朝摘みの花びらを閉じ込めたおせんべい
京都の菓子製造会社「たにぐち」が作る「朝摘み 花びらのおせんべい 花一輪」は、四季折々に咲く花の花びら入りおせんべい。
「たにぐち」では、この商品を作るために専用のお花畑を設けているという。そこから朝摘みの花をとってきて、生花のうちに押し花にする。
この花びらをせんべいに使用するのだが、生花だけに扱う花は季節によって変わってゆく。いわば旬のあるおせんべいである。
イキイキした花びらが魅力的
朝摘みのせいだろうか、せんべいの表面の花びらは色鮮やか。いったいどれを食べようか、と楽しい迷いに誘われる。
せんべいは一枚一枚手焼きであり、花びらを丁寧にひろげて載せて焼いているという。それを知ると、職人さんの姿を想像して食べる楽しみがさらにアップする。
お花畑をそのまま食べる快感♪
おせんべいは薄く、パリパリ食べられる。味はほんのり甘い味わい。
すみれやバラ、パンジーなど、封じ込められた花びらが彩りをとどめているのは驚くばかり。また花びらは一つひとつ形が違っている。まったく同じ花びらはないと思うと、手の中の一枚が愛らしく感じられる。
このおせんべいをもらった人は、ブーケを贈られたように嬉しい気持ちになるだろう。きれいなお花畑を丸ごとプレゼントするような、優雅な気持ちで贈れる商品である。