ポルトガルのお土産おすすめ11選！現地ならではのおしゃれなアイテムは？

ヨーロッパの中でも初めて日本に接した歴史から、食を含めさまざまな点で他の国と比べてじんわりと親しみやすさを感じるポルトガル。

お土産には伝統の独特なグラフィック模様を現代風にアレンジした雑貨や、古くから伝わる素朴なスイーツ、海が近い環境から新鮮な魚介類の加工品も種類が多く、まさにお土産天国。そういった意味では贈る相手に合わせたこの国ならではのアイテムが選べます。現地で迷ってしまわないためにも、お土産の「欲しいもの候補」をそろそろ考えてみませんか？

ポルトガルの旅行を前に、チェックしておきたいお土産品。事前に調べておくのとそうでないのとでは現地についてからの効率、帰ってからの満足度は大きく変わってくるものです。まずは定番品から押さえつつ、話題のお店の注目アイテムなどをくまなくチェックすることをおすすめします。ではさっそく見てみましょう！

PARFOIS(パルフォイス）は、トレンドのバッグやウォッチ・アクセサリーなどを販売するポルトガル発のファッションブランド。本国をはじめヨーロッパ各国に店舗を展開しており、トレンド感溢れるデザインの小物がプチプラで高品質と大人気。日本未上陸ですがトレンドに敏感な方はすでに注目してるブランドで、女性へのお土産に喜ばれること間違いなしです。

パルフォイスの中でも特に注目されるのは、最新トレンドを反映したバッグの数々。シンプルなのにデザイン性が高くデイリーからパーティーシーンまで使えるバッグが揃いしています。ほとんどのものが日本円で1万円以下のリーズナブルな価格で、自分や友達へのお土産にひとつは買って帰りたいアイテム。

※複数店舗があるので、上記でご紹介した店舗以外でも購入することができます。

ポルトガルの第2の都市・ポルトで1887年に創業したバス・トイレタリー用品の老舗ブランド「CLAUS PORTO(クラウス・ポルト)。かつてのポルトガル王・マヌエル二世も愛用するほど、天然エッセンスの洗練された香りと美しいデザインパッケージで人気のソープです。実用品としてはもちろんお部屋に飾っておいてもおしゃれなお土産に。

「香りの宝石」とも呼ばれるクラウス・ポルトの石鹸。伝統的な製造工程を守り、きめ細かくクリームのような泡立ちがラグジュアリーな気分にさせてくれます。

パッケージには1000点以上あるというグラフィックデザインを使っており、お土産には贈る相手のイメージで選ぶのも良いですね。お試しにちょうど良いミニサイズやプレゼント用ギフトセットもあるので、ぜひお気に入りを見つけてみて。

※複数店舗があるので、上記でご紹介した店舗以外でも購入することができます。

ガイドブックでもおなじみ「Conserveira de lisboa(コンセルヴェイラ・デ・リスボア)」は、1930年創業の老舗缶詰専門店。レトロ可愛い缶詰めのデザインがポルトガルのお土産として人気です。缶詰は空港でも購入することができますが、せっかくなので本国の雑誌で「リスボンで最も美しい10店舗」に選ばれた専門店に足を運んでみるのもおすすめ。

リスボンのお店には天井まで積み上げられた缶詰とレトロな雑貨で装飾され、とてもノスタルジックな雰囲気。缶詰にはリクエストに応じてオシャレなラッピングを施してくれます。あまりの可愛さに思わずたくさん購入したくなりますが、帰りの機内持ち込みには「液体物の持ち込み制限」に影響も。早めに買ってスーツケースに入れておくのが正解です。

コルクの生産量世界一のポルトガルは、街中でもあちこちでコルク製品を見かけお土産としても人気です。日本でも話題のおしゃれなコルク専門店「Cork&Co.（コルク エ コー）」は、コルクを使ったバッグやアクセサリー、洋服や靴までありとあらゆるアイテムを幅広く展開。白が基調の洗練された店内では、「こんなものまで？」と驚きのお買い物体験ができそう。

コルクの軽くて汚れにくく、水をはじく特性を活かしたファッション小物や生活雑貨。どの製品もキャメル色の独特の手触りにあたたかな温もりを感じます。コルク エ コーの商品はショップ以外にも街の郵便局やおみやげ店などあらゆる場所で購入可能。「これ、オシャレ！」と思えるものが絶対見つかりますよ。

15世紀頃から作られているazulejo(アズレージョ)と呼ばれる装飾タイルは、スペインからもたらされ、ポルトガル建築・文化に欠かせない素材となりました。鮮やかなブルーの手書きの模様が特徴で、お土産にはコースターや鍋敷きなどの雑貨が人気です。

リスボンにある専門店「アズレージョ・デ・ファチャーダ」では、思わず自分用にも買いたくなるカラフルで可愛い雑貨が盛りたくさん。

伝統的なアズレージョにポップな模様と色鮮やかなカラーをアレンジした「アズレージョ デ ファチャーダ」の雑貨。色がキレイでどこかレトロな雰囲気も、雑貨好きさんに人気のお土産です。コースターや鍋敷きの裏側はポルトガル製のコルクで加工されてあり、テーブルを傷つけることなく快適に使えます。

DIY好きな人はこのタイルで壁掛けや小物を作ってみても楽しそう。ポルトガルの有名なモチーフ、幸運を呼ぶというガロ（ニワトリ）のデザインもあります。

ポルトガル食器が好きな方ならぜび「bordallo pinheiro(ボルダロ･ピニェイロ)」の工場兼アウトレットショップへ足を運んで。世界の有名百貨店にも置かれているボルダロの食器が市場の1/4ほどで購入できます。有名なキャベツのお皿をはじめ動植物をデザインした美しい食器たちが勢ぞろい。独特のオシャレな色合いと素朴な質感はテーブルを一気にブラッシュアップしてくれますよ。

ボルダロの食器は味のある色合いにぽってりとした仕上がりが特徴。お土産には人気の「Fantagy」シリーズのカップ＆ソーサーや、デコラティブな小皿もインテリアとして飾ったりジュエリープレートとしても使えて素敵です。安さに興奮してつい買い過ぎてしまいそうですが、重量制限に注意してお気に入りだけを持ち帰りましょう！

ポルトガルは世界でも良質なハチミツ生産国として知られ、ハチミツは古くからポルトガルの食文化に欠かせない食材。特にワイルド・ラベンダーから取れたものは質が高く、ハチミツひとつとっても「こんなにも味が違うのか」と驚くこと請け合い。世界中の一流食材の集まるイギリスのフォートナム＆メーソンでも扱われており、そのクオリティの高さがうかがい知れます。

ポルトガルには軽いチューブタイプのものからおしゃれな瓶タイプまで様々な形のものがあります。中でもSerramel(セーラ・メル)のクルミ入りはちみつはお土産に大人気。甘いハチミツに漬け込んだ香ばしいクルミのアクセントが楽しめ、トーストにパンケーキやアイスクリームに乗せるだけで贅沢な朝食やスイーツが出来上がります。

※複数店舗があるので、上記でご紹介した店舗以外でも購入することができます。

ポルトガルで古くから作られるポートワインは、製造過程の途中にブランデーを加えた甘いワイン。円やかで優しい口当たりは、午後のスイーツや食後のチーズとの相性が抜群。ゆっくりと喉に流しこむと、心がホッとほどける大人のおやつとも言えるお酒です。アルコール度数が20度前後と高いので、開封後日持ちするのも嬉しいお土産。

ポルトガル発祥のポートワインは大きく分けて3種類。黒ブドウから作られた甘酸っぱさが特徴のルビーポート、白ブドウで作られた爽やかな甘さが特徴のホワイト・ポート、ルビー・ポートをさらに熟成させたトゥニー・ポートがあります。それぞれメーカーやブドウによって味わいが異なるのでできれば試飲をしながら、またお店の方に相談しながら決めるのも旅の醍醐味。ぜひお気に入りをお土産にしてみてくださいね。

※Tabuas Porto Wine Barでは300種類ものポートワインがあり、試飲もできます。もちろんバーで楽しむこともできますよ。

2016年にあのパリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」にも出展したポルトガルのチョコレート専門店「CHOCOLATARIA EQUADOR(ショコラタリア・エクアドル)」。ポルトに本店とリスボンにも支店があり、洗練されたグラフィックな美しいラッピングの板チョコで有名なお店です。特別な方へのお土産に胸をはってオススメできる逸品が揃っています。

可愛らしいショーウィンドウを入ると、カラフルな板チョコやショーケースに並んだトリュフがズラリ。お土産人気No.1は、やはり種類豊富な板チョコです。日本のものに比べて重量感があり食べ応えのある1枚になっています。その他チョコレートバーやポートワイン入りのチョコも人気。リスボン店にはカフェも併設されているので、ちょっとひと休みにもぴったりのお店です。

15世紀頃から貿易が盛んだったポルトガルには、当時贅沢品だった砂糖をたっぷり使ったエッグタルトなどのスイーツの種類がたくさん。でも賞味期限や潰れないようにパッキングするのが心配という方には、ばら撒き用のお土産にもぴったりの「confeito(コンフェイト)」がおすすめです。

日本語の「金平糖」の語源にもなった砂糖菓子で、カラフルで可愛いので女性や子どもにも喜ばれます。

可愛いルックスのコンフェイトは分けやすい袋入りや缶に入ったものまでお店によっていろいろ。ばらまき用に配るには、透明の袋入りがデスクでも可愛く主張してくれます。缶タイプは食べ終わった後も小物入れとして使えるので個々に配るにはちょうどいいお土産に。各スーパーやお土産専門店、空港でも気軽に買えて日持ちもするので人気の定番品です。

ポルトガルの南部、アルガルベ地方の自然保護区域で取れる最高級の無精製、無添加の塩。昔から続く伝統的な手法、太陽と風、自然だけの力と手作業で作られる塩です。ナチュラルで、ミネラルに富んだ塩は、どんな料理、どんな食べ物も美味しくしてくれるはず。

ポルトガルと言えばオリーブオイルも有名ですが、持ち帰りやすさを考えたら塩がおすすめ。配りやすい布袋入りや、おしゃれな陶器に入ったものなど様々な塩が売られていますが、mimocoイチオシの塩は、コルクの入れ物に入ったもの。湿度の高い日本にでは特に◎。おすすめの店は「ア・ヴィーダ・ポルトゲーゼ」。

こちらも「リスボンで最も美しい店10選」にも選ばれた、元香水工場だったア・ヴィーダ・ポルトゲーゼ。古い映画の世界のように何となく懐かしく美しい。「ポルトガルの生活」という店名の通り、石鹸、コスメ、雑貨から、缶詰、チョコレートやポートワインとお土産にしたいものが何でも見つかります。お土産探しを短縮したい方、帰る間際で焦った時もここを思い出してくださいね。

伝統技術・素材を用いたオシャレな雑貨から、ポルトガルならではのスイーツやお酒など魅力的なお土産をご紹介しました。「これは絶対買わなくちゃ！」と心を決めたお土産は見つかりましたでしょうか。

日本から遠く離れた国ではありますが、ヨーロッパの中でも日本人にとって「食・遊・買」の全てをリーズナブルに肩ひじ張らずに過ごせるポルトガル。お土産も素敵なものがたくさんあって迷ってしまいがちですが、そんな時はどんどんお店の方にも訪ねてみて。ポルトガルの人々の親切な気質に触れながら素敵な旅の思い出を作ってきてくださいね。