ヒナゲシの花言葉
ヒナゲシの基本情報
英名 | Iceland poppy, |
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学名 | papver nudicalue L |
別名 | ポピー/アイスランドポピー |
科 | ケシ属 |
属 | ケシ科 |
季節 | 3~5月 |
花色 | 橙、黄、白、紅、桃 |
ヒナゲシの特徴は?
パステル調の色とりどりの花が群生するのは春の風物詩でもあるヒナゲシ。長い茎の先に咲く薄く丸っこい花びらが風になびく様子は春を感じさせます。
ヒナゲシは別名「グビジンソウ(虞美人草)」といいます。中国は秦の時代に楚の王「項羽」が漢と楚との戦いで四面楚歌となった際、虞妃だけは助けたいと悩んでいました。虞妃はそれを察して自ら命を絶ちます。その後、虞妃の墓前にヒナゲシが咲いたことにより、「虞美人草」の別名がつけられたといわれています。
ヒナゲシの名前の由来って??
諸説ありますが、属名であるラテン語の「パパベール(Papaver)」は、ヒナゲシの花弁が薄い紙であるパピルス状であることに由来するといわれています。
和名では「雛芥子」「雛罌粟」と書きますが、「雛」といった漢字は小さくて可愛らしいという意味を持ちます。ケシ科の植物であるヒナゲシは、その中でも花が小さいことにより名付けられたといわれています。
ヒナゲシの魅力
「慰め」「別れの悲しみ」といった悲しげな花言葉を持ち、別名が「グビジンソウ(虞美人草)」となるようなエピソードを持つヒナゲシ。春から夏にかけて風に揺れる姿は可愛らしくも、ひらひらと儚げな姿でもあります。他に「思いやり」「いたわり」といった花言葉を持ちますが、これらはヒナゲシの実から取れる乳汁に睡眠導入の効果や麻痺させる作用があることに由来するといわれています。細い茎を長く伸ばし、薄い花びらを持つカラフルな花は群生する姿が大変美しく、鉢植えや寄せ植え、ガーデニングや地植えで楽しむことができます。フランス語では「コクリコ(Coquelicot)」、英名では「シャーレイポピー(Shirley poppy)」と呼ばれ、日本でもこれらの名前を耳にする機会が多いかもしれません。
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ヒナゲシを贈ろう
ひらひらと、どこか儚げな姿をしているヒナゲシ。花言葉や別名の由来を知ると、よりいっそう儚げな姿をいとおしく感じることができます。
パステル調のカラフルな花色を持ち、群生して風に揺れる姿は大変美しく、穏やかな春を感じさせます。
種からも比較的育てやすく、春の間に楽しめる花のひとつなので贈り物としても喜ばれます。