの濃い紫褐色は、赤や黄色などの派手な色と違って落ちいた大人のテイストを醸し出しています。この良さを生かしてセンス良くお庭を彩ってみて下さい。鮮やかな色の花の中では印象深い存在となります。美しいつりがね型の花は自己主張しすぎず、切り花としても高貴なイメージを感じさせます。贈り物としてワンランク上のクロユリをぜひ選んでみて下さい。