結婚式の花形イベントは花嫁の手紙♪
花嫁の手紙は、結婚式の進行の中でも、最も盛り上がるイベントのひとつ。最近は、披露宴も様々なスタイルで行うカップルが増えていますが、花嫁から両親に宛てた感謝の手紙は、本人はもちろん、参列しているゲストの感動も呼ぶだけに、外せませんよね。
とはいえ、花形イベントだからこそ、準備する新婦にとってはプレッシャーも大きいはず。今回は結婚式の花嫁の手紙について、準備の際の注意点や当日スムーズに乗り切るコツを伝授します。
花嫁の手紙とは?
花嫁の手紙は、結婚式の終盤のクライマックスになるプログラムであることがほとんど。そもそも、どんな内容を準備しておくべきなのでしょうか?
■両親への感謝を手紙にして読み上げるイベント♪
花嫁の手紙は、主に新婦の両親への感謝の気持ちを伝えるためのもの。結婚式という節目に、これまでの両親との思い出を振り返り、ここまで育ててもらったお礼を伝えます。また、これから新たな家庭を築いていくことの豊富を伝え、両親に安心してもらうという意味も込めると良いでしょう。
■普段なかなか言えない「ありがとう」を伝える絶好の機会!
家族への感謝は、常に感じていても、なかなか口に出しては言えないもの。特に両親には、結婚式の前には伝えておきたいものですが、面と向かっては照れくさいという人も多いでしょう。花嫁の手紙は、そんな人が胸の内を明かせる絶好のチャンスでもあります。
■両親にとっても最高の思い出に
結婚式は、新婦の両親にとっても人生最良のイベントのひとつと言って間違いないでしょう。花嫁からの心のこもった感謝の手紙は、そんな結婚式をより一層思い出深いものにしてくれます。両親の思い出にも花を添える素敵な手紙を準備したいですよね。
花嫁の手紙を書く前に!ここに気を付けよう♪
結婚式の前には、新郎新婦は細々した準備に追われて大忙し。あれこれ迷っている時間がないという新婦のために、花嫁の手紙を書く時に気を付けるべきポイントを挙げておきます。
■ゲストの方全員が聞いているということを意識した内容に!
花嫁の手紙は両親へ宛てるものではありますが、結婚式でゲスト全員の前で読み上げるものだということを頭に置いておきましょう。メインとなる内容はもちろん両親や家族へのお礼ですが、参列してくれたゲストや新郎、新郎のご家族への配慮を含めると、より一層素敵な手紙になるはず。
手紙の冒頭や結びでゲストや新郎、新郎のご両親への一言を添えると、自然な流れになるので、おすすめです。
■長すぎる手紙はNG!声に出して4分以内におさまるように!
伝えたい思いがあふれて、つい盛りだくさんにしたくなるかもしれませんが、花嫁の手紙は、あくまで結婚式のプログラムのひとつ。あまりに長すぎるのは考え物です。実際にゆっくりと声に出して読み上げてみて、4分以内におさまるように準備しましょう。
式の中で伝えきれないことは、結婚式の前後に直接伝えるか、別に手紙を書いて渡すのも良いでしょう。
■堅苦しい言い回しは避けて!自分らしさが◎
花嫁の手紙は、結婚式の場で、声に出して両親へ語りかけるためのものなので、普段通りの話し言葉で書くのがおすすめ。堅苦しい言い回しだと、聞いている方もすんなり耳に入りにくいもの。肩に力を入れすぎず、自分の気持ちをストレートに表現するのが一番です。
どんな風に書いていこうか迷ったら3つの構成を意識!
結婚式は新郎新婦2人で協力して準備するものですが、花嫁の手紙は新婦が自分で書くしかありません。人前で読むとなると、なかなか上手にまとまらない!という人もいるでしょう。そんな時は「導入」「展開」「結び」の3つのパートに分けて内容を考えるのがおすすめです。
■短く簡潔に今の心境を書く「導入部分」
花嫁の手紙の導入は、今の心境を簡潔に書くと良いでしょう。結婚式を無事に迎えられたことや多くの人の祝福を受けていることの喜びを表現しましょう。また本題に入る前に、ゲストに対し、式への参列の謝意を示しておくと好印象です。
・本日は、たくさんの人にお祝いしていただき、感謝の気持ちで一杯です。
・この場を借りて、今日まで育ててくれた両親へ感謝の言葉を伝えたいと思います。
・こうして今日という佳き日を迎えられたのも、お父さん、お母さんのおかげです。
■ここが手紙の中心♪ 大好きな両親とのエピソードで愛を叫ぶ「展開部分」
導入に続くのは、両親への感謝の思いをつづる花嫁の手紙のメインの展開部分。ここでは、両親との具体的なエピソードを盛り込むと良いでしょう。
・どんなに疲れていても、私が寝付くまでお気に入りの本を読んでくれたよね。
・運動会のリレーで張り切りすぎて捻挫しちゃったお父さん。
でも、トップでゴールした時は、すごく格好良かったよ。
・高校生の時は、反抗ばかりしてごめんなさい。ずっと謝りたいと思ってました。
お母さんが私の心配をしてくれていたこと、本当は分かってたんだよ。
両親はもちろん、一緒に暮らした祖父母や兄弟姉妹など他の家族にも、感謝の気持ちも伝えると良いですね。
・歩くのが遅い私に、文句を言いながらもペースを合わせてくれたお兄ちゃん。
おかげで毎日学校へ行くのが楽しく、心強かったよ。
■すっきりとした文で新生活への抱負を語る「結びの部分」
花嫁の手紙の結びは、これから始まる新生活への希望を込めて、前向きに締めくくりたいもの。新郎と2人でどんな家庭を築いていきたいか、抱負を語ると良いでしょう。また、新郎の家族やゲストへのメッセージも添えると、参列した人皆が共感できる手紙になるでしょう。
・これからは(新郎)さんと2人で、お父さんとお母さんに負けないような
素敵な家庭を築いていくつもりです。
・(新郎)さんのお父さん、お母さん、私たちの結婚を認めてくださり、
ありがとうございました。
・まだまだ未熟な私たちですから、これからも皆様どうぞ暖かく
見守ってくださいますようお願いいたします。
花嫁の手紙にぴったりのBGMってどんな曲?
結婚式を盛り上げるには様々なBGMが欠かせません。花嫁の手紙を読むときには、どんな音楽がふさわしいでしょうか?おすすめのBGM選びのポイントをご紹介します。
■しっとりとした「オルゴールアレンジ」に外れナシ!
花嫁の手紙のBGMで、イチオシはオルゴールアレンジ。どんな曲も、少しゆったりしたテンポで、しっとりした雰囲気にアレンジされるので、両親との思い出を語る場面にはピッタリ!結婚式でよく使われる人気の楽曲なら、高い確率で見つけられますので、ぜひチェックしてみて。
いきものがかり「ありがとう」オルゴールバージョン
オルゴールで聴く ありがとう YELL いきものがかり名曲集決定版
価格: ¥900(2017/4/21現在)
結婚式の定番曲のオルゴールバージョン。誰もが知っている曲だからこそ、気持ちを乗せやすく、感動を分かち合う場面にふさわしいと言えるでしょう。
■「ありがとう」の気持が歌詞にこめられているもの!
両親への感謝の思いが詰まった花嫁の手紙には、ズバリ「ありがとう」の気持ちが歌詞に込められている曲がふさわしいでしょう。シチュエーションにまさしくピッタリ!というナンバーもあります。結婚式のクライマックスを感動的に盛り上げてくれることでしょう。
福田麻衣子「手紙~愛するあなたへ~」
手紙 ~愛するあなたへ~ Single, Maxi
価格: ¥250(2017/4/21現在)
まさに花嫁の手紙そのものズバリ。両親への愛情と感謝の気持ちがストレートに伝わる感動的なナンバーです。
■新婦の声が聞き取りやすいゆったりとした曲♪
情感たっぷりのBGMは、結婚式を盛り上げてくれますが、新婦の声を遮ってしまうようでは本末転倒です。花嫁の手紙の朗読は、あくまで新婦が主役。新婦の声をひきたてるような楽曲を選ぶと良いでしょう。ゆったりしたスローバラードや、ピアノやアコースティックギター主体のシンプルなインストルメンタルもおすすめです。
ゴンチチ「放課後の音楽室」
放課後の音楽室 2006
価格: ¥250(2017/4/21現在)
ギターデュオが奏でるどこか郷愁を誘うゆったりとした旋律は、結婚式のBGMとしても人気。花嫁の手紙の朗読を邪魔することなく、会場を暖かい雰囲気に包んでくれることでしょう。
式の本番で失敗しないためのポイント!
結婚式当日、主役の新郎新婦の緊張はピークに達します。人生最大の晴れ舞台、できるだけ余裕をもって臨みたいもの。特に花嫁の手紙の朗読は、式のフィナーレを飾る新婦の最大の山場。当日失敗しないためのコツをご紹介します。
■手紙の作成は時間に余裕をもって♪
結婚式の前には、実に様々なことを準備しなければなりません。新婦が自分で準備しなければならない花嫁の手紙は、ついつい後回しになってしまいがち。できれば、早めに余裕をもって作成しておきましょう。式の当日になって「もっとこうしておけば良かった…」と後悔しないように!
■思い出のエピソードは絞り込んで書くべし!
花嫁の手紙には、両親や家族との思い出のエピソードを盛り込むのが定番ですが、あれもこれもと欲張らないこと。結婚式に参列しているゲストは、あまり多くのエピソードを聞かされると、散漫な印象を受けます。思い出のエピソードは絞り込んで書くこと。その方が聴衆に刺さる手紙が書けますよ。
■BGMに合わせて区切って読むことを意識♪
花嫁の手紙の朗読は、BGMとの調和も大切。朗読と曲の流れがちぐはぐだと、ゲストも手紙の内容に集中できなくなってしまいます。聴衆が聞き取りやすい朗読をするコツは、曲の中のポイントに合わせて、文章を区切るって読むこと。聴衆の心に響く、感動的な結婚式の演出に役立つポイントなので、覚えておいてくださいね♪
■リハーサルをして時間配分の確認を!
花嫁の手紙は、結婚式当日の本番でいきなり披露するのではなく、ぜひ事前にリハーサルをしておきましょう。実際にBGMに合わせて読んでみないと、ペース配分は分からないものです。手紙自体が長すぎたり短すぎて、調整が必要かもしれません。本番で舞い上がってしまわないためにも、リハーサルは欠かせません。
■本番、泣きそうになったら深呼吸で落ち着いて!
結婚式のクライマックスでは、感情が高ぶるのは誰でもあること。涙があふれてしまっても、決して恥ずかしいことではありません。でも、花嫁の手紙を最後まで読み終えるには、少し涙を押さえておく必要もあります。本格的に泣きそうになったら、いったん深呼吸して落ち着いてから、朗読を再開すると良いですよ。
花嫁の手紙で会場に感動を♪
花嫁の手紙は、結婚式の終盤を飾るイベント。例え文章がつたなくても、あなたの素直な感謝の気持ちと「伝えたい」という思いを込めて読むことが、何よりも感動を呼ぶはず。素敵な結婚式になることをお祈りしています♪