リンゴをまるごと包み込んだ「ポンム・びっくりりんご」
長崎で明治時代からお菓子を作り続けている梅月堂。長い歴史の中で個性豊かな商品を多く生み出しており、アップルパイにはリンゴを丸ごと1個包み込んだものがあるという。インターネットショップに訪れると、インパクトのある外観が目を引く。そんな「ポンム・びっくりりんご」を早速取り寄せてみた。
■「ポンム・びっくりりんご」の3つのおすすめポイント
おすすめポイント その1 | 全体を飴がけしたツヤツヤの外観 |
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おすすめポイント その2 | リンゴをまるごと1個使ったボリュームのある中身 |
おすすめポイント その3 | 飴の食感がよく、溶けると甘いソースのようになる |
創業120周年を迎えた長崎の人気店
■和菓子ブランドやカフェも展開
梅月堂は1894年に長崎県長崎市で創業。個人経営から始まり、1983年には株式会社となっている。1986年には和菓子部門として「菓匠・穂俵」を新設。現在ではカフェも含め長崎県内に12店舗を展開している。
■他地域にはないオリジナル菓子を生み出す
梅月堂は1955年に初めて生クリームケーキを発売。その後に作り上げた「シースクリーム」は長崎のオリジナルケーキとして定着し、長きに渡って愛され続けている。
■地元長崎の魅力を伝えるお菓子
梅月堂の商品は地域色が豊か。上五島の風土が育んだ完全天日塩を使ったロールケーキや、軍艦島をモチーフにしたチョコレートタルトなど、地元長崎ならではのお菓子を作っている。
飴がけが施された大きな丸いアップルパイ
赤と黒でデザインされた箱を開けると、紙できれいに包まれた大きなアップルパイが入っていた。形は丸く重量感がある。包みの上からの触ってみると固いしっかりとしたパイ生地の感触が伝わってくる。
■表面は飴がけでツヤツヤ
外観はこんがりとしたキツネ色。上部には丸みがあり、焼き色の薄い生地で作った葉が付いている。表面は全体的に飴がけされ、透明で艶のある層に覆われている。
■リンゴとカスタードクリームがたっぷり
カットしてみると、中にはたっぷりのカスタードクリームとシロップ漬けのリンゴが1個まるごと入っている。外側を何層にも折り重ねられたパイ生地が包み、表面を厚い飴が固めている。
とろける飴とカスタードクリームが味わいを広げる
パイを少し取って口に入れると、表面を覆っていた飴がとろけてまろやかな甘みが広がっていく。品のいいすっきりとした甘さ。パイ生地は香ばしく、ほんのりとしたバターの風味。
■素材の味と食感を生かしたリンゴのシロップ漬け
中に入ってるリンゴは、素材の味を生かしたシロップ漬け。あっさりとした甘さのシロップをたっぷりと含んでおり、柔らかな歯ごたえの中にリンゴのシャキシャキとした食感も残っている。
■甘さを控えたまろやかなカスタードクリーム
カスタードクリームはフォークですくえるほど濃度が高い。リンゴに近い部分はシロップが滲みてとろりとしている。まろやかな玉子の風味の中にほんのりとバニラが香り、甘さを抑えたややさっぱりめの味わい。
■飴で食感と味の変化を楽しめる
表面の飴は場所によって厚さが違い、薄い部分はパリッとした食感、厚い部分はカリカリとした歯ごたえがある。時間の経過と共に少しずつ溶け、リンゴやカスタードクリームにからめると味の変化が楽しめる。
誕生日のプレゼントに、クリスマスやお年賀に
インパクトのある外観は、お祝いの食卓や団らんのひとときを盛り上げ、プレゼントに使えば、贈る相手に嬉しい驚きを与えるだろう。友人宅への手土産や仲間との食事会にもふさわしい。冷凍で届けられるので、遠くに住む相手への贈り物にも向いている。