結婚報告のはがきって知ってる?
結婚するとなると、入籍や結婚式準備、ハネムーンなど次から次へとやることが盛りだくさん!なんとか結婚式本番や新居への引っ越しが終わって「ようやく全部終わったー!」と安心してはいませんか?いざ新生活が始まったふたりへ、実はまだ大切な作業が残っています。それは、”結婚報告はがき”を出すこと!
「結婚報告はがきって必要なの?」「誰にはがきを出せばいいの?」」など、ありがちな疑問への答えやデザインのポイントをご紹介するので、参考にしながらふたりで楽しくはがきを作ってみましょう♡
結婚報告のはがきとは?
まずは、”結婚報告はがき”とは何を指すのかを確認してみましょう。今までにも友人や親戚などから送られてきた経験があれば、参考にもう一度見てみるのも良いですね。どんな意義のあるはがきなのかをおさえておけば、今後のデザインや送り先決定がスムーズになりますよ。
■お世話になっている方に改めて結婚の報告をするもの
”結婚報告はがき”の最大の意義はその名の通り、日頃お世話になっている方々へ「この度結婚しました」と改めて報告をすることにあります。結婚式へ招待したゲストにはもちろん、普段は疎遠で年賀状のやりとりのみという間柄でも、結婚というライフイベントはしっかり報告する必要があります。特に女性側にとっては新しい姓を伝える機会になるので、結婚報告はがきは重要な役割をします。
■今後とも末永いお付き合いをお願いするもの
結婚報告はがきを送る際に忘れてはいけないのが、”結婚して環境は変わりましたが、今後は家族共々お付き合いを宜しくお願いします”と、変わらぬ付き合いを引き続きお願いすることです。はがきを受け取った側にとっては、「結婚して〇〇さんになったのね」「今度はふたりお揃いでお招きしましょう」など、ふたりを夫婦として認識するきっかけになります。
■結婚内祝いを贈る方には、お礼状代わりとしても◎
すでに結婚祝いを頂いた方には、内祝いの品が届くまでに先に結婚報告はがきをお礼状代わりに出すというのもOKです。内祝いの手配も結婚式後できるだけ早く済ませるのが理想ですが、品物を選び注文するのにもけっこう時間がかかるもの。また、注文しても相手に届くまで数日・数週間要するので、その間に結婚報告はがきで取り急ぎお礼の意志を伝えましょう。
結婚報告のはがきを送る時期とは?
では、結婚報告はがきはいつ頃出すのが正解なのでしょうか。”結婚報告”というからには結婚後に送るものではあるのですが、結婚式をする・しない等でそれぞれスタイルが異なりますよね。遅すぎたりして相手に失礼な印象を与えないために、あらかじめ投函時期を決めておきましょう。
■入籍後、挙式後、いずれも2か月以内に送るのがマナー
結婚報告はがきを出す時期は、結婚式が終わって1~2か月以内に送るのがマナーとされています。また、結婚式の予定がない場合は入籍後1~2か月以内に「入籍しました」の文面で報告しましょう。まだまだ新生活が始まったばかりで慌ただしい時期ではありますが、計画的に作成しておくのがコツです。
■時期が合えば、暑中お見舞いや年賀状の代わりに送ってもOK
入籍や結婚式の時期が合えば、暑中お見舞いや年賀状を”結婚報告はがき”として兼ねることができます。特に年賀状は、お互いの近況を伝えあう格好のツールなので上手く活用しましょう。ただし、結婚式が秋口であるなど年賀状時期に2か月以上空いてしまう場合は、結婚報告はがきと年賀状それぞれ別々に送った方が良いです。
■身内に不幸があった場合は要注意!
もしも夫婦いずれかの身内に不幸があった場合は、結婚報告はがきを出すタイミングに注意が必要です。不幸があったのが年末に近い場合は、喪中はがきを出したうえで、年明けに改めて寒中見舞いとして結婚を報告しましょう。喪中はがきと結婚報告を兼ねることは絶対に避けてくださいね。また、年末以外で身内に不幸があった場合は、四十九日法要を過ぎてから結婚報告はがきを出すようにしてください。
どんな方にはがきを送ろう?
「結婚報告はがきを送る時期についてはわかったけれど、誰に送れば良いの…?」という方へ、まずは夫婦それぞれの友人や親戚、職場関係などの間柄をリストアップして整理してみましょう。結婚式へ招待したゲストのリストがあれば活用すると便利♪
■結婚式に参列してくれた方に「感謝の気持ち」をこめて
まず誰よりも優先して結婚報告はがきを出すべき相手は、”結婚式に参列してくれたゲスト”です。無事に結婚式を挙げられたことを改めて感謝し、参列してくれたことへの謝辞を伝えましょう。披露宴内での演出や二次会の幹事など、特にお世話になった方にはしっかりと直筆で感謝の言葉を添えると良いですね。
■結婚式に参列できなかった方にはきちんとご報告を!
結婚式へ招待したけれどやむなく欠席だった方や、人数の関係等で招待できなかった方には、結婚報告はがきを通して改めてきちんと報告をしましょう。日頃お世話になっている方や旧来の友人などにとって、直接の報告がないまま「結婚したらしい」と人づてに聞くのは少し寂しいもの。しばらく会えていない間柄だとしても、しっかり自分たちから報告しましょう。
■お祝いをいただいた方に「お礼の気持ち」をこめて
結婚に際してお祝いをもらった方には、お礼の気持ちを込めて結婚報告はがきを送りましょう。もらったお祝いに対する内祝いは別途しっかり準備しなければいけませんが、順序的に結婚報告はがきを送る方が先になる場合は、はがきに改めて”お祝いを頂戴し有難うございました”と感謝の言葉を添えると良いですね。日用品などをお祝いで頂いた場合は、どんな風に活用しているかなど具体的に記すと相手も喜ぶはず。
はがきの文章に悩んだら4つのポイントを意識!
いざ「結婚報告はがきを作ろう!」と夫婦で意気込んだものの、どんな事項を記せば良いのか自信がないですよね。でも、結婚報告はがきに載せるべき必要事項はいたってシンプル。どんなデザイン配置にしようかイメージしながら、必要事項を網羅しましょう。
■結婚、入籍したことを伝える
やはり結婚報告はがきと言うからには、”結婚(入籍)した”という文言がまず第一に必要です。「私たち、結婚(入籍)しました」「We’ve just married」など様々な表現がありますが、全体のデザインを考えながら目立つように配置しましょう。
(文例)私たちは〇月×日に結婚し 新しい人生の第一歩を歩み始めました
■自分の伴侶の名前を伝える
次に大切なのは、夫婦ふたりの名前を連名で記載することで、お互いの伴侶の名前を皆に知らせることです。女性側は姓が変わることが一般的なので、名前の後ろに”(旧姓 〇〇)”と追記することが多いです。読み間違われることが多い名字や名前の場合は、ふりがなを振るとより親切なはがきになりますよ。
■新住所、連絡先を記載
他にも、ふたりが新生活を始める新住所や、電話番号などの連絡先も記載しておきましょう。結婚前からすでに同居していた場合でも、今後の年賀状のやりとりやお付き合いの為にも住所の記載は必ず必要です。最近は自宅に固定電話回線がない場合も多いので電話番号の記載は省略することもありますが、代わりにメールアドレスを記載するパターンもありますよ。
■今後とも末永いお付き合いをお願いする言葉
結婚報告をするにあたって大切なのは、”相手への日頃の感謝を伝え、今後の末永いお付き合いをお願いする”という点です。例えば「まだまだ未熟なふたりですが、今後とも末永く宜しくお願い致します」「これからも変わらぬご指導ご鞭撻を宜しくお願い致します」など、これから夫婦共々お世話になる旨を記載しましょう。
(文例)ふたりで支え合い笑顔あふれる家庭を 築きたいと思います これからもどうぞよろしくお願いいたします
はがきのデザインはどうしよう?
必要事項を漏れなく記載したら、次ははがき全体のデザインを決めていきます。夫婦ふたりの個性を活かしつつ、世代を問わずに好感を抱くデザインにするのが理想的♡いくつかのポイントをおさえつつ、自分たちらしい報告はがきを作りましょう!
■写真の点数を絞ってメリハリのあるデザインを♪
結婚式当日や前撮り、ハネムーンなど結婚前後には思い出深い写真が何百枚も残っていることが多いですよね。お気に入りの写真をあれこれ並べたくなる気持ちはわかりますが、はがきという限られたスペースを有効活用するには、写真の点数を絞って厳選するのが正解。特別気に入っている写真を2,3点だけレイアウトすればメリハリのあるデザインに!
■ゲストも一緒に写っている写真は良い記念に!
結婚式を挙げた場合は、ゲストも一緒に写っている写真をはがきに載せるのがおすすめ♪主役のふたりとゲスト全員で撮影した集合写真や、各卓ごとに撮影したラウンドフォトを印刷しましょう。はがきを受け取ったゲストは当日の式を思い出して幸せ気分になるはず。記念にはがきを飾っておくゲストもいますよ♡
■前撮りの写真を使用してもOK
結婚式後にさっそく結婚報告はがきを作ろうとすると、まだ結婚式当日の写真データを業者からもらえないことがあります。データの納品を待って報告はがきを出すのが遅れるよりも、前撮りの写真を活用するという方法もあります。結婚式当日には着なかった衣装があれば、オフショットとして載せるのもおすすめです。
素敵な結婚報告のはがきを送ろう♪
入籍や結婚式が終わりやっと落ち着いたと思ったら、まだ結婚報告はがきを出さなきゃいけないの?!と焦ってしまう方もいるかもしれません。でも、改めて結婚報告はがきを送ることは、今までにお世話になってきた方へ感謝や今後の挨拶を伝える絶好の機会です。是非、自分たちらしい素敵なはがきを作ってくださいね。