じわじわ人気!「フラワーバレンタイン」を知っていますか?
バレンタインと言えば、日本では女性が男性にチョコレートを贈る日、という認識がすっかり定着していますね。しかし昨今「フラワーバレンタイン」として欧米と同じように男性から女性に花を贈るという動きがじわじわと受け入れられつつあります。
バレンタインに喜ばれるお花のギフト5選
フラワーバレンタインにお花を、とひと口に言っても昨今のお花は豊富なアレンジや加工で、好みや目的に合わせて、いろんな「かたち」で選ぶことができるようになりました。まずはそのお花の「かたち」にはどんなものがあるのかおさらいしてみましょう。
バレンタインに喜ばれるお花のギフト ■1. やっぱり王道!の花束
華やかさとインパクトで選ぶなら 大切な女性へ一度は贈りたいフラワーギフト
日比谷花壇
花束「ローズ」
花束は定番ですが、大ぶりに豪華に見せることができるので、女性に手渡しするとインパクトが大きいのがメリットですね。
大小サイズや色の違うバラを使った、こんなラブリーな花束をもらって嬉しくない女性はいないかも?やはりバラの花束は女性への愛情表現には王道のお花です。
バレンタインに喜ばれるお花のギフト ■2. お手入れ楽々「フラワーアレンジメント」
ナチュラルテイストのフラワーギフト お部屋の雰囲気が変わる フラワーバスケット
HitoHana/ひとはな
バラ アレンジメント ミックス S 編み込みバスケット
花器やバスケットにあらかじめセットされたアレンジメントは、なんと言ってもその後のケアが簡単なのがメリット。花の形やバランスを崩すことなくお部屋に飾れる便利さは忙しい女性にとっても嬉しいものです。
こちらはグリーンやバラを組み合わせたアレンジメント。みずみずしい色彩が素敵です。ナチュラルなバスケットがお部屋をやさしい雰囲気にしてくれます。
バレンタインに喜ばれるお花のギフト ■3. 育てる楽しさ「鉢植え」
バレンタインにぴったりの癒しのグリーン 暮らしに潤いを与えるグリーンの鉢植え
青山フラワーマーケット
美濃焼のマグカップと合わせたアイビー・トゥルーラブ
インテリアアクセサリーしても飾れて、また育てることの楽しさが味わえる鉢植えもひそかに人気です。ポイントは丈夫で世話の簡単な鉢植えで、カウンターや窓辺などに置いてバランスの良い適度にコンパクトなサイズを選ぶことです。
こちらは観葉植物・アイビーの鉢植え。ハート型の葉がさりげなくあなたの気持ちをアピールしてくれます。伸びたツルはカットして水につけると水耕栽培も可能です。
バレンタインに喜ばれるお花のギフト ■4. お水不要で長持ち「プリザーブドフラワー」
ユニークなフラワーギフト チョコと贈りたいティーカップアレンジ
Ruplan/ルプラン
プリザーブドフラワー 『Bon dimanche ボン ディモンシュ』
生のお花を特殊な加工で瑞々しい姿のまま長期保管できるプリザーブドフラワーは、贈り物に最適。ナチュラルな色合いのブリザーブドフラワーなら、インテリアのじゃまをせずいつまでも飽きずに眺めていられそうですね。
こちらはティータイムをテーマしたプリザーブドフラワーのアレンジメント。コーヒーカップにお花をあしらったデザインはなかなかありません。バレンタインのチョコと一緒にプレゼントするのもおすすめです。
バレンタインに喜ばれるお花のギフト ■5. サプライズに最適「ボックスフラワー」
バレンタインに感動を呼ぶお花のギフト 飾りやすいミニボックスがおすすめ
Milanostyle Flower/ミラノスタイルフラワー
Ange
高級感のある箱を開ければ、本物のお花がぎっしり詰まったサプライズが可能なフラワーボックスはここ数年人気のお花のかたち。持ち運びしやすいので、照れ屋の彼も大丈夫。
こちらは直径13cmの丸箱を使ったフラワーボックス。手のひらにのるほどの大きさなので、飾る場所を選びません。10種類以上のバリエーションがあり、きっとお相手好みのデザインが見つかるはず。
バレンタインの前に押さえておきたい「お花の選び方」とは?
彼女にお花をプレゼントしたいけど、花の種類や名前も知らないし何を選んだらいいのかわからない!という男性は多いですね。でも大丈夫!お花の種類や選び方はこんな方法があるんです。
■お花のプロ「店員さん」を利用する
当たり前のことですが、花屋さんはその道の「プロ」。彼らを大いに利用しましょう。
お花屋さんにお花を注文するコツは3つです。まず予算、好きな色、形や大きさを伝えます。好きな色がわからない場合は、年齢の他に優しい感じ、可愛い感じ、上品な感じなど相手から受ける印象を伝えても構いません。わかれば好きなお花を伝えてもきっと上手に組み合わせしてくれるはずです。
■「花言葉」で選ぶ
19世紀の西欧で盛んになった花言葉は、植物の形や香り、生態の特徴を言葉で表現する恋人たちの駆け引きとして使われました。日本でも明治時代から取り入れられ、日本独特の解釈も取り入れられ、今では広く知られています。
気持ちを言葉にするのが照れくさい、なんて方には、花言葉でお花を選ぶという手もいいかもしれませんね。
バレンタインにぴったりの花言葉を持つお花をご紹介
お花をもらって嬉しくない女性はいないと言っても過言ではありません。そしてお花の好きな女性は「この花の花言葉って何かしら?」と思う方も少なくはないはず。そういったことから、お花を本命の人に贈る場合は、あらかじめその意味を知っておくこともお花選びに役立ちますね。
■「初恋」の花言葉を持つ花
初恋や片思いなどのひたむきな想いを表す花には、ライラック、桜草、モッコウバラ、ベゴニア、紫色のヒヤシンスなどがあります。どれも小さな花をたくさん房につける可憐で香りの良いお花が多いのが特徴です。
■「あなたを愛しています」の花言葉を持つ花々
「あなたを愛しています」とストレートで情熱的な意味を表す花に、赤いバラ、胡蝶蘭、赤のアネモネなどがあります。どれも華やかで素直に熱い気持ちを表現するにふさわしい素敵な花々です。恋人に贈りたい花の王道と言えそうです。
■「私はあなたにふさわしい」の花言葉を持つ花
情熱を心に秘めて愛する人にアピールする「私はあなたにふさわしい」という花言葉を持つ花は、白いバラ、または1輪の赤いバラです。確かに昔から映画やさまざまなアートでも真っ赤な1本のバラでプロポーズ、などのシーンがよく見られますよね。
■「私のすべてを捧げます」の花言葉を持つ花とは
「わたしの全てを捧げます」という献身的かつ大胆な花言葉を持つのはナズナという可愛らしい草花。グリーンの繊細な枝先に小さな白い花をつけるアブラナ科のこの草花は、花束やアレンジメントではメインのお花と一緒に使ったり、単独でリースなどに使うとナチュラルで清楚なイメージを演出してくれます。
■花言葉「私はあなたの虜」を表す花々
「わたしはあなたの虜です」の花言葉を持つのはピンクの可愛い桃の花。桃は多くの実をつけることから「多産の木」と表現されることも多く、中国では女性から男性にこの花を贈るのにはセクシャルな意味も含まれます。
その他同じような意味合いを持つ花では、「あなたしか見えない」のブーゲンビリア、「私の心は燃えている」のクリスマスによく見られるポインセチアなどです。
■「私の思いを受け止めて」の花言葉を持つ花
アメリカが原産のハナミズキは、「わたしの心を受け止めて」という控え目で思慮深い意味を持つ可憐な花です。初夏には薄いピンクや白の花を枝にたくさんつけ、秋には赤い実をつける変化に富んだこの花は、アメリカでは日本の桜のように多くの人々から親しまれています。
またパンジーにも「わたしのことを想って」という同じような意味があります。
■花言葉「あなたとなら幸せ」を持つ花々
愛を確認するような「あなたとなら幸せ」という花言葉を持つのは黄色のヒヤシンス。同じような意味でペチュニアは「あなたと一緒なら心が和らぐ」、白のアザレアは「あなたに愛されて幸せ」、クチナシは「とても幸せです」という意味を表します。どれも柔らかなパステルカラーで、見る人を幸せな気分にさせてくれるお花です。
■「とても魅力的」の花言葉を持つ花とは
「魅力的な人」と、チャーミングな人柄やルックスを表現する花にはラナンキュラス、ダリアがあります。どちらも球根植物で幾重にも重なった花びらがゴージャスなのが特徴。
また「あなたは魅力に満ちている」という似た花言葉を持つのはブーゲンビリア。南国の情熱的な赤が熱い想いを表しているよう素敵ですね。
■「愛の告白」の花言葉を持つ花
「愛の告白」そのものを表現するのは、ベゴニア、赤いチューリップです。愛を表現するにふさわしい華やかな色や存在がそのような花言葉を作ったと言われています。
ベゴニアは種類が豊富な上、次から次へと花を咲かせてくれるので鉢植えなどでプレゼントすると観葉植物としても長く楽しめます。
■花言葉「誠実な愛」を持つ花とは
ピュアな気持ちを表す「誠実な愛」の花言葉を持つのは、青のヒヤシンス、青のキキョウ、リンドウ、またアイビーやピンクのチューリップがあります。代表的なものはほとんどがブルーで、清楚なイメージを特徴付けていますね。
ヒヤシンスは球根のままグラスや陶器などに入れられたものも多く販売されており、窓辺に置いて育て比較的長く観賞することができ香りもとても優雅です。
知っておきたい!バレンタインの由来と各国事情とは?
日本のそれとはちょっと異なる各国のバレンタイン事情。あわせて、バレンタインってそもそもどこから?などバレンタインにまつわるアレコレを調べてみました。
■バレンタインデーの由来とは
はじまりはローマ帝国時代。若い男女の生活が別々だった当時、豊年を祈願する2月15日のルペルカリア祭での出会いをきっかけに結婚することが多くありました。それを当時の皇帝が、愛する人を故郷に残して戦場に向かうと指揮が下がると判断し、結婚を禁止したのです。
ところが、そんな若者に対し密かに結婚式を挙げる手伝いをしたのが司祭のウァレンティヌス(バレンタイン)。それによって皇帝の逆鱗に触れ、ルペルカリア祭前日に見せしめとして処刑された彼を悼み、2月14日を「恋人の日」としたのが由来と言われています。
■日本のバレンタイン事情
戦後の来日外国人によって広まったチョコレートは、1970年代後半頃には女性が男性への愛情のしるしとして贈る日本独特の「バレンタインデー」が定着。この普及には当時のメリーチョコレートや神戸のモロゾフが広めたと一説には言われています。後に本命チョコ、義理チョコ、友チョコなどさまざの変化を遂げ今に至っています。
■世界のバレンタインデー事情
欧米社会でのバレンタインは、男性から女性へ日頃の愛情や感謝を示す機会です。カードと一緒にチョコレートに限らず甘いものや、赤いバラの花・ジュエリー・下着などを贈ります。またサプライズで食事に連れ出したりなど、特に決まりはありませんが、義理でチョコレートを贈ることもありません。
アジアで言えば韓国は日本からの影響でチョコレートを女性から男性に、中国・台湾では男性から女性にバラなどの花を贈る習慣があるようです。