知っていますか「開店祝いメッセージ」の基本とは?
新たにお店を開いた取引先や友人などに、「開店祝い」を贈ることがあります。花やお菓子を贈り物として渡すのが一般的ですね。居酒屋や美容院など、業種により贈り物をチョイスするケースもあるでしょう。でも、業種に関係なく開店祝いに添えたいのが “メッセージ” です。言葉で直接お祝いを表現できるメッセージなら、あなたの気持ちがより伝わりやすくなりますよ。
押さえておきたい「開店祝いメッセージ」の基本マナーとは?
開店祝いの贈り物と一緒に、メッセージを贈りたい! 早速準備したいところですが、まずは開店祝いのメッセージにまつわる基本的なマナーを理解しておきましょう。お祝い向けのメッセージには、それにふさわしい書き方やルールがあるのです。間違っても適当な文章にせず、正しいマナーに沿った開店祝いのメッセージを完成させてください。
■メッセージカードの選び方
最近では、ギフトに無料でメッセージカードのサービスがついていることも珍しくありません。無料でラッキー! と喜ぶのは早いかも。開店祝い用のメッセージカードとして適切なデザインか確認する必要があります。基本的に赤一色のメッセージカードは“赤字”などを連想させるためタブー。キャラクターものなどは避け、シンプルなカードがベストでしょう。ビジネス関係であればなおさらです。
■メッセージの基本構成とは
贈る相手との関係性により、メッセージの書き方は様々に変化します。それを踏まえて基本的な内容を挙げるとすれば、開店を祝う言葉、相手の健康や繁栄を祈るワードが主な構成です。大切な取引先であれば、相手を立てるような文章も意識すると良いでしょう。逆に親しい関係であれば、激励などの言葉を盛り込んで開店をお祝いするのもgood!
■使ってはいけない「忌み言葉」
何気なく作った開店祝いのメッセージ、その中に「忌み言葉」が含まれていないかすぐにチェックを! お店の開店に際して、一般的に縁起が悪く避けた方が良いワードがこちらです。
【 火事、火災を連想させる言葉 】
火、燃える、焼ける、灰、煙 …etc
【 経営不信、倒産を連想させる言葉 】
落ちる、閉まる、失う、潰れる、壊れる、錆びる …etc
参考にしたい「開店祝いメッセージ」の内容と文例
最近は電報など、開店祝いメッセージのテンプレートサービスもあります。でも、余裕があれば自分で作るのが理想です。その方がより気持ちがこもり、相手にもストレートにお祝いが伝えられるため。といっても、1から考えるのはなかなか難しいですよね。ここでは開店祝いを贈る相手別に、簡単なメッセージ文例を紹介! これから考えるというあなたも、ぜひ参考にしてみてください。
■取引先の開店祝いに添えるメッセージの内容と文例
まずは仕事上の関係先に開店祝いメッセージを贈るケースです。あくまでビジネスの相手であると同時に、開店祝いというおめでたい場面を意識したメッセージに仕上げます。
<文例1>
ご開業おめでとうございます。貴社がますますご発展されますことを心よりお祈り申し上げます。
<文例2>
新規開業、心よりお祝い申し上げます。貴店の念願が叶いましたこと、お喜び申し上げるとともに千客万来・商売繁盛を祈念いたします。
■知人など親しい人の開店祝いに添えるメッセージの内容と文例
次は友人など、比較的親しい関係者に開店祝いのメッセージを贈るケースの文例です。気の知れた間柄であれば、そこまで固い表現になる必要はないでしょう。
<文例1>
開店おめでとうございます。努力が実って開店の日を迎えられたこと、本当に嬉しく思っています。お体に気をつけて益々のご活躍を期待しています!
<文例2>
お店のオープンおめでとう!ついに夢が叶いましたね。たくさんのアイディアと魅力が詰まった素敵なショップになることでしょう。お店に行く日が楽しみです。
知っておきたい「開店祝い」の基本マナーとは?
そもそも開店祝い自体には、どのような意味やルールがあるのでしょうか。相応しい贈り物やメッセージを準備するためにも、開店祝いそのものについてもっと知っておくべき。おめでたい開店に水を差さないよう、正しいマナーを理解しましょう。その上でメッセージを考えれば、うっかりルール違反も防げるはずですね。
■開店祝いの意味とは
新たにお店を開く、事務所を構えるというのは、人生における最大の岐路とも言えます。そのように大事な、大きなチャレンジを迎えた人に向けて贈るのが開店祝いなのです。
開店という重大な転機を祝福する開店祝い。ただでさえ大切なイベントなので、お祝いに贈るメッセージに失礼があってはなりません。忌み言葉やNGな色のメッセージカードは避けて、大切な開店の日に相応しいメッセージを届けてください。
■開店祝いの相場
開店祝いといえば、花や実用品を贈り物にすることが多いでしょう。その相場価格は相手との関係性により変動し、10,000円〜50,000円など様々です。仕事上の取引先である、それも重要な相手であるほど価格は上昇。近しい身内の場合も高い傾向となります。
反対に、気の知れた友人や知人の場合は10,000円やそれ以下のケースもありますよ。関係別の相場ごとに、適切な贈り物を選ぶようにしましょう。
■開店祝いを贈るタイミング
できれば開店日の1週間前以内に贈りたい開店祝い。ただ、式典やパーティを開催するケースもあるので、その場合は式典当日に合わせます。特に花や植物などは当日の午前中が◎。到着日時を確認しておき、相手が受け取りやすいタイミングに合わせましょう。遅くなる場合でも、開業日から1ヶ月以内には贈り物を持参したいですね。
■開店祝いにおすすめの品物
火や赤字を連想させない贈り物が原則となります。赤だけの花、真っ赤なインテリアなどはNG。おすすめは定番の花や観葉植物ですね。それ以外にも時計などの実用品も喜ばれるでしょう。開店祝いパーティがあるなら、そこで食べてもらえるお菓子などもOK。どうしても決まらない場合は、カタログギフトを贈ると相手の好きなギフトを選んでもらえますよ。
■開店祝いに使う「のし」とは
贈り物に欠かせないのし紙、大抵はギフト購入店でつけてもらえるはずです。開店祝いに使うのしの水引は、一般的なお祝いに使用する紅白蝶結びとなります。何度でも結びなおせることから、何回起きても嬉しいお祝いごとに用いる水引なのですよ。表書きは「御祝い」や「開業祝い」など。ちなみに、花や観葉植物の場合はのし紙の代わりとして立て札をつけることになります。
開店祝いにメッセージを贈って祝福を
開店祝いの基本的なマナーをしっかりと守れば、失礼のないメッセージが完成するはず。ルールに沿ったギフトをチョイスし、それにメッセージカードを添えて送付しましょう。印刷したものでも良いですが、手書き文章を一言添えるだけでも違いますよ。友人関係、ビジネス関係を良好に保つためにも、気持ちを込めた素敵な開店祝いメッセージを贈ってください。