リボン付きのプレゼントは心躍る贈り物♪
誰かから贈り物をいただいた、それには綺麗な(可愛い)リボンが掛けられていたーそんなプレゼントギフトをもらったらとても嬉しくなりますよね。
中身は何だろう、誰からの贈り物だろう、そんなふうにワクワクし、心が躍るものです。このような「相手を楽しませるプレゼント」の名脇役とも呼べるリボンについて、少しご案内します♪
プレゼントにリボンを付ける理由とは?
プレゼントに掛けられるリボンは「良縁の象徴」です。
欧米では、クリスマスや誕生日など、お祝いにはリボンを掛けます。あれは「あなたとの縁を大切にしたいです」という気持ちの表れとされていて、家族でも友人でも、リボンの掛けられた贈り物は「あなたを大切に思っていますよ」というメッセージが込められているのだそうです。
日本では和製リボンとして「水引」が使われています。意味は欧米と同じですね。
■見た目が一気に華やかに♪
包装されてあるだけのギフトと、リボンが掛けられたギフト。2つ並んでいたらリボン付きのほうが華やかに見えませんか?、自分が貰うんだったらリボン付きのほうを選ぶ人は多いはず!
リボンの色は包装紙との組み合わせでゴージャスにもシックにもなります。洋菓子店などで使われるツルツルとしたリボンも、ギフトショップで使われるシフォンのリボンも素敵ですよね♪
■リボンの掛け方や結び方で印象がガラリ!
リボンはギフトの顔ともいうべき飾りです。十字に掛けるか、斜めに掛けるかでもかなり表情が変わってきますので、お店に頼むとしても自分で掛けるとしても「どのように掛けるか」は重要です。
例えば、十字に掛ける場合はフォーマルな印象になり、斜めに掛ける場合はスタイリッシュな印象になります。これにリボンの素材や結び方を重ねれば、組み合わせは無数にあるとも言えますね!
■相手に「ワクワク感」も一緒にプレゼントできる
リボンの掛けられた包みを持っている人を見ると、「あの人はプレゼントを持っているな」とすぐに分かる一方で、なんだか「ワクワク」した気持ちになりませんか?
リボンは「周囲をハッピーな気持ちにさせる力」も持っています。この「ワクワク感」は、プレゼンターの「喜んでもらえるかな」という不安と、レシーバーの「中身は何だろう?」という期待が入り混じったもので、プレゼントというのは贈る側も貰う側もワクワクするものなのです。
プレゼントのリボンのあれこれ♪
正式には、リボンというのは「平たく長い紐状の布」の事を指します。ですから贈り物にリボンを掛ける場合は、「リボンボウ」と呼ばれるリボンで作った飾りを追加することが多いはずです。
リボンボウにはさまざまなタイプがあり、それぞれに呼び名も付いています。それらを少しご紹介しますね♪
■100円ショップのアイテムを活用で素敵なプレゼントリボンが♪
DAISO や Seria など、100円ショップにはたくさんのリボンが売られています。手芸店のリボンよりも1巻きが短いものの、小さなギフトを包んだりリボンボウを作るには十分な長さです。
ボウタイのようなリボンから、蝶結び(花結び)・花びらリボン・ボンボンリボンなどの華やかな結びは手作りしている側も楽しくなっちゃいますよ!
■リボンの位置に決まりは無い!
リボンの掛け方やリボンボウの位置など、「リボンの位置」に決まりはありません。ですから品物の形状や大きさによって、リボンの掛け方を変えるとがらっと印象が変わります。
比較的オーソドックスなのは、十字掛けリボンと中央にリボンボウ、またはたすき掛けのリボンと右上にリボンボウでしょう。
■ワンポイントが可愛い♪ リボンシールも人気
包装のみでリボンを掛けない場合は、リボンシールを付ける方が多いと思います。
赤や青などの短いリボンを一捻りし、重なった部分をシールで止める簡易なリボンシールは、贈り物の上下を示すだけでなくワンポイントとしてもオススメです。
自宅にある余ったリボンでもお手軽に作れるので、包装から大事に取ってあった可愛いリボンと手持ちのシールを使うとオリジナルができますね。
プレゼントリボンの基本♪ 蝶結びの結び方を紹介
蝶結び(花結び)は誰もが結べる結び方でしょう。プレゼント用のリボンンボウがなくても、少し長めのリボンを用意すれば手軽に結べますね。
ギフトを1周するだけなので、包装紙で包めない形状のものでも結べます。結び方を詳しく見ていきましょう。
■リボンを箱に1周させ、右側のリボンが上、左側のリボンが下に来るようにする!
まず、リボンの裏側が上に来るようにリボンを広げます。そしてリボンの上にギフトをのせ、両側からリボンを持ち上げます。
右のリボンと左のリボンを交差させ、一重結びにします。このとき、左のリボンは右のリボンの下をくぐってから上に上がるようにします。また、右のリボンは左のリボンの上から下に通るようになっていることを確認してくださいね。
■左側のリボンで輪を作ろう
この時点で、右にあったリボンは左に、左にあったリボンは右に来ているはずです。
左側に来ているリボンで輪を作ります。この時、ひと結の結び目と輪との間に指1本分くらいの隙間があると良いですね。
この「輪の大きさ」が、リボンの輪の大きさの基準となります。右側のリボンも同じくらいの輪にしないと左右のバランスが崩れます。後から大きさの調整ができますのであまり大きくしないようにしましょう。
■右側のリボンを輪の上からかぶせる
左で抑えている輪を右に倒し、右側のリボンを、左の輪の上から下に(奥から手前に向かって)かぶせます。このとき、左のリボンを抑えている指の右側ギリギリを通るように結びましょう。
この時、逆の方向(手前から左の輪の上を通って奥側)にかぶせると「縦結び(リボンの輪が左右ではなく上下に広がる)」となり、亡くなった人の装束の結びになるので「常識がない」と思われてしまいますから気を付けましょう。
■かぶせたリボンを輪の後ろでくぐらせる
リボンをかぶせたら、左のリボンと右のリボンが重なっている空間に、右のリボンを手前から奥に引き出します。この時引き出された分が、右のリボンの輪になります。
輪をくぐらせるのと同時に左右の輪を引き、結び目を引き締めましょう。
■輪の形を整えよう!
この時点で、先に左で作った輪は右側に、後から作った右の輪は左側に広がっているはずです。
両方の輪を引き、結び目を整え、輪の大きさを調整します。輪が大きすぎる場合はリボンの足の部分を引くと輪が小さくなりますよ。大きさが不釣り合いであったり、足の部分の長さが極端に違う場合などは結び直しても良いでしょう。
■左右のリボンの長さをハサミで調節して完成♪
左右の輪の大きさを調節できたらリボンの足の長さを調節し、リボンの輪とのバランスを取ります。
最後に足の長さを揃え、足の先端を斜めに切ってあげればより可愛らしくなりますね。ほどけやすく糸端が出やすい素材の場合は先端を切らずにほつれ止めをしたりもします。
紙やビニール系の素材であれば、足の部分をペンなどでしごいてカールをつけても綺麗になりますね。
しっかり固定で安心♪ 十字掛けリボンの結び方を紹介
十字結びはクロス結びとも呼ばれ、箱型のものにオススメのリボンの掛け方です。新聞や雑誌を束ねるときに使う結び方でもあるので、馴染みの深い方もいらっしゃるかもしれませんね。
この結び方は上下左右の4方向にリボンが掛かるので形状が崩れにくく、リボンをもって持ち上げても形が崩れない結び方です。
■リボンを一周箱に巻く
リボンを横に置きます。この時、左側のリボン端は最後に蝶結びをする分を少し取り置いた状態からリボンを掛けます。
左手でリボンと箱を固定し、左側から右→下→左→上とリボンを巻きます。上に巻き上げてきたリボンは先に固定しておいたリボンの上側を通るようにしてくださいね。
■左右のリボンが上下に分かれるようにクロスさせる
箱の上でリボンが横に平行に並びましたよね。
次に、リボンを交差します。下側にあるリボンを上に、上側にあるリボンを下側にねじって、箱の中心でクロスするように引きます。この時、下側のリボンは表向きに、上側のリボンはねじれるので裏向きになっていると正しく交差できていますよ。
■上側のリボンを固定し、下側のリボンを一周巻く
上に伸ばしたリボンを手で固定し、下に伸ばしたリボンを箱に巻きます。巻き上げてきたリボンは、上に固定していたリボンの右側を通るように巻いてくださいね。
そしてそのまま、下に伸ばしたリボンと重ねるように伸ばします。ねじれていなければ、1周巻いたリボンは表が見えているはずです。このまま、片手でリボンを押さえておいてください。
■上で固定していたリボンを全てのリボンの下から通そう!
上で固定していたリボンは、1周巻いたリボンの上をまたいで右斜上に伸ばします。そしてそのまま、すべてのリボンの下をくぐるようにリボンを差し入れ、左下から引き出します。
この時点で、裏返っていたリボンは表が出ているはずですので、(裏表のあるリボンの場合は特に)確認してみてください。
■右上と左下でリボンを固く結ぶ
下で固定していたリボンを右上に引き、左下に出たリボンとともに引き締めます。
これで結び目が締まり、一重結びになっているはずです。両手を離してリボンを引っ張り、緩んでいないか確かめましょう。まだこの段階では引き締めの強さを調整できますので、もし緩いなと思ったら左右のリボンを引き締める前に戻って直しましょう。
■蝶結びをして完成♪
最後に、左右に伸びたリボンを蝶結び(花結び)にします。
蝶結び(花結び)の章でもお伝えしましたが、リボンのどちらが上にあるかによって、輪を回す方向(手前から奥に回し結ぶのか、奥から手前に回し結ぶのか)が変わります。方向を間違えるとリボン結びがあらぬ方向を向きますので、その場合は結び直しましょうね。
最初にリボンが伸びていた方向(今回は右上と左下)にリボンの輪が広がっていれば正しく結べていますよ!
『読んでもよくわかんないよ~』という方は、こちらの動画でご確認くださいね♪
プレゼントにリボンのラッピングでより華やかな見た目に♪
代表的な結び方2つをご紹介しました。
この他にもリボンの掛け方やリボンタイの作り方はたくさんあります。今回はリボンの掛け方を中心にお届けしましたが、さまざまな結び方を知っておくとけっこう重宝しますので、できれば手習いのように覚えておきたいですね!
贈り物がより華やかにできることを祈っています!