もらって嬉しい♪飛騨高山で人気のお土産10選☆定番も新定番も！

「飛騨の小京都」とも呼ばれる飛騨高山。かつて城下町の中心街であり、商人街として栄えた古い町並みエリアには、どっしりした出格子の木造建築が立ち並び、年間を通じて多くの観光客が集まります。

そんな飛騨高山でのお楽しみの一つがお買物。古くから地元の人にも愛される美味しいご当地グルメや素朴な民芸品の他に、個性的な新定番のお土産も次々生まれています。どちらもぜひとも押さえておきたいですよね♪

ここからは、飛騨高山でおすすめのお土産を厳選してご紹介します。全国的にも知名度の高い定番のお土産は種類も多く、高山市内はもちろん、近県でも買いやすいのでとっても便利。人気の観光地だけあって、メディアで頻繁に取り上げられるお店も多いです。注目のお店は週末となると行列必至なので、早い時間に立ち寄ることをおすすめします。

「栃の実せんべい」は飛騨高山の代表銘菓の１つです。栃の実とは、どんぐりのような形の木の実で、加工に手間がかかるものの、冬の寒さが厳しい飛騨地方では貴重な栄養源でした。栃の実を生地に練り込んで焼き上げたおせんべい。優しい甘さに栃の実の香ばしさがアクセントになった素朴な味わいは、幅広い年代の方に喜ばれるお土産です。

古くから飛騨高山で親しまれてきた栃の実せんべいは、様々なメーカーが製造していて、お土産店へ行けば必ず目にすることでしょう。

数ある栃の実せんべいの中でも、イチオシは創業明治28年の「前畑点心堂」。1枚ずつ丁寧に手焼きされていて、軽いのに食べ応えのある絶妙な食感が特徴です。お土産としてはもちろんですが、お店で食べられる焼きたての美味しさはまた格別なので、ぜひ現地で体感してみて。

バターの風味とサクサク食感が美味しいラスク。お土産にも人気のスイーツですが、どこでも買えるというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。そんな印象を覆すのが「飛騨高山ラスク」。チョコやメープルなどの定番に加え、なんと「高山ラーメン」「みたらし」「五平餅」といった高山のご当地グルメ風味のラスクを作っています。

「みたらし」はともかく「高山ラーメン」のラスク？と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、これが意外にラスクに合うんです。高山ラーメンの魚介スープと醤油の風味を再現していて、おつまみにも最適です。1番人気は甘じょっぱい「みたらし」とか。店舗は飛騨高山の中心部で、散策ついでに立ち寄りやすい便利な場所にあります。

飛騨高山に古くから伝わる赤かぶらの漬物は、地元ではどこの家庭でも常備していると言って良いほど親しまれています。中でも人気はうら田が製造する「めしどろぼ漬」。赤かぶらをベースに大根、野沢菜を加えた漬物で、ほどよい酸味と旨味に、名前の通りご飯がどんどん進む逸品です。お土産にも人気ですが、自分用にまとめ買いする人も多いとか。

めしどろぼ漬は、白いご飯との相性は言うまでもありませんが、他の野菜と一緒に炒めたりチャーハンの具材にしても美味しいです。もちろん、そのままでお酒のおつまみにも◎。高山市内のスーパー「ファミリーストアさとう」をはじめ、お土産店や飛騨高山周辺の道の駅など、多くの店舗で取り扱いがあります。

人気映画「君の名は。」にも登場したことで、全国的にも一気に知名度が上がった高山ラーメン。鶏ガラや魚介ベースのあっさりした醤油スープと極細ちぢれ麺の組み合わせが特徴です。飛騨高山エリアには高山ラーメンの名店が数多くありますが、その多くのお店で採用されているのが「老田屋」の麺。お土産として購入することもできます。

老田屋は創業明治34年。「食品は美味しく健康的であるべき」とのこだわりから、添加物を一切使わず、飛騨高山の美味しい水と空気、素材を活かした麺づくりに取り組んでいます。お土産用にはスープがセットになった高山ラーメンが人気です。飛騨グリーンホテル内の「飛騨物産館」をはじめ多くのお土産店、スーパーなどでも取り扱いがあります。

「稲豊園」は地元でも人気の和菓子店。定番の和菓子や季節のお菓子を販売していますが、中でも飛騨高山を訪れる観光客に人気なのが「招福・猫子まんじゅう」です。猫の顔をかたどったなんともインパクトのあるお饅頭。「ブサカワ」との評価もありますが、とぼけた表情は愛嬌たっぷりです。猫好きならずとも、思わず笑顔がこぼれるお土産です。

猫子まんじゅうはトラ、三毛、黒などの5種類。それぞれ色や表情が違うのはもちろんですが、皮の生地も中のあんも素材や味わいを変えています。見て楽しく、食べて美味しいお饅頭は、路地裏で遊ぶノラ猫たちを見ていて思いついたそうです。稲豊園は他にも飛騨高山の秋の味覚、栗よせや栗きんとんも人気なので、併せてお試しください。

「トランブルー」は飛騨高山はもちろん、全国からパン好きが訪れるという有名店です。メディアにもしばしば取り上げられることもあって、常に行列が絶えない人気店。

一番人気のクロワッサンは、豊かなバターの香りとサクサクした食感が、まさに絶品！焼き上がりの時間が決まっていることから、並んでも買えないことも。どのパンも美味しいので、パン好きなら訪れておきたいお店です。

トランブルーの成瀬シェフは、国際的にも最も権威がある大会「クープ・デュ・モンド」に2012年日本チーム監督として参加し、見事に優勝を勝ち取った実績の持ち主。多くのパン職人も師事するカリスマとも言える存在です。遠方からパン好きがわざわざ訪れるのも納得の美味しさ。せっかく飛騨高山まで行くなら、ぜひお土産にしたいですね。

ほうば味噌は、飛騨高山地方の郷土料理で、味噌に薬味や山菜などを合わせて、朴の葉に乗せて焼いたものです。シンプルにご飯と合わせて食べるのが定番ですが、肉や魚にトッピングしたり、一緒に調理しても美味しいですよ。地元のレストランや旅館の食事では定番メニューですが、お土産にもおすすめです。

地元のレストランでは、ほうば味噌は通称「飛騨コンロ」と呼ばれる卓上コンロで提供されることが多いですが、ご自宅ならフライパンやホットプレートの調理でOKです。

飛騨高山は味噌の醸造元も多いので、せっかくお土産を買うなら専門店をおすすめします。例えば朝市にも出店している「糀屋柴田春次商店」では、朴の葉と味噌の手軽なセットを販売しています。

飛騨高山の街中散策の楽しみの一つが食べ歩き。街中に点在するテイクアウトグルメをほおばりながら、ぶらぶら歩くのが定番スタイルです。みたらしだんご、五平餅、牛串が定番ですが、近年人気を集めているのが喜八郎の「牛まん」。飛騨牛を使った贅沢肉まんで、ジューシーな肉あんとふっくらした生地はまさに絶品です。

飛騨高山の名産品として名高い飛騨牛ですが、お土産にするにはハードルが高いのも事実。そんな時は、手軽にその美味しさを楽しめる喜八郎のメニューがおすすめ。持ち帰りができる冷凍牛まんの他、飛騨牛をたっぷりつかったカレーなど、お土産向きの商品も充実しています。店舗は中心部に2店舗あるので、観光のついでに立ち寄るにも便利です。

さるぼぼとは、飛騨高山地方に伝わる民芸品で、市内でもあちこちで見かける赤いお人形のこと。地元方言でサルの赤ちゃんを指します。’災いが去る’、’サルのように子だくさん’とかけて、家庭円満や安産のお守りや、子供たちのおもちゃとして親しまれてきました。今も大小さまざまなさるぼぼが、お土産店の店頭に所狭しと並んでいます。

さるぼぼをモチーフにしたお土産はたくさんありますが、おすすめはストラップ。定番の赤いさるぼぼの他、金運や恋愛運アップの願いを込めた色違いのさるぼぼが人気を集めています。あれこれ見比べるだけでも楽しいので、飛騨高山らしいお土産をお探しなら、ぜひチェックしてみて。「飛騨物産館」をはじめ、多くのお土産店で取り扱いがあります。

インパクト大のビジュアルで、人気を博している飛騨高山土産が、まるでん池田屋の「飛騨街道 旅がらす」。箱を開けると三度笠を被り、マントを羽織った旅人姿の最中が綺麗に梱包されている…という驚きのお土産です。笠とマントは取り外しができます。笠を取った旅人の表情が、ちょっととぼけた感じで思わず笑みがこぼれます。

製造元の「まるでん池田屋」は創業大正13年の老舗。看板商品の飛騨街道 旅がらすの他、様々なお土産用のお菓子を販売しています。飛騨高山の中心部にある直営店「いっぷく処あけぼのや」では、作りたてのみたらし団子や五平餅も販売。イートインコーナーもあるので、街歩きで小腹がすいたら休憩がてら立ち寄ってみると良いでしょう。

最近は映画やドラマの舞台として取り上げられる機会も増え、国内外からの観光客が増えている飛騨高山。訪れる季節によって、全く違う楽しみ方ができるのが魅力です。良く知られた名産品だけでなく、意外な個性派に出会えるので、お土産探しもきっと楽しいですよ。ぜひ、素敵なお土産を見つけてくださいね♪