出産祝いの金額・相場とは？マナーを押さえた予算別プレゼント12選

親戚や友達、同じ会社の上司・同僚など。身近な人に赤ちゃんが産まれたら「出産祝いはどうしようかな」と悩みますよね。現金やギフト券を贈ろうか、何か品物をプレゼントしようか。いずれにしても”金額・予算”をどうするかが、大きな問題です。相場より安すぎる物を知らずに贈ってしまい後悔したり、奮発しすぎて相手に気を遣わせるのは、避けたいですよね。

まずは出産祝いの金額相場を押さえておきましょう。ただし相場の金額には幅があります。やり直しは効かない出産祝いだけに、最終的にどの金額に決定するのかが悩みの本番ではないでしょうか？こちらの記事では出産祝いの予算の決め方や、金額別のおすすめギフトもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね！

赤ちゃんの両親（ママパパ）からみた関係性別に、出産祝いの金額相場をご紹介します。

家族・親戚
・親　30,000円～50,000円
・兄弟、姉妹　10,000円～30,000円
・いとこ　3,000円～10,000円
・伯父伯母、叔父叔母　5,000円～30,000円
・その他の親戚　3,000円～10,000円

職場関係
・上司　5,000円～10,000円
・部下　3,000円～10,000円
・同僚　3,000円～10,000円

友人知人
・友達　5,000円～10,000円
・ママ友パパ友　2,000円～5,000円
・その他知人　2,000円～5,000円

出産祝いで縁起が悪いといわれるのは「4（死）」と「9（苦）」がつく金額です。あまり無いとは思いますが、お祝い金でこの金額を贈るのは避けましょう。なお、あくまで現金で贈る際のマナーです。プレゼントの品を購入する際の金額は、当てはまりません。

その他、よくあるのが20,000円など偶数のお祝い金はマナー違反か？という疑問です。ご祝儀全般でよく選ばれる金額は10,000円、30,000円、50,000円。特に結婚祝いでは分けられる数である偶数は、避ける人が多いものです。しかし出産祝いに関しては奇数でなければならない、というルールはありません。気になる方は予算の半分を現金、もう半分を品物で贈る方法もあるでしょう。

出産祝いの相場は、あくまで目安です。遠縁の親戚や知人なら「おめでとうございます」と言葉でお祝いするか3,000円程度のちょっとしたプチギフトを渡すのもおすすめです。会社関係でも、個別に出産祝いを渡すほどではない場合は連名でプレゼントを購入することもあるでしょう。その場合、1人当たりの金額は500円程度という場合もあります。

一方、家族ぐるみの友達に夫婦連名で贈る場合や、兄弟姉妹など。ごく身近な間柄の場合、出産祝いは10,000円以上で考える方が多いようです。予算にゆとりがない場合は無理のない金額でお祝いし、「お返しは気を遣わないで」と伝えても。

出産祝いの金額を決める際は、”年齢”も重要です。送り主が10代・学生の場合は相場に拘らずお金のかからない方法で。20代の社会人の場合は相場の中で負担になりにくい金額を選びましょう。40代から20代に贈る場合など、年長者からの出産祝いは慎重に決めたいものです。年下のママパパを応援する気持ち込めて、相場より安すぎるお祝いは避けておきましょう。

出産祝いとして役立つベビーグッズなどをプレゼントしたい、とお考えの方も多いでしょう。特に会社関係や友人関係への出産祝いは品物をプレゼントする方が多いようです。お祝い金に添えてささやかなプレゼントを贈っても喜ばれるでしょう。特にママパパの両親からの出産祝いでは、お孫さんに使ってほしい服やおもちゃなどはいかがでしょうか？

プレゼントした出産祝いを実際に活用している様子を見たり、お相手から「もらって嬉しかった」という声を聞けると、嬉しいですよね。品物の出産祝いは現金と違い”キリの良い金額でなければならない”などの制約もありません。ご予算に合わせて、とっておきのアイテムを選びましょう！

さっそく人気の出産祝いを見ていきましょう。次にご紹介する3アイテムは安価な物も含め、金額が幅広いのが特徴です。予算をまだ決定していない人はぜひ検討してみてください。連名の出産祝いで人数が確定していない場合にもおすすめですよ。

兄弟姉妹や親友、特に親しい間柄なら10,000円で質も重視した出産祝いを。叔父叔母から甥っ子姪っ子など年長者から贈る出産祝いの場合でも10,000円という金額が目安です。自分で買うにはちょっと勇気がいる玩具、育児グッズなどを検討してみましょう。10,000円前後のおすすめギフトをご紹介します。（価格は2020/4/6現在のものを参照）

友達やいとこに贈る出産祝いで、気を遣わせないプレゼントをお探しなら5,000円前後で探してみましょう。会社の上司や同僚に個人的な出産祝いを贈る場合にも、5,000円なら大げさ過ぎない金額です。この予算ならハイブランドのギフトというよりは、実用的で親しみやすいアイテムがおすすめです。

あまり仰々しい出産祝いを贈るほどではないけれど…という間柄もあることでしょう。知り合って間もない友人で、こちらが出産したときはお祝いを頂いていないケースなど。あるいは、遠縁の親戚であったり、ママパパではなくその両親のお仲間からの”初孫祝い”など。ささやかな出産祝いで喜びを伝えたい人は、3,000円程度の金額で素敵な品をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

出産祝いを贈る時期は生後10日～生後1ヶ月が目安です。出産直後はママが身体を休める大切な時期。退院して自宅に戻るまでは荷物の受け取りができないご家庭もあるでしょう。生後10日後なら、帝王切開の方も退院している時期。焦って出産祝いを贈る必要はありません。「産まれました」の連絡をいただいてから出産祝いを検討して、お宮参りを迎える生後1ヵ月内に着くよう手配するのがおすすめです。

水引は、一番よく使われる紅白の蝶結びです。蝶結びは何度でもほどいて結び直せるので、“何度あっても良い祝い事”に使用します（これに対し、結婚、快気祝いなどの一度切りが良いお祝いは“結び切り”の水引になります）。表書きは「御祝」や「祝 御出産」など、あらかじめ記されているものを購入すると便利です。

表書きの下部に名前を書きます。姓のみでも失礼ではありませんが、あちこちからいただく場合や、親族で同じ姓の場合もありますのでフルネームで書かれる方が親切です。

夫婦連名で贈るときは、姓は1つにして妻の名前を夫の名前の左に並べて書きます。また夫婦でなくグループで連名にする場合、4人を超えると狭いスペースに書きにくくなりますので、「○○一同」として別途連名を記載します。