出産祝いで赤ちゃんの誕生をお祝い♪
近しい友人や親戚、同僚など大切なひとから妊娠・出産報告があると、とても幸せな気持ちになりますよね。出産予定日が近付いてくると今か今かと気になりますが、同時に「無事に生まれたら何かお祝いを贈りたいな」とギフト選びも気になってくるものです。
そこで、今回は出産祝いの基礎知識やお祝いマナー、喜ばれるプレゼントのポイントをまとめてご紹介します!お祝いの品選びやお祝い方法に悩んだら是非参考にしてくださいね。
出産祝いとは?
まずは原点に戻って”出産祝い”とはどんな意味があるのかを考えてみましょう。誰の為に贈るのか、誰に喜んでほしいのか、お祝いに込める気持ちを今一度振り返ってみれば、自然と贈る品のイメージも浮かんでくるかもしれません。
■生まれてきた赤ちゃんに対する「おめでとう」の気持をこめた品
”出産祝い”の最大の意義はやはり、生まれてきた赤ちゃんへ「誕生おめでとう。すくすく育ってね」とお祝いの気持ちを伝えることにあります。もちろん生まれたばかりの赤ちゃんと意思疎通ができる訳ではありませんが、新たな尊い命の誕生をパパ・ママと一緒になって喜びましょう。
■近年「出産を頑張ったママに向けた品」の意味合いも
出産祝いと言うと”生まれてきた赤ちゃんへ贈るもの”としてベビーグッズを贈るのが主流でしたが、最近では”出産頑張ったね!お疲れ様!”の意味を込めてママが喜ぶ品を贈るケースも増えています。ひとつの命が誕生するまでに、ママは妊娠・出産と様々な身体や心の変化に戸惑いながらも乗り越えていきます。また、出産が終わると体力回復を待たずに始まる育児…。そんな大変な毎日を送るママを出産祝いで労いましょう。
■赤ちゃんの誕生による「幸せ」な気持ちを皆でシェア♪
待望の赤ちゃんが生まれると、パパママはもちろん、関わる周囲のひとたち皆が幸せな気持ちになりますよね。「この子にはどんな将来が待ってるのかな?」と、これから輝く未来が待っている赤ちゃんへ、将来への希望を感じるものです。出産祝いを贈ることで「この子の誕生が私にとっても嬉しいよ」と幸せな気持ちを皆でシェアしましょう♪
出産祝いの3つのスタイルとは?
一口に”出産祝い”と言っても、お祝いの仕方や贈る品には様々な種類が考えられます。贈る相手との間柄や予算などを考慮しながら、相手に負担を掛けることのない最適なお祝い方法を選択しましょう。まずは、どんなお祝いの仕方があるかをご紹介します。
■お祝いの「品」を贈る
最も一般的なお祝い方法が”お祝いの品を贈る”パターンです。ギフト選びに困りがちな結婚祝いや引っ越し祝い等と違って、出産祝いには定番のベビーグッズが多数あって選びやすいメリットがあります。また、出産前後に何かと出費が続くパパママにとっては、実用的・良質なベビーグッズをもらえるのはとてもありがたいものです。おくるみや新生児用帽子など、他の人とかぶってしまいがちなお祝い品は事前に確認しておくとベター。
■「現金」や「商品券」を贈る
あまり頻繁に会わない親戚や同僚など、いまいち相手の好みがわからない場合は「趣味に合うかな…」とギフト選びに心配になってしまいがち。そんな時は、現金や商品券を贈るのもひとつの方法です。受け取ったパパママは好きなものや必要なものが買えるので、実は一番有難いお祝いだという本音も…。現金を包むことに抵抗がある場合は、ギフトカードやカタログギフトという手段も◎。
■お祝いの手紙やメッセージを送る
お祝いの品を贈ると気を遣わせてしまいそうな相手や、あまり頻繁に会えない友人に出産祝いの気持ちを伝えるなら”お祝いの手紙やメッセージ”を送ってみましょう。最近ではSNSなどで手軽にメッセージを送り合うことができるので、出産報告があったらすぐにお祝いの気持ちを伝えると良いですね。相手の住所がわかるなら、より気持ちが伝わる直筆の手紙にお祝いの気持ちを込めましょう。赤ちゃんの画像や写真を送ってもらうのも楽しいやりとりになりますね。
出産祝いの相場をリサーチ♪
出産祝いを贈るにあたって気になるのが「予算ってどれくらい?」という疑問。贈る相手との間柄によって平均予算は異なってくるので、まずは相場を確認しておきましょう。複数の友人や兄弟で連名で贈る場合などは、全体予算をもう少し上げて選ぶなどしてくださいね。
■両親の場合は3~5万円
出産したパパママの両親からお祝いを贈る場合は、平均相場は30,000円~50,000円となっています。両親からのお祝いは現金を包むケースが多いようですが、場合によってはベビーカー、チャイルドシートなど少し値の張るものをパパママにリクエストしてもらい買ってあげる、ということも多いようですよ。
■兄弟の場合は1~3万円
パパママの兄弟からお祝いを贈るなら、10,000円~30,000円が平均相場です。親しい従弟や叔父叔母からお祝いをする場合もこのくらいの予算と考えてOK。身内からお祝いを贈る時は現金を包むことが多いです。兄弟が複数いる場合は、お互いに金額を相談しながら連名で贈っても大丈夫です。
■友人の場合は5,000~1万円
友人へ出産祝いを贈るなら、5,000円~10,000円の予算内で贈りましょう。特に親しい場合などを除いて、あまりに高価な品を贈ってしまうと受け取った側が遠慮してしまいます。また、育児で忙しい毎日を過ごしながら内祝いの品を選ぶのも大変なので、気軽に受け取れる品を贈るのがベストです。
知っておきたい!出産祝いのマナーとは?
お祝い事のなかでも”出産祝い”は独特のお祝いマナーがたくさんあるものです。パパママが心からお祝いを喜んでくれるように、出産祝いの基本ルールや配慮すべき点をおさえておきましょう。
■出産祝いの「のし」は白赤の蝶結び
出産祝いのギフトを包装してもらう時は、白赤の蝶結びタイプの「熨斗(のし)」をかけてもらうよう店員さんへお願いしてくださいね。出産というおめでたいイベントは何回あっても良い、という意味から結び切りの熨斗は使わないのがマナーです。
■表書きは「御祝」がベター
熨斗やご祝儀袋の表書きにも注意しましょう。表書きとは、熨斗やご祝儀袋の上半分に書く文字のことです。出産祝いの場合は思わず「御出産祝」と書きたくなってしまいますが、これだと4文字=不吉な数字という意味合いになってマナー違反。出産祝いの場合は「御祝」や「御出産御祝」とするのがベターです。
■出産祝いを贈る時期は「産後の母子の健康状態確認後」
出産報告があるとすぐにでもお祝いの品を贈りたくなりますが、まずは産後の母子の健康状態を確認しましょう。すべてのお産が問題なく済む訳ではなく、緊急帝王切開になったり、生まれた赤ちゃんの黄疸反応によって入院が長引いたり、様々なケースが考えられます。快くお祝いを受け取ってもらえるよう、母子が退院して日常生活を始めてからお祝いを贈る方が無難です。
■直接、病院へ訪問するのは なるべく避けて!
出産後は通常5日間~7日間ほど産院に入院しますが、この入院期間中に訪問するのはできるだけ避けておきましょう。産後のママは重傷患者と変わらぬ身体状態のなか、休む暇なく我が子の世話を始めたばかり。心身ともに母子の健康状態はとても不安定な時期なので、病院へは誘われた場合のみ訪問するのがベストです。
喜んでもらえる出産祝いのポイントを発表♪
では、実際に出産祝いのプレゼントを選ぶにはどんなポイントを重視すれば良いのでしょうか。デパートやネットショップを見ているだけでも様々なベビーグッズやギフトがあって悩んでしまいがちですが、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら楽しく選んでみましょう♪
■実用的なもの
出産祝いを贈るのに最もおすすめなのは”実用的なアイテム”です。赤ちゃんのお世話にはとにかく手間もかかるものですが、便利なベビーグッズがひとつあるだけでも劇的に育児が楽になるものです。例えば、離乳食づくりに活躍するハンディミキサー、ゆらゆら揺らして寝かし付けができるバウンサーなど、「あったら便利!」というグッズでパパママを喜ばせましょう♡
■ママがリラックスできるもの
怒涛の育児生活が始まると、ママは自由時間も皆無の状態で日々の家事育児に追われる毎日になってしまいます。自分のごはんを食べることすらままならない毎日が続き、気が付くとストレスが溜まって疲労困憊になってしまったり…。そんなママを少しでも癒すことができるよう、リラックスグッズを贈るのもおすすめです。ご褒美ボディオイルやクリームなど、赤ちゃんと一緒に使えるアイテムも◎。
■事前に欲しい物を聞いておくのが成功への近道
「プレゼント候補はいくつか絞ったんだけど、どれなら喜んでくれるかな…」と迷った場合は、パパママへ直接欲しい物を聞いてみましょう!事前の確認をせずに選んだ場合、すでにパパママが自分たちで買ってしまっていたり、他の人からのお祝いと重なってしまうことが考えられます。より確実に喜んでもらうためには、事前のリサーチは必須と覚えておきましょう。
■商品選びに悩んだら外れ無しの「現金」や「商品券」も◎
どうしてもプレゼントを選び切れない場合は、現金や商品券を贈るのもOKです。赤ちゃんの月齢が進むにつれて、離乳食が始まったり、ファーストシューズを買ったり、様々なベビーグッズが必要になってくるものです。また、赤ちゃんの成長につれて衣類はどんどんサイズアウト…。そんな時に現金や商品券のプレゼントはパパママにとって大助かり!ベビー用品店専用のギフトカードなども活用してみると良いですね。
出産祝いは心に残る贈り物を!
パパママや周りのひとたちが待ち焦がれていた赤ちゃんの誕生は、何物にも代え難い幸せな出来事。多くのひとから「おめでとう!」とお祝いされる度に、パパママは我が子への祝福に感謝と幸せを感じるものです。もちろん、言葉を話せない赤ちゃんもきっと喜んでくれるはず。是非、出産祝いのギフト選びの時間も楽しみながら、パパママやみんなの心に残る素敵なお祝いを贈ってくださいね。