メッセージカードのマナーって?
デザインがある程度決まったら、そもそもメッセージカードのマナーってあるの?と不安になるもの。出産はとても幸せなことですが、パパママはつい浮かれてしまって相手への配慮を欠いてしまうことも…。お互いに快くお祝いやお返しのやりとりができるよう、カードを作る際のマナーをあらかじめ把握しておきましょう。
出産内祝いカードのマナー ■相手の状況を考慮した文面を!
出産という一大イベントを終えると、生活スタイルががらりと変わって子ども中心の考え方になりがち。新生児の可愛さにメロメロになってしまいがちですが、内祝いのカードは常識ある内容に留めてくださいね。
内祝いの贈り相手が子宝に恵まれず悩んでいるなどの状況の場合、過度な我が子自慢やアピールは相手を傷付けてしまう可能性も。また、贈り相手の身内に不幸があった場合は、内祝いを贈る時期をずらしましょう。
出産内祝いカードのマナー ■ダラダラ長い文面はNG!ポイントをおさえて「すっきり」と
妊娠・出産にまつわるエピソードは本当に千差万別で、それぞれに独特な出来事や苦労があるものです。どんな風に生まれて、どんな感情になったか語りたい気持ちはわかりますが、内祝いのカードに長々とそれらを綴るのはNG。求めている情報以外のことをダラダラ書かれていると、受け取った相手は読む気が失せてしまうかも…。
赤ちゃんのこと、母子のこと、最低限の情報を添えてすっきりしたカードにするよう心掛けてくださいね。
出産内祝いカードのマナー ■「お返し」という言葉は使わない!
出産祝いを頂いた「お礼」=「お返し」と同義でつい使いたくなるものですが、内祝いのカードに「出産祝いのお返しです」といった表現はマナー違反。「お祝いを頂いたから義務的にお礼の品を贈ります」といったニュアンスに捉えられてしまう可能性があるので気を付けましょう。「御礼のしるしとして、心ばかりの品を贈らせて頂きます」等の表現が適切です。文言に迷ったら、サンプル例などを参考にして。
出産内祝いカードのマナー ■みんなに同じ文面でももちろんOK!
感謝の気持ちを伝えるものなので、親戚と友人に贈るカードが同じ内容でも問題ありません。もちろん、相手との関係性を考慮し、写真ありとなしを作り、贈り分けるのもOK。職場で複数の方からいただいた場合、皆さま宛に1通あれば十分でしょう。育児をしながらの手配は想像以上に慌ただしいもの。手間をかけすぎて連絡が遅くなってしまった!なんてことにならないよう、出産前にある程度予定を立てておくのもおすすめです。
カードの書き方のポイントは?
マナーも把握したところで、どんな必要事項をカードに記載するべきかポイントをおさえておきましょう。文面のテンプレートが用意されていることも多いですが、贈る相手が知りたいであろう赤ちゃんや母子の情報や、感謝の気持ちをシンプルに伝えるのが素敵なカードを作るコツ。
あいさつ文例も紹介しますので、ゼロから手作りする方はぜひ参考にしてみてくださいね。自分らしい言葉を一言伝えて、心に残るオリジナルのメッセージカードを!
出産内祝いカード書き方のポイント ■いただいたお祝いへの感謝の気持ち
まずカードに記載すべき内容は、頂いた出産祝いへの感謝の気持ちを表す文言です。様々な表現の仕方がありますが、「この度は子どもの誕生に際し、お気遣いをいただきまして誠にありがとうございます」等とすると、現金や品物などどんなお祝いの形でも当てはまるので活用しやすいですね。
文例:「この度は心のこもったお祝いを頂き、本当にありがとうございました」
出産内祝いカード書き方のポイント ■赤ちゃんの名前や性別を紹介
次に必須なのは、生まれた赤ちゃんの名前や性別、出生時の体重といった情報です。名前だけだと性別がわかりにくい場合があるので、性別を記載するか、全体デザインを男の子なら青系、女の子ならピンク系にするなど工夫すると良いですね。また、読み間違いを防ぐために必ず名前にふりがなを付けましょう。
文例:「202〇年〇月×日生まれ 名前は△△です」「3,472gの元気な女の子です」
出産内祝いカード書き方のポイント ■母子の様子
親しい友人や親族にとって、生まれた子どもだけではなく、出産を終えたママの健康状態も気がかりなところ。内祝いの品を贈る頃にはまだまだ万全の状態まで体調回復は難しいかもしれませんが、大きなトラブルなく出産を終えたなら「母子ともに元気である」ことを伝えて安心させてあげましょう。
文例:「おかげさまで母子ともに元気で過ごしています」「さっそく家族で賑やかな毎日を過ごしています」
出産内祝いカード書き方のポイント ■今後のお付き合いをお願いする言葉
カードの結び部分には、今後のお付き合いを改めてお願いする文言を記しましょう。新しい家族が増えたことで生活環境は変わりますが、生まれた子どもも含めて変わらず付き合いを続けてもらいたい、という趣旨を伝えられればOKです。
文例:「今後とも親子共々宜しくお願い申し上げます」「子育ての先輩として今後アドバイスやご指導宜しくお願い致します」